今年の3月に不定期シリーズとして始まった、『お客様の質問にお答えして』も第9回目の書き込みとなりました。
先日宇部駅に用事があってBMW7シーリズを駐車場に置いて、用事が終わって帰って来たらお客様にバッタリ合って、「以前はベンツだったのに、何故今はBMWなのですか?」と聞かれました。
これまで自分は11台のメルセデスベンツを乗り継いで来て、2001年に一度BMW5シリーズを買っただけで、逆に2016年からは1年前後で次々にBMWを乗り換えて、3シリーズ・5シリーズと続いて、今は7シリーズで落ち着いています。
元々はエアサスでデッキ交換可能なベンツをデモカー兼アーティストさんの移動用の車として使用していて、一番距離を乗ったのがW212のEクラスセダンで、11万キロでエアサスの交換時期が来て、推定80万から100万円の交換費用がかかりそうで、その時にBMWの340ラグジェアリーを代わりに購入したら足回りが固くてアーティストさんの移動に向かず、次に530eラグジェアリーも足回りが固くて、ベンツのE400は足回りがエアサスで柔らかくてもCD・DVDプレイヤーが付いておらず、デッキ交換も不能で、エアサスとCD・DVDプレイヤー付きの両方の条件を満たすとBMW7シーリズしか選択肢が無くて、大きめで使い難くても7シーリズに落ち着いたという訳です。
ただ「カーオーディオ 専門店に7シーリズはいらないんじゃないですか?」というご意見も多くて、基本は別部門の不動産取引の時用の車両で、たまにアーティストさんなどの移動用として使用して、それにプラスして「高級車でもここまで加工出来ます!」という手本という一台三役として活躍しています。
続いては新規のまだお客様になられる前の方からのご質問で多いのが、「ベーシックパッケージを買いたいのですが、ボーナスセールの時に買いたいので、セールが始まる時を教えてもらえますか?」という事です。
「サウンドピュアディオのベーシックパッケージは喫茶店のモーニングサービスみたいな物なので、セールはやっていなくて、一年中いつ買って頂いても同じ値段です。」とお答えしています。
JU60やZSPも同様で、セール期間は設けておりません。
ところが最近ふたたび同じ様な問い合わせが増えて、「セールと書いてあるので、いくら引きですか?」と言われました。
自分はそんな看板ものぼりも出したつもりはなかったのですが・・
有りました!全力セールという文字が!
サウンドピュアディオの看板の下に、隣のカタヤマタイヤさんのダンロップの冬の全力セールののぼり?それとも帯び?があって、通り過ぎる時にちらっ見るとサウンドピュアディオの全力セールに見えます。
今から20年以上前はボーナスセールをした事も有りますが、11月に買ったお客様から損をしたと言われて、その後一切買ってもらえなくなったので、それを反省して、一年中同じプライスで販売する様になって、今では価格を一年を通して上下しない事が信用となって、セール期間を設けなくて平等な事が、繁盛の根源となっています。
11月に買われて翌月に値段が安くなった事に怒られたお客様は、「通常価格というのがおかしくて、セール価格が出来るのなら常時セール価格で販売するか、その中間よりもややセール価格寄りで販売したら自分の様な不満を持つ人はいなくなるじゃないですか?」というご指摘を頂きましたが、確かにそれから20年以上経過したら、その方のお言葉はとてもありがたかったと思っています。
もう一つお問い合わせが多いのが、某メーカーの多機能でお買い得な価格の新製品はどうですか?という質問で、一般的にはこれは売りだ!と一生懸命に勧める所ですが、サウンドピュアディオでは一切お勧めするつもりがありません。
昭和の終わりにも同じ様な事があって、その時も自分は一切販売せず、後でお客様にご迷惑をかけることも無くて、もう30年以上カーオーディオ 専門店を営んでいます。
安くて多機能で、でも音は良く無くて、耐久性もなくて、メーカーは何故そんな商品を発売するのでしょうか?
それは販売店のためでもユーザーのためでも無く、投資家の目を引いて株価を上げるための商品で、昭和の時代からその手の商品に手を出さなかったからこそ、今多くのお客様に支持されています。
店頭で株価の動きをお見せして、過去に株価が下がった時にこの手の商品が何度も出て来て、安くて多機能で、オーディオの事を知らない投資家の方から「ここのメーカーがこういう商品を出したけど井川さんはどう思う?」と聞かれる事が多く、そんな時は「自分はその商品は売りません。」と答えています。
先ほどのセールの話ではありませんが、短期的に見たら繁盛する様でも、長期的に見たら逆な事って結構あります。
Posted at 2018/11/29 23:13:31 |
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