青春の忘れ物　国道2号耐久サイクリング　プレリュード

時は流れ、2020年
私は48歳（アラフィフです）となり幸せな家庭を築き、我が子は4人もおり、次女は17歳となっていた。
大阪の叔母は80歳となっており、定年後の悠々自適ライフを送っていた
ふと思うと、今、私が30年前当時の叔母の歳になりつつあり、私の子どもは当時の私の年齢になっていた！
30年という月日はこうも状況が変わるものなのかと驚く。

今現在の私は四度目となるＭｙ自転車ブームが訪れており、
30年前さながらに精力的に自転車に乗っている。
情報はネットを通じあふれかえり、それを散見しているだけでも楽しい。
その中に、　”ブルべ”　というイベントがある事を知った。
制限時間内に定められた一般公道のルートを走りぬけば完走章がもらえるというサイクルイベントだ。
それは最小距離で200ｋｍ！からあり、300,400,600,1200とクラスがあるとのとこだ。
どれもだいたい平均時速15ｋｍで設定されており、例えば600ｋｍ/40時間というふうにだ。
これに参加している方々は老若男女、50,60代のおじさんおばさんも元気に走りぬいている事に驚きを隠せなかった！
真夜中に、一人で、暗い夜道を自転車で走りとおすのだ！
それを、れっきとした大人が自己責任のもと楽しんでいるのだ♪
そしてそれは、30年前に私がやろうとしたことに極めて近いではないか！
私の中でふつふつと、30年前の忘れ物を取りに行きたいという願望が芽生えてきたのだった・・・

2020年1月～、大阪の叔母はがんと闘っている
余命宣告半年だそうだ。2月に新幹線で会いに行った。叔母はやせ細り、病と闘っていた。
漠然と、あれから30周年なので今年リベンジチャレンジしようと思っていたが、
その思いは決意へと変わった。

計画に向け準備を進める
自転車、装備、ルート、身体、心得、多岐にわたる
そして先日、予行として下関から広島まで行って、帰ってきた。
このルートは私にとっては深い意味がある。
あの時、走れなかったルートを走りぬいたのだ！愛車は当時と同じもので！
30年の時を経て、点と点が結ばれた気がした。
相変わらず、眠気、疲労、ミスコースをやらかし、さらにはとんでもない寒さが私を痛めつけたが楽しかった♪
そして、いい経験がつめたし、本番に向け課題も判明、自信もついた

だがしかし、今、世界はコロナとの闘いの真っ最中だ
人生思った通りに行かないものだ
思えば30年前は、
阪神淡路大震災も無ければ
超大型強力台風が阪来することも無かった
コロナなんて、ついこの間までクルマの名前くらいしか浮かばなかった
大変な事になった
一日も早くこの戦いに勝利し、平穏な生活に戻る事を祈念している
そうでなければ、メインの演奏が出きないでわないか・・・