ちょんまげインプのブログ一覧

こないだのブログにも書いた、スバルの営業さんの話。
今回退職する営業さんでなく、一番最初にお世話になった営業さんやメカさんはわしのクルマ人生を大きく変えた人でした。

それまでずっと実家のクルマ（ﾄﾖﾀのカリーナ。ＡＴ）を借りて乗り回していて、ひょんなことからスバルのインプレッサが好きになってしまいました。
たまたま同僚の弟さんが地元のスバルディーラーのメカニックをしていて、同僚の紹介でディーラーに行ってみると・・すでに同僚から弟さんを通じて営業さんに話がいっていたようで、いきなりかなり値引きされた見積書が用意されていました（280万くらいの金額で40万以上の値引き）
金もなかったし当然ただ見るだけのつもりだったのに、ローンでいける・・・と思ってしまって、試乗させてもらって（といっても助手席でしたが）、脳天ズギューンされてしまい、いったん帰宅してその日の夕方にハンコもって契約にいってしまったのでした。
その時の営業さんに言われたのが、
「よくあるカー雑誌での値引き交渉とかは正直、お互いに時間の無駄です。私も最大限の値引きをしましたので、無駄な探り合いはやめましょう」
ということでした。
それを聞いてハッとしました。
私もカー雑誌くらいは多少読んでいて、「似たような車を引き合いに出して値引きをGETするんでしょ？でもワシはこのインプがほしいわけで、引き合いに出す車なんてないしなあ」と思っていたのでした。
知人が「俺はディーラーで〇時間粘ってやったぜ」とか自慢してて、アンタの時給はそんなに安いのかよと思っていたこともあり、しつこい値引き交渉には疑問に思ってもいたのでした。
それに自分で整備できる人でなければ、買った以降は点検や保証でディーラーの世話にはなるはず。
なのに変なしつこい値引き交渉なんてするべきではないのでは・・・。
その営業さんの一言で、それ以降は
「私はこのクルマを買います。悩むのはグレードとオプションぐらいなので、一回で見積書を出してください」
と言うようになりました。
その後で結婚したヨメも似たような価値観の人で、例えばＸＶハイブリッドを契約した時は、試乗だけしてけっこういいなと思ったものの、
「いやあ今日はハンコも持ってないしなあ」
と言ったら横からヨメが
「アタシもってるよ」
と言ってきてその場で契約したり笑

というわけで、ワシは自分も親に買わせる時も、値引き交渉はしたことがなく、オプションでちょっと検討するくらいでスバルで買ってます。

それからもう一つ、ワシの人生を決めることがありました。
ワシがその時買ったのは、インプレッサスポーツワゴン（ＧＦ８）でした。
なぜなら、性能は劣るもののセダンより安かったからです。
で、当時自分はＡＴしか乗っていなかったので普通ならＡＴを選択するはずだったのでしょうが、ＡＴはＭＴより数万円高かったのです。
なのでその営業さんにも「ＭＴなんて怖くないですよ、大丈夫ですよ」と勧められて安いＭＴにした、というだけなのでした。
もしこの時ワシがＡＴにしたら、おそらく今のようにＭＴで楽しむ人生はなかったでしょうし、モータースポーツ、特にジムカーナなんてやっていなかったと思います。

あのイケメン営業さん、ありがとう！
今も元気にしてるかなあ。