
9月14日はこの旅にEZ-9号を連れて来た目的の重要項目を果たす日です。
その後はあと一つだけハイドラチェックを逃していた北海道の道の駅を経由して車中泊地までの記録です。 しかし、天候不順によって撮影画像が少なくなっているのと、翌日15日もトピック/画像が少ないので纏めてみました。
明け方には雨は止んだようです。

朝7時ではまだ路面は半濡れ状態です。
朝食とりながら動画でも見てもう少し様子を見ます。

午前9時、そろそろ出発しないと後が苦しくなるのでスタート準備しはじめました。
“EZ-9で北海道のオフロードを走る”の第二章を実行します。
天気予報は晴れ、気温も丁度良い絶好の状況です。
本格オフロードに備えてツールバッグとブーツで完全武装します。
また長距離走にもなるので予備燃料も欠かせません!

国道240号から右折して国道274号を走行し、道道1093号に左折すると!?
なななんとっ、『鶴見峠』が通行止め!
今回のメインオフロードなのに...。 調べたら当日午前2時から通行止めでした。
昨日から降り続いた雨のせいだな。
仕方なく迂回路を検索すると? 何とまあ、50Kmも遠回りになります。
まあ天気も良いし、舗装路ツーリングでも楽しみましょう。

ぐ〜んと下がって今度はぐ〜んと上がる直線道路。
正に北海道ツーリグの醍醐味です。

な〜んて気楽に走り出して、弟子屈に向かっている途中でリザーブタンクに切り替えていると辺りは薄暗くなりだします。 やがてポツリポツリと雨が...。
そして本降りになった時の94Km走行時にエンジンストップ。 最寄りのSSまでは約20Km。
とりあえず背中の予備燃料1Lを給油して『弟子屈』のSSまで辿り着きました。

満タンから113.3Km走行して2.8+予備1Lの給油なので29.8Km/Lの最低燃費を記録しています。 ずうっと登り坂だったからの悪燃費でしょう。

『道の駅・摩周温泉』への3回目の立ち寄りはバイクになりました。
雨はドシャブリで、他のライダーは皆さんここでレインウエアを身につけています。 僕は持っていません。

晴れていたら最高の国道241号をブルブルと寒さに震えながら阿寒に向かいました。 夏用のメッシュジャケットが濡れるとスースーし、より一層寒さが倍化しちゃいます。
途中の峠道では乗用車の群れとコンボイ走行しましたが、速度を合わせる都合で濡れた路面でのブロックタイヤのグリップ力に不安が有って怖かった!
ここは国道240号とのT字交差点、右へ行くと次の目的林道へ向かいます。
左はキャリイ号方面。
無意識に左ウインカーをプッシュしています。
この状況でこの旅一番の林道走行は楽しく無く、また危険なので致し方なし。
それでもまだ50Km以上も凍えながらの走行です。

午後1時過ぎに『道の駅・阿寒丹頂の里』へ戻って来ました。
標高が下がると雨は降っておらず、気温も上昇してだいぶ楽な走行になりました。
赤い線が本来走行予定だったルートでした。 随分と遠回りしたもんだ。

本日のEZ-9の走行は169.7Kmになっています。
これで北海道でのEZ-9号の走行予定は終了しました。
最後が残念だったナ〜。 山の天気おそろしや!

こっちはずうっと晴れだった? 温室の様なシェル内は天国のようでした。
濡れた衣服を着替えてから車載の準備をしていると、人が集まって来ました。
釧路から来たハーレー軍団に脅かされています。 (嘘)
やはり珍種バイクは人を引きつける様です。(笑)
僕と同じく阿寒湖で雨に降られてそうそうに下山してきたそうです。
「鶴見峠に行けなくて残念だったね〜、あそこからの眺めは最高だよ」と、悔しい気持ちに拍車をかけられちゃいました。 いつかリベンジなるか?

午後も2時過ぎなので道の駅施設の食堂はもう締まっています。
ならばと、釧路の町まで我慢して走ってしまおう。
『道の駅・阿寒丹頂の里 東駐車場』様、大変お世話になりました。
施設から離れるとはいえ、広々としてトイレも近い便利な場所でした。

午後3時少し前、『なごやか亭 釧路昭和店』で遅い昼食としました。

活気の有る店内は、お昼もだいぶ過ぎているのに混雑しているぞ。
今日は日曜日でした! 曜日の観念が無くなっていました。(笑)

写真付のタブレットで注文します。
こぼれ甘えびは18尾乗ってました。
生くじらは珍しいですね。

撮影のズルしてます。 (笑)
余市産平目の昆布〆は美味しかったのでリピートしてます。
¥5687は食べ過ぎ? 寒さに打ち勝ったご褒美ですから。

3回目になる『道の駅・しらぬか恋問館』に立ち寄って見ると?
なんか閑散...。 つぶれた?

そのすぐ先に今年の4月に新規オープンしていました。
日曜日とも相まって駐車場に空きスペースが無い混雑状態です。
路上に一時停止してパチリしたら即スタートしました。
ここもハイドラチェックポイントは旧施設のままでした。

ここ白糠の町で給油しています。
435.8Km走行の31.5L給油は13.8Kmの燃費でした。
恐らく前回のSSマンが満タンかなり手前で給油ストップしたらしい値です。
(すっ飛ばした割に燃費良かったから)

途中でマップ上に気になるポイントが現れたので寄り道しています。
映画“ハナミズキ”のロケ地でした。

主人公の紗枝の家でした。
15年以上経つとやはり廃れますね。 近くの『尺別駅』も廃止されていました。
とても良い映画でしたね〜。 また見返してみよう。

『オタフンベ海岸』は鉄道と並んで進む直線道路になります。
ご覧の様に波しぶきを浴びながらの走行でした。

これも中々経験できない事でしょう〜。 早めに洗車せねば!

南西方向には『襟裳岬』がうっすらと見えています。
ここからは一旦海を離れます。

『道の駅・うらほろ』に立ち寄りました。
非常に寂しい施設ですが、立ち寄る目的は?

以前に立ち寄っていても何故かチェックされなかったリベンジです。
これでハイドラ的に北海道の道の駅をコンプリートしました。
129箇所になっていますが、まだ未登録が2つ(つきがた/ふるびら)有ります。

『道の駅・忠類』でこの日の入浴と夕飯にしています。
北海道をキャリイ号で5回旅行して3回も訪れるとはお気に入り?
人気の道の駅なので混雑も覚悟の上ですが、この日はお風呂は空いていました。
幻想的に照明された露天風呂と豊富な浴槽が印象的です。¥600

そして毎回食する『十勝牛ヒレステーキ定食』¥2300
あれ? ¥1500から値上げしてます。
ボリュームも少なくなった? ま、ご時世で仕方なし...。
味/柔らかさは変わらずの美味さでした。

大混雑の駐車場は遠慮して、すぐ先の『道の駅・コスモール大樹』で車中泊としました。
今夜はEZ-9号には野宿してもらいましょう。 (昨夜は添い寝)
※ 走行距離 177.7Km 総走行距離 4251Km (EZ-9 169.7Km 計 868.7Km)
最後の林道走行を断念しても、ハイドラ道の駅をコンプリート出来たので満足した1日となりました。
翌日は北海道の最終日です。

僕的に“北海道で一番退屈なライン”と言わせてしまうルート走行となります。
地元の方にはスミマセン!
『襟裳岬』を頂点とする逆三角をなぞる大樹から苫小牧へのルートです。

早朝5時過ぎに目覚めたキャリイ&EZ-9号です。
朝焼けの空が晴天を予想させます。
朝食を済ませてからEZ-9号を車載して、7時に大樹の町をスタートしました。

海岸道路脇には昆布漁の為に駐車している軽トラが凄い量です。
電光掲示板にも表示される位ですから。 『日高昆布』が有名です。
注意しながらすり抜けて約1時間で『襟裳岬』に到着しました。

2021年の初回にも訪れていますが、その後の3回はスルーしています。
何せどちら側からアクセスしても♪なにもない♪退屈なルートを走行する訳ですから。 そしてその距離も長大と言う...。
走行済みのルートを記した地図を見ると、ここを下点とした日高山脈周辺だけスッポリとラインが抜けています。 せめてあと一本横にラインが欲しいです。

で、ここに再訪した理由は? 初回時にはドローン損傷していて出来なかった空撮をする為でした。
しかも本日は全くの無風状態です。 (これ本当に珍しいとか)
灯台を目掛けて高度を上げて。 沖へと続く岩礁の先まで行ってみましょう。

岩礁の先から振り返りショット。
これで離陸した展望台から約二キロ有ります。
カメラを下向きにしてもアザラシは確認できませんでした。

高度を上げて岬の全景を撮影。
これ、なかなか見られない風景だと思います。

展望台を正面に見ながら戻らせて。

岬の西側へ移動させています。
長回しの一本撮りしたら静止画を5ショットして着陸です。
これで4年前の遺恨が消えました。

次の立ち寄り地『エンルム岬』までは40分で到着してます。
「これ大丈夫?」と心配になる狭い道を上がって来ました。

ジクザグの階段を上がって展望台へ向かいました。
最近ではこれ位の階段なんてヘッチャラですよ。 (笑)

展望台からは東に襟裳、西にはこれから向かう奇岩が見えていました。
ここからドローンでも良いかも? ま、通り道なのでね。

半島の付根がくびれてミニ函館の様な眺めです。
見下ろすとキャリイ号の横に大きなキャンピングカーが来ています。

北九州からのご夫婦旅行者さんでした。
苫小牧に上陸して観光を始め、これから富良野方面へ向かうそうでした。
「その辺でどこか知る人ぞ知る、隠れスポットがありますか?」との問いには「1年で1ヶ月しか走れないルートが有りますよ」とチョボチナイを紹介しておきました。

展望台から見たすぐそこの場所に来ています。

ここから二か所の奇岩を空撮します。

『ソビラ岩』が烏帽子に見える方向は逆光だったのでこの方向からのショットを載せます。

『親子岩』は珍しい沖からのショットを撮っています。
ん? 三つあるのだから親/子/孫では? (笑)

俯瞰で見ると水面下のベースになっている岩が透けて見えました。

3シーンの動画と6ショットの静止画を撮影して、北海道での空撮が全て終了しました。
SDメモリーカード128GBを2枚分の容量をほぼ使い切りました。
戻ってからの整理/編集が大変だ!

途中の信号停止で先ほどのキャンピングカーと横並び、右折して富良野方面へ向かうお二人に手を振ってお別れしました。 お返しにプップー頂きました。
そして11時30分、『道の駅・みついし』に到着しています。
少し早いけれど昼食としました。

ここにも温泉が併設されています。
食事後に北海道最後の入浴としましょう。

そういえば今回は“豚丼”を食べなかったナ。
それは無かったので近い?“十勝豚おろしポン酢定食”にしました。 ¥1000
ごく普通の味でした。 (笑)

が、その後に入った温泉が素晴らしかった。
日中と言う事も有り、ガラス張りの浴室には陽光が一杯に降り注ぎ、薬湯の黄色が一面に反射しています。
適温のサウナ/水風呂が快適で、露天風呂からは海を眺められます。
外の整いチェアではうたた寝までしてしまう気持ち良さでした。¥550
『みついし昆布温泉 蔵三』さん、苫小牧から逆回りする時には是非又立ち寄ります!
食事と入浴で3時間も滞在しちゃいました。 これもユルユルスケジュールならではですね。

『道の駅・サラブレッドロード新冠』に立ち寄り。

ここも温泉併設された『道の駅・むかわ四季の館』にも立ち寄りました。
流石にここでは入浴はしませんでしたが、もしチャンスが有れば利用したい。

すると? 近寄ってくる人がいます。 もしや軽トラキャンに興味があるのかな? それは自意識過剰で「すみません、バッテリーが上がってしまって」との事でした。
車中泊中にアクセサリーキーONで上げてしまったそう。
エンジン掛かってニッコリの所沢ナンバーのステップワゴンさんでした。

ここでは午後4時でも汗ばむ気温でした。
珍しいソフトクリームを見つけたのでスイーツ休憩としました。
ミックス¥450はチト高め? 普通の美味しさでした。 二日前に凄いの食べちゃってますからね。

「あ〜あ、着いてしまった!」
午後6時近く、『苫小牧東港』に到着です。
西港と違ってちょっと寂しい感じがします。

予約時のQRコードで乗船出来るのでターミナルには入らなくて済みます。
が、見物がてらに入ってみました。(笑)

既に入港している『ゆうかり』を撮影に向かいました。
大きなフェリーが揃う“新日本海フェリー”でも一番の大きさの船です。
18229tの200m長はデカイ! 僕史上最大です。

船が大きければ乗船する車両も凄い数、 キャリイ号を探すのも一苦労しました。

2フロアの車両甲板が満車です。
軽い車両は上のフロアに案内されます。

一晩ゆっくり寝たかったので個室を予約しています。
『新日本海フェリー』は個室のコスパが良くて助かります。
ハイシーズン以外は2人個室を1人利用でも貸切料金は取られません。
+¥4800でホテル気分になれます。

去年乗船した『ラベンダー』は同じステートBでも窓から景色が眺められましたが、この船だと部屋が舷側ではないので見えるのは壁だけです。

そして『ラベンダー』には有ったトイレ/シャワーも共用利用になります。
大浴場があるので気にしませんが。

午後7時30分、出港しました。
北海道、楽しい19日間をありがとう〜!

混雑しそうだったのでデッキから食堂に直行しています。
北海道最後の食事は『ジンギスカン定食』にしました。 ¥2200
これがとんだハズレ! 作り置きで冷めていて、しかも肉が硬いときたもんだ。
隣のテーブルのビーフカレーが羨ましかった...........。

部屋へ戻る途中に売店でこの旅最後の御船印を購入しています。 ¥300
この旅で合計7枚ゲットしました。

22時までの大浴場に浸かりました。
露天風呂無しでサウナはミストでした。
古いから? 去年の『ラベンダー』より格下の感じがしました。
客室/食堂/浴室共に。
そして困ったのがパブリックスペースで宴会を始めたカプセルベッドの大人数グループ。 アルコールが入った大声は廊下を隔てた我部屋にも響いて来ます。
入浴前から騒いでいたけれど、部屋へ戻る時はにスタッフさんが丁度“お願い”しているところでした。 まあ、旅の高揚感は判らないでもないけど...。
こうして北海道最後の夜は色々な意味で残念賞が与えられました。
※ 走行距離 284.2Km 総走行距離 4536Km
この日の夕方に本業顧客からの電話連絡が有り、都合合わせで1日早めに帰宅して準備する事に予定変更しました。
まあ、北海道の予定は全てこなしているので本業を優先しましょう。
【^_^;】