こちらに帰国して初出勤し帰宅しました。
全てを書きたいので長文で失礼します。
仕事中もデュカトのことで頭イッパイでした。
先週は短期帰国し自宅の掃除や家族サービスで忙しく、バタバタでした。
唯一、この短い日本への帰国中にデュカトで小旅行に行こうと企んでいました。
ところが?
エアコンが効かない。
というか、効くことは効くんです。?
要は走りだしたら結構冷えます。
だけど停車中や渋滞時のノロノロ運転で直ぐにぬるい?生暖かい風しか出なくなるんです。
その時は原因が判らず、冷媒ガスも調べたところ、規定通りのガス圧もあるし、
高圧・低圧のバランス圧も問題がありませんでした。
走り出したら何とかなるだろうと、待たせていた家族を乗せ木更津から蘇我近辺
まで走行しました。
でも・・・・やっぱり変?
終いにはACコンプレッサーの作動が小刻みにON OFFを繰り返しカチカチと
いう音に家族も不安になってきました。
途中のコンビニで珈琲タイムをもらい。最終決断。
まるで、
ヒマラヤ登山を目の前で断念せざる終えない山岳者になった様に諦める勇気が私には必要でした。
しかし、デュカトと家族の安全の為にも、今回の帰国中デュカト旅行は断念しました。
帰りの海釣り公園でとりあえず気晴らしして早々に帰宅。
翌日、整備に自信を無くした私は早々にカーエアコン専門の電装業者(市原)に
現物を見てもらいました。
案の上、外車でキャンビングカーなので、断られました。
しかし、親切な担当者が私にヒントを教えてくれました。
「あれっ? このクルマACが入ってるのに冷却ファンが回ってないよ?」
停車中にエアコンが効かないのはこれが原因だと教えてくれました。
しかしそこから先は電気配線図が無いと、何処にリレーやヒューズが接続されているかわからないから無理だと断られました。
確かにその通り。
諦めて市原から自宅に戻る途中、ドンドンエンジン温度が上昇してくのに気づきました。(95℃位)
自宅の駐車スペースに戻り、車から降りると、驚きました。
デュカトの下からグリーン液体(冷却水)がダラダラと漏れていました。
ラジエター裏の中央フィンあたりから漏れていました。
私は途方に暮れました。
この時、一瞬マジでデュカトを諦めました。
女房に
「もうキャンピングカー直らないよ。」と言ったくらいです。
スマホで直ぐにラジエターの値段を調べたら送料混みで15万円はします。
無理~。私にはそんな予算はありません。
女房に「せっかく最近車検通したばかりでもう廃車?絶対直してよ!!勿体無い。」
女房は私に治せない物は無いくらい大きな勘違いをしているから困ったもんです。
グーグル検索で 「千葉 木更津 ラジエター 修理」を調べると運良く一発で
有限会社 木更津ラジエターという名前が出てきました。・・・検索のまんまです。
迷いも無く直ぐに電話すると、ラジエター取り外し持込条件で、修理可能か見てくれると言ってくれました。
そうと決まれば、公言実行? 着馴れたオイルで汚れたツナギ服に着替えて
ラジエターの取り外しにかかりました。
もうこのフロント部分を何度分解したことか?
全てのボルト・スパナサイズまで私の頭に入ってます。正直キモイ。
サクサクとラジエターは外れました。
さてと、何処が漏れてるのやら?
フロント側には損傷の形跡がありませんでした。
ラジエター裏にフィンの損傷部が2箇所確認。
どうもここが漏洩箇所です。何かが当たった跡ですが、フィンと導水部にクラックが見えました。
翌日早朝から修理工場に持ち込みました。
社長さんと、その道のプロと思われる方に修理可能か判断してもらいました。
私のラジエターは導水部が今時珍しくアルミ製では無く金属性だから修理可能
と判断して頂きました。
納期(修理期間)は何日かかるか問うと?・・・・・30分で治るよ!と簡単な回答。
修理に興味があったので見せて頂きました。
わ~~! 私、こういう場所大好き。
私も一応職種がメンテナンス系のエンジニア。
ものすごく居心地がいい作業場でした。
勿論撮影許可は頂いています。
使い古された道具がキチッと整頓されてました。
それ専門の職人さんが手際よく、気密試験をしました。
ものの3分で漏れている箇所を確認。
やはり私が目視で確認したとおりの場所から勢いよくテスト空気が洩れ出ました。
次に溶接では無く蝋付けによる穴埋めです。蝋付け材はハンダ付け。
あっという間に蝋付け補修が終わり、再度気密試験で洩れないことを確認。
エアーブローしたと思ったら手際よく防錆塗装で仕上げてもらいました。
あっという間に補修が終わりました。
しかも、補修内容が簡単だったことと、社長さんと外車談義で盛り上がり
大負けしてもらい¥4,000で済みました。社長さんに感謝です。
早速持ち帰って、ラジエターを組ました。
取り付け後早々に試運転して冷却水の漏れが無いことを確認しました。
これでラジエター漏洩事件は解決です。
おっと忘れてました。
ラジエターファンが回らないので、次にまた地元の外車専門整備工場に持ち込んで修理可能か相談しました。
その修理工場。
「どんな外車も整備可能です。」
「他店で断られた外車もどうぞ当店へ!」
という売りの修理工場でした。
持ち込んでそうそう相談したら・・・・・
「ダメダメ! フィアットはムリムリ! しかもフィアットのキャンピングカーなんて益々ムリですよ。」
「正直、フィアットのキャンピングカーなんて買うなと言いたいくらいですょ。」
なんて言われました。
・・・・・
もうこの店二度と行きません。騙しです。失礼な店です。
頭に血が上った私しは逆に私のエンジンがレッドゾーンになるのを感じました。
「上等じゃ! わしが直しちゃる!!」
そう思いました。
帰宅早々、再度冷却ファンを取り外しました。
やっぱり・・・ファンモーターは
MADE in ITALY だよな~。
先ずはモーターの不良を疑った私はモーターの分解整備。
錆はしてたものの機能に問題は無く、ブラシ・接点・ベアリングの錆・汚れを
整備して組み込み。
直結して回転テストすると元気よく回るモーターでした。
失敗。
モーター分解整備する前に導通確認するの忘れてた。
外したコネクターに電流を測定すると案の上電流が流れていない。
車内のヒューズ・リレーと冷却ファン本体についているリレーの外観とコネクター部を確認しても問題は無さそうだった。
それじゃ~何処が原因で電気が来てないんだよ~????
リレーの故障診断も何処にテスター当てればいいのか判らないし。
私、専門が機械と化学なもんで、電気はさっぱり苦手なんです。
最終的にもうケーブルをモーターに直結してレースカーの様に水温を確認しながら手動で電源を入れる方法しかないかもしれません。
さーどうしよう。
FIAT DUCATO 14 1996年式と同型式のオーナーいないかな~。
だれか対策を知っている方いましたら教えてください。