昨年は残念ながら参加できませんでしたが、今回は参加することができました。
30名定員のところ、今回も80名の応募があったとのこと。いやはや。
ロードスターが15台、アテンザワゴン1台、CX-3が2台、CX-5が1台、デミオが5台、アクセラが4台、RX-8が2台の31台が今回の参加者でした(数え間違いあるかも。)。
赤のDJデミオは私一人でした。
■1時限目 座学
○前段:ミスタール・マンこと寺田陽次郎氏からの安全運転に関する講義
100km/hの車はおよそ28m/sec進んでいる。空走距離がおおよそ0.5秒だから、認知してからブレーキが利き始めるまでに14m進むと。
10㎝でも手前に停めればぶつからない。その10㎝をコントロールすることは困難。
だから、わき見運転をしてはいけないと。1秒でも早く認知して、ブレーキを踏めば、ぶつからないと。確かにそのとおりですね。
助手席の人、後部座席の子供、みんなにドライブに関して仕事を与えることで、運転手も緊張感をもって運転ができると。確かにその通りかもしれませんね。
でも今回は、一人で参加したので、帰り道すさまじく眠かったです。
助手席に乗ってくれる人、早く見つけないとなぁ。
○後段 マツダの考える「人馬一体」についての講義
三次試験場で社内向けにドライビングレッスンをされている方から。名前は書いていいかわからないから一応伏せておきます。
人と車との関係性の哲学はマツダのウェブサイトでもご覧いただくとして、ドライビングスクール的な観点では、つまるところは、ドライビングポジション、大事だよってことなんだと思います。
私はもともとドライビングポジションってとっても大事だと思っていて、アクセル(走る)、ブレーキ(止まる)、ステアリング(曲がる)のどの動作をとっても、適切にスムーズな操作ができないと、危険回避なんてできないわけです。
加えて、腰にくるとか、疲れるっていうのも多くの場合はドラポジが適切じゃないから起きるんですよね。
片手をステアリングの真上において、ルームミラーで見ると運転席のヘッドレストが見えている姿勢の人結構いるけど、言語同断ですよね。アブナイ。
■2時限目 ドライビングポジション
15MBを使って、ドライビングポジションの合わせ方講座。
ポイントはシートバックは倒しすぎないこととステアリングと体の位置関係だと思います。
ただ、マツダおススメのドラポジ、私はさっそく崩しました。
具体的には、シート座面を1ノッチ前にだして、ステアリング位置を0.5本分遠め(手を伸ばしたときに手首の位置→掌の付け根と手首の中心くらいの位置)にしました。
一応理由はあります。前者については、恥ずかしながら足が短いので、ブレーキペダルをいっぱいに踏み込むのに力が入りきらない感覚があったのでそれを改善するため。
後者については、脇の血流がとまってしまうような感覚で、肩に力が入ってしまって自然な操作ができなかったので。脇が完全に締まっていたのですが、少し空く程度になりました。
15MBでドラポジ合わせのモデルをやったんですが、こいつではしっくりきたのに自分の車ではしっくりくる位置取りができないんですよね。
座面の高さか、ブレーキペダルとアクセルぺダルの奥行の位置関係がATとMTで違ってたりとか、そういうことはないでしょうか…。
ちなみに、通常の走行時でも、ドラポジをしっかり合わせるのと合わせないのとでは、i-DMの「青」のつき方も変わってきます。適切に合わせると、結構青がついてくれたり。
■3時限目 急制動
全開加速からの急制動です。路面はウェット。ABSをしっかり感じてほしいとの一言あり。
スタート位置からブレーキングポイントまで全開加速して、私のdemioで50km/hを超える程度でした。一般道での急制動のイメージですね。
全員に無線機が渡されて、無線機を通じて寺田氏の公表が都度入るんですが、左に曲がる癖があったり、ブレーキを一気に踏み込めなかったり、いろいろですね。
本気のブレーキって、案外難しいものです。ドラポジがしっかりしてないと当然ブレーキは踏み込み切れないし。
新しいマツダ車には、エマージェンシーシグナルシステムというものがついていて、50km/h以上で走行中に急制動をかけるとハザードランプが高速点滅するんですが、今回は誰一人点滅した人いなかったな。
■4時限目 体験試乗
アクセラ(2.2D、1.5G)、CX-5(2.2D)、デミオ(MT:15MB)、ロードスター(MT:NR-A)が用意されて、マツダの方を助手席に乗せて5分程度の試乗。
ロードスターに乗せてもらったんだけど、2.2Dのアクセラにすればよかったなぁとちょっと後悔。
1.5Dアクセラは先週代車で乗ったので、比較してみればよかった。
ロードスター、運転していて気持ちいいですね。風を感じて走るのっていい。
■5時限目 スラローム
パイロンを縫っていって、定常円旋回を5本。2本目のあとは寺田氏の運転を体感。
いやー、これは難しい!そのリズムだよー、と言われ続けて5本終わりました。
個人的にはしっくりきた走行は1本もなかった。
「アクセルで曲がる。ステアリングはきっかけづくり。」というお言葉、わかるんです。わかるんですけど、アクセルを吹かすタイミングがなかなかつかめない。どこかで練習したいなぁ。
■6時限目 レーシングコース体験走行
寺田氏の後をトレースしてください、といわれて31名がついていくわけですが、トレースなんかできるもんかという感じでした。
遅い車がいると、その前の車が見えなくなるので、ラインが全く分からない(汗
ヘアピンカーブ怖い怖い。カーブの先が見えないんだもの。
■まとめ
非常に有意義な一日でしたが、いやー疲れました。フルブレーキなんかの時にはとても力が入っていたのでしょうね。肩こりがひどい。
今日はマッサージに行ってほぐしてきました。
参加者のみなさま、お疲れさまでした。