町工場：ミニ旋盤で穴をあける

ここのところ町工場の話題が続いています。
ハマの中年さんにも言われていましたが、旋盤で穴空けというのは定番です。丸棒の中心に同心の穴をあけるのは旋盤の独壇場。そこで、ミニ旋盤で、心押し台にドリルチャックをつけて穴をあけてみました。

直径6mmのアルミ棒を３爪チャックに掴んで４mmのドリル歯で穴開けをしようとしたら、ドリルが丸棒の中心から右上に4mmずれている。これはまずい! 固定センタで確認したときは合っていたと思ったのですが …
＜写真：ドリルでアルミ棒の穴を空け終わり、次の作業に移ろうとしているところ＞
芯押し台の調節をやってみて、一応回復。高さ（Z方向）の調節はできないんですね。実際、高さは変化していませんでした。

いきなり調整になってしまいましたが、その後、アルミ棒にセンタドリルで小穴をあけて、ドリル刃に交換して、本番の穴空けという順番ですが、切り子をどんどんパイプになったアルミ棒の穴から出していかないと詰まって穴が太くなりそうです（笑）
穴空け終了後、ノギスではかると、空いた穴の直径は、4.00mm。しかし、よくこんな事が簡単にできるものと旋盤という機械に関心しました。



＜写真：穴をあけた丸棒に直径４mm弱のパイプを入れてみたところ。ちゃんと入る！＞
よく考えると、はじめにずれたのは３爪チャックの加え方が悪かったかもしれない。三爪チャックはちゃんとチェックしないといけなそうです。

ところで、一番驚いたことは、ドリルチャックを心押し台に固定するとき、ただ差し込んで、ぎゅっと押し込んむだけということです。テーハーが付いているのですが、こんなやりかたでいいのでしょうか。
当然過ぎるらしく書いてあるところが見つかりません（汗）