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黒鉄のブログ一覧

2021年09月25日 イイね!

実験してみた

一昨日の記事を書いてから、ヒューズに電気が流れやすくなる≒容量のデカいヒューズを入れたのと一緒ということは、本当に容量のデカいヒューズを入れたら何か変化があるかも?と思いついて実験してみた。

被験車両はたまたま店にあった中古車ワゴンR(H26年式)

簡単に実験出来てしっかり数字で確認できるものっていうとヘッドライトしか思いつかなかったので、今回はヘッドライトの明るさに変化があるか実験してみた。

とりあえず各ヒューズの抵抗値を計ってみたが、結構計測ごとの誤差が大きかったので、大体の数字で勘弁してほしい。

中古15Aヒューズ:約1.3~1.4Ω
新品15Aヒューズ:約1.1~1.2Ω
新品20Aヒューズ:約1.1~1.0Ω
新品25Aヒューズ:約0.9~0.95Ω
新品30Aヒューズ:約0.8~0.9Ω

とまぁ、予想通りヒューズの容量が大きいほど抵抗は小さい。
中古ヒューズの抵抗が新品より少し高いが、これが経年劣化によるものなのか、個体差によるものなのかを明らかにするにはもっとサンプル数が必要なのでここで明言は避ける。

次に完全暖機後に15Aヒューズと30Aヒューズを入れ替えてヘッドライトの光度を計測してみた。

中古15Aヒューズ:212hCd
新品15Aヒューズ:211hCd
新品30Aヒューズ:209hCd

予想に反して抵抗の小さいヒューズ程光度が低いが、ほぼ誤差の範囲と思われる。
ハロゲン球のような電圧値がモロに違いとして現れる製品でこうなのだから、他の電装品に関しては誤差すら表れないのでないかという感じです。

付け加えて言うと、自動車に使われている電気・電子部品において、電源電圧が上昇することで「車両の運動性能の向上」が期待できる部品っていうのはぶっちゃけイグニッションコイル(スパークプラグ含む)以外に無いんですよ。

一部の例外を除いて、センサー類っていうのは車両の電源電圧の変動で計測値が変わらないように、ECU内部で作られた5V安定化電源で作動しています。
なので仮にヒューズの抵抗が減ってECUにかかる電圧が14Vから14.1Vになったとしてもセンサーの応答速度が速くなったり正確性が上がったりはしないわけです。
で、車のアクチュエーターって基本的にはモーターかコイルか電球になってて、それぞれ電源電圧が上がれば仕事量は増えるんですが、ワイパーが速く動いたりヘッドライトが明るくなっても、それによって車自体が速くなったりはしないわけで、走行性能に関わるようなアクチュエーターってのは前述したとおりイグニッションコイルぐらいなんです。

なので、効果の怪しい変なヒューズを付けるよりは、プラグを性能良いヤツに換えて、ヘッドからアーシング取って、余裕があれば強化イグニッションコイルとか入れた方がいいっていうのが私の個人的見解です。

しかし結局のところ…どう思うかは貴方次第!ってことで、よろしくお願いします。

べつに件のヒューズに関しては、法に反してるわけでも特段危険なわけでもないし、付けて本人が「良くなった!」っていうなら別にいいと思います。
販売元が犯罪がらみだったりヤクザとかならまた話は別ですが。
Posted at 2021/09/25 14:38:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ
2021年09月23日 イイね!

信じない 信じないよ 信じらんない(ドギーマン)

なんとな~くモヤっとしていたあのパーツ、GoodSpeedさんが丁寧に解説してくれました。


いやまぁ私も信じてない方の人間ですが、なんで信じてなかったかって言うとそりゃまぁGoodさんのおっしゃる通り「ヒューズに電流が流れやすくなっちゃダメなんじゃねぇの…?」っていう理由ですよ。
っていうか、電流が流れやすいヒューズってそれ単純にワンサイズ上のヒューズってことじゃね?
ヒューズってのは抵抗があるから大電流が流れた時に発熱して切れるわけで、その抵抗値を下げればヒューズで失われてた電力が電装品に回せるんだからそりゃ電装品は元気になるよね?とか、でもヒューズの抵抗値を下げるってことは突き詰めればヒューズの部分を直結しちゃうってことで、それもはやヒューズじゃないよね?と私は考えるのでこの手の物は信じていません。

信じてないので商品紹介も詳しく見たことなかったんですが、記事を書くにあたって調べてみたらビックリですよ。
公式サイト(なのかどうかも怪しい)のどこを見ても、「ヒューズの何がどう変わっているから、車の何がどうなる」という理論的な説明が一切無い!

「ヒューズを交換するだけで車やバイクの走りに変化を与える」って何がどう変わるのよ?
これ、仮に何かが悪化したとしても「いや、変化はしたでしょ?」って言う逃げがかませるやつじゃん(笑

CUSCOさんでも取り扱ってるみたいで、そっちの方が詳しい説明載ってるんだけど、ここでもびっくりしたのがICE BOLTの説明ですよ。
「金属原子の配列を適正化」とか「確実かつ均一にメッキ処理」とか書いてますが、肝心のボルトの素材・メッキの素材が不明!
電気伝導率を上げるという目的であればメッキは必然的に銀メッキになるはずですが、これはどう見ても銀では無さそうです。
そもそも表面にメッキを施すのであればボルトの素材とか状態とか関係ないのでは…?
とか色々と突っ込みどころが多すぎて書ききれません。

でも(本人が)幸せならOKです(画像略)

ちなみに、アーシング(アース増設)にはきちんと理論的裏付けがあるので効果はあるのですが、バッテリーの-端子にターミナルをくっつけてそこにボルト止めしていくタイプのものはお勧めしません。過去に某メーカーの製品でターミナルの両端で抵抗測ったらガッツリ抵抗あって笑ったことがあります。
本気でやるなら端子の固定ボルトに直接固定か、どうしてもターミナルを使うなら銅板で自作する方がいいです。
Posted at 2021/09/23 22:48:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ
2021年09月12日 イイね!

Twitterで見つけたちょっと笑える話

ヨーロッパでEV用の充電スタンドが足りなくて発電機式充電スタンドが登場してるっていう
https://twitter.com/Nmv7NiqD7znspbO/status/1436083469902180353
これなんだけど、

https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1436528480338866181
こういう反論をしてる人がいる。

確かに発電機用のエンジンは一定回転で使う前提なので燃費は良いが、内燃機関の熱効率は最新の最高のエンジンで全開全負荷時に約40%、そうして得られた出力を電力に変換する効率が約50%である。
つまり発電機で使えるのは燃やした燃料の持っていたエネルギーの約20%が限界なのだ。
だったらエネルギー効率的には正味熱効率20%の内燃機関車をそのまま走らせてるのと変わらない。

〉小型軽量化の必要がないので排ガス浄化装置などを充実できるし、良いことずくめだ。
とも反論しているが、この人は内燃機関の排ガス浄化については自動車用こそが最高レベルなのを知らないのか。
浄化装置を充実「できる」のと充実「させている」かどうかは別の話である。商売でやってるんだから、付けなくてもいいものをわざわざ金かけてつけてたら他社に負けて会社が潰れてしまう。
小型発電機の排ガスなんて規制が無いから垂れ流しだぞ?
これを自動車の排ガス並に綺麗にしろなんて言われたら、そこに付くのは自動車用の排ガス浄化装置だし、そうなるとやってることは駐車場に停まってる車のエンジンを一定回転で回して発電してEVを充電するのと一緒っていうワケワカンナイヨー!なことになるのである。

付け加えて言うならこういう発電機は移動できるように小型軽量化した結果があのサイズなのであって、それこそが商品力なのだから逆に言えば小型軽量化こそが最も必要とされているのだ。
そのためには法で規制されていない排ガス浄化装置なんて付けていられない。

国の今後を左右するような事柄をその場の勢いや思い付きみたいなノリで決めちゃうとこういう本末転倒な事が起こるといういい例ですな。
Posted at 2021/09/12 07:23:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ

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https://mf-topper.jp/articles/10003532 有料会員限定記事だけど、私がヴィヴィオを降りるちょっと前に書いたブログとほぼ同じ内容がプロの言葉で解説されている! そう!私が「足を動かしたくない」と思うようになった理由の一つはこれなんですよ!」
何シテル?   04/21 18:42
インプとかアルトとか乗ってますが正体はスポーツ走行もできる燃費ジャンキーです。 独自の車弄り論やドライビング論を持ってるので、合わない人は合わないかもです。 ...

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