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2020年03月21日

社外ホイールの交換…乗ってみて

社外ホイールの交換…乗ってみて 前回のブログ記事で「ホイール交換」のお話を書きました。
今回は後編で「乗ってどうだったのか」に焦点を当てた記事です。

タイヤ交換から今日までの時点で、250kmほどを走り回ってみました。
結論から言えば
〇当初狙っていた通りの走り味を手にすることができた
〇プロボックスの純正セッティングに対する限界点が近くなった
という結果を得ることができました。細かく感想を述べていくことにします。

前回のブログでは、交換にあたって何を狙ってどう変えるか、という点で…
・トレッドを広げてコーナリングの安定性を上げる(=オフセット45→38へ変更)
・乗り心地は単純にトレッドを広げると下がるから、その分ホイール重量を軽くする
 (=軽量ホイールへの入れ替え)
・タイヤのクセの話から察するに、リム幅を変えれば狙った通りの走りになる
 (=リム幅を5.0J→5.5Jに変更、つまりホイールの変更)
・タイヤサイズ(175/70R14)の変更はせず、コンフォート寄りにしてノイズは抑える
 (=ダンロップ・ルマン5を選定)
とブログに書きました。

一つ目の「トレッドを広げてコーナリングの安定性を上げる」という点。
これは3mmのスペーサーでも試した通りで、コーナリング時の操舵感覚、安定性(主にロール感覚)の改善に繋がっています。スピード感覚的に+10km/hくらいでもコーナーに安定して進入できる感じです。(※周囲の安全が確保できる、法に定められた範囲でのお話です。)

二つ目の「ホイール重量を軽くして乗り心地を犠牲にしない」という点。
単純に(重量同一で)ホイールを外側に押し出すと、てこの原理でバネにかかる負荷が上がって乗り心地が悪くなることが想定されました。そこで今回はホイール・タイヤ総合で1kg/本弱の軽量化を図っています。
狙いは当たっていて、確かに大幅な乗り心地の悪化には至っていません。高速道路の継ぎ目や段差では80%以上くらいの比率で「乗り心地の変化なし」と感じます。
残りの20%弱はホイールが軽くなったことによる、多少のバタバタ感が発生している感覚を受けます。縮み/伸び切らないうちに通過してしまうような感覚で、これまでの重いものが暴れるようなバタバタ感とは違います。ホイールの軽量化という点では、これ以上軽いホイールは(軽くなった割に)効果が薄く感じられると思います。(現状でももう少し重くていいかな?と思うくらいです。)

三つ目の「リム幅の変更で狙った走りを目指す」という点。
一番、ホイール交換のメリットを感じたポイントです。コーナーでボディがこけるような、ロール量の軽減につながりました。と同時に、ややオーバースピードでコーナーに入った時の三半規管が狂うような気持ち悪さが払拭されました。
これまでのサスペンション起因だと思っていた「初期の粘り腰」が無くなって、ステアリングを切ってボディがロールして、そこからタイヤが曲がるような感覚のテンポが速くなり、ボディのロール部分が省略されたような、「スパッ、スパッ」と曲がっていく感覚があります。

四つ目の「コンフォート寄りタイヤでノイズは抑える」という点。
評価が難しいところです。交換した当日に乗った印象は「(前に履かせた)トーヨーよりもうるさい」という感覚です。今日乗った印象では「そこそこ静かではあるが、静かさに奇妙な違和感がある」という感覚です。
路面が新しいうちのところは正直なところ、トーヨーもダンロップも変わりません。しかし使い込まれてザラザラしたところでは、トーヨーと同じか若干の「ザーッ」音が目立つ印象があります。
同じような路面で同じような静かさでも、静かさの質が変わったような印象もあります。おそらくはダンロップのタイヤについている「吸音スポンジ」の影響と考えられますが、例えるなら決まった波形の音質がトーヨーとするなら、その上部分だけ波形を切り取ったような音質がダンロップのような印象です。
ウェット路面で走ったわけでもないので、その点の感想は今のところありません。

これ以外に気に入ったところ、気になったところでは、乗り心地の質に変化があります。
ちょっとした衝撃や振動がステアリング系の手応えとして大きくなり、(良くも悪くも)操舵感覚が変わったことです。良く感じる点は速度域が高いときに操舵力が気持ち重くなったことと中立の不感帯が減ったこと、悪く感じる点は段差・継ぎ目でもキックバックが若干大きくなったところです。理由はおそらくリム幅の変更によるものと思われます。
サスペンション(主にショックアブソーバー)の初期応答が渋い点が気になります。これも理由は多分リム幅の変更によるものと思われます。小さな衝撃や減衰をタイヤが吸収しづらくなった分、サスペンションも応答しきれていない感覚です。主にリアサスペンションで顕著です。

結論としてはプロボックスの純正シャシーに合わせるにはこれ以上難しいくらい、ホイール周りのセッティングが良くなった(乗り手によって感覚は異なる)ということです。
一方で、純正ホイールが持つ「万人に受ける、万人が分かる、どんなタイヤを持ってきても変化が少ない」という魅力にも気づきました。おそらくこのセッティングでは、何かのバランスが崩れたときに足回りの感覚がガラリと悪くなる恐れがあるので空気圧・タイヤ溝・ひび割れの管理が少なくともそれなりにできる人でなければ、乗り心地の維持が難しい印象を受けます。

もう少し乗り込めば乗り味の良さ・悪さとタイヤの距離・年数に対する変化も感じられるかもしれませんが、現状の感想は以上となります。
ブログ一覧 | プロボックス | 日記
Posted at 2020/03/21 20:35:52

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この記事へのコメント

2020年3月22日 17:44
5.5J +38だとラウムの標準とほぼ同じですね。
(スタッドレスにそれが付いてます。)

夏タイヤは6.5J +38ですがこちらの方がバタついてる感じはあります。
タイヤの影響かと思いましたが、トレッドの違いもあるんですねぇ。
コメントへの返答
2020年3月22日 22:22
くまタカさん、コメントありがとうございます。

>夏タイヤは6.5J +38ですが
相当幅広のタイヤがついていますね…。社外品でしょうか?
トレッドもそうかもしれませんが、リム幅を変えるだけでもバタバタ感は減るかもしれません…。

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