からけんのブログ一覧

（２月も書けるようになりました。皆さん読んでください。）

On ne voit bien qu'avec le coeur.
L'essentiel est invisible pour les yeux.

「心でしか良く見えないのだ」
「ほんとうにたいせつなものは目に見えないんだよ」

サンテクジュペリ

どうも肥後モッコスには自分の町の素晴らしさが見えていないようだ。


↑トイレに行ったらしばらく考えてしまう蛇口があった。両側からAIRが出て真ん中から水が出た。ちょっと、意味わかんない。けど遊び心があるモノは元来非合理的なもので、意外とそれが人生を楽しくするのだ。

おしゃれなお店であるためにはトイレもおしゃれ心が必要だ。ここが途上国には望むべくもない。

一つ二つ、日本を追い越したものがあるといっても裏通りは江戸時代だったりする国がある。別に韓国とは言わないが、仏像泥棒の国に明日はあってはならない。


熊本の洗練度は相当なもんだ。町が面白い。全般に日本の町は面白くなく、むしろ冷たい。

お前は全部を見たのかというバカがいるが、僅かを見てもモノを見る目を持っていれば本質を誤らない。バカが全部を見てもただの全部を見たバカがいるだけだ。


セレクトショップの奥に秘密の階段がありそこを上ると通路になっていて通路のそばには店が並ぶ。そんな抜け道が至る所にありぜんぜん飽きない。

雑貨、皮革、ジュエリー、カフェ、レストラン、ピザ、ファッション・・・

その一つ一つの店が冗談のように小さい。テーブル一つのレストラン。２メートル×３メートルのケーキ屋。

素敵じゃないか。恋人と行けばいつ行っても貸し切りになる。婆と行けば地獄になるが。幅５０センチの通路には歯医者もある。

物価は天神より２割ぐらい高い。許容範囲だ。

福岡天神はSEXしか頭にない赤貝の化け物がうろつくが、ここで清潔なセーラー服を見てなんかほっとした。


時計　それも手巻き　　進化する手巻き　　無知を寄せ付けない孤高の輝き

turboが車を下品にしたようにクウォーツが時計を下品にした。。朝ねじを巻くのは特権なのだ。めんどくさいと考えるのはゆとりがない人だ。周りの人までがさつにする。

起きて竜頭と親指がこすれるその３０秒間に一日の作戦ができる。それもそこらのラチェットではいけない。洗練されたラチェットは歴史にもまれたものにしかない味を持っている。

ジーっという音が耳をいたわり、振動が親指から心臓にいたり巻き終わるころ心にアドレナリンが回りだす。男の朝だ。

ジャガールクルト。とっても悪いものを見た。悪女のとりこになった。


ルクルトの仕掛けは悩ましい。↑の2枚の写真は一個の時計だ。竜頭の位置が変わる。黒い文字盤にダイヤが並ぶと夜の顔になる。白い文字盤はフォーマルな世界。２個の時計なら面白くない。一個の時計がからくりで変身する。

楽しい限りだ。電波時計の正確さは持ち主の人生に何ができるか。

大橋時計店は最高の時計店だ。時計はどこで買っても同じとかいうなよ。保証とか修理とかの話ではない。楽しい店員との会話こそが優れた店でないとえられないしそれはめったにない。

天神の三越は全然ダメ、大丸はややダメ、佐賀玉屋はとても良い、大橋時計店は最高だ。なんと楽しい会話ができることか。そうして得た知識が持つ喜び、感じる上品さを倍増させてくれる。

カシオの汚いクウォーツが落ち込んだ自分を元気にできるか…　

手巻きグランドセイコーは僕を元気にする魔法の力がある。

1908戊申（ぼしん）詔書が渙発(天皇が意思表示をすること）された。それを記念して植えられたクスの苗木は直径3センチ程度だったが、今や立派な大木になっている。


日露戦争に勝利した日本は極めて不穏な社会情勢の中にいた。各地でデモが起こり多くの死者まで出たので、明治政府は戒厳令を発し国民を抑圧した。

政府は日露戦争の資金を外国に頼りその後の借金返しに苦慮することとなる。戦は勝ったが賠償金もなく、およそ戦勝国の姿ではない。命をとられた国民に政府の補償はほとんどなかった。

命はとられ賠償金は獲得できないではただの犬死にだ。しかし、政府としてはない袖は振れない。


日本はいつも困ったときは天皇の威光を利用する。天皇が発した戊申証書とは軍の威光を背景に国民を抑えつけたものである。

・・・醇 厚俗ヲ成シ，華ヲ去リ実ニ就キ荒怠相 誡 メ，自 彊 息マサルヘシ。・・・(現代語訳　 穏やかな人たちが増え､派手好みはやめ中身のあることにいそしみ乱暴な行いも怠惰な行いも慎むことにより真面目に生きてゆきなさい。）




この記念植樹された楠は熊本だから残った。福岡ならGHQを恐れて進駐軍が来る前に切り倒しただろう。肥後モッコス(熊本の強情野郎)はバカだったのか本当に筋を通したのかはわからないが、権力におびえて、節操のない、無様な、見苦しいことはしなかった。

権力中央に対する反骨精神は熊本も鹿児島もありすぎるほどあるが、その肥後モッコスと薩摩隼人はいまだに仲が悪い。


このモッコス精神はたまに良い方向に働くが、通常は非常に迷惑した。末端職員の僕は直属の上司と、上司の上司の言うことはたいてい異なり両方から怒鳴られた。

そのうち県庁前の庭には僕の銅像を建ててやると思い暴虐に耐えた。4Fのモッコスどもを忘れない。でも陰険な人はいない。僕はこいつを殴ってから転勤することに決めていたが、歓送迎会で僕の手を握り泣いてくれた。

どうでもいいけど一度言ったことは絶対に取り消さないなかなかややこしい人たちだ。






今頃になって僕はプロフィールの写真のように、くまモンを抑えつけてうっぷん晴らしをするのだ。




ところで、植樹された場所は上通りのすぐ横、移転前の第一高校グランドだ。この熊本の第一高校は(福岡ではない)、偏差値が64しかないが入学後よく努力し先生方も優秀で本質を抑えた授業をされているはずだ。福岡の64はどこにも進学できないがここの特に女子は素晴らしい。ほとんど大学らしい大学に行っている。

しかも全員美人だ、ブスはいない。バカ男は近寄れない品位がある。共学だが男は恐れをなしていかない。

福岡の公立みたいに、気違いになって課外授業だ朝補習だ勉強合宿だとはいわないが、よく結果を残している。

ただし、少数男子が詰まらない。肥後モッコスの悪いところだ。肝心なところで肥後おごじょの尻に押しつぶされる。


　

ある料理屋のマスターが言った。店を繁盛させるのはさほど困難なことではない。たしかに店が軌道に乗るまでは不安と焦燥の毎日だが、そのあとの苦労に比べるとなんてことない。

本当の苦労とは、自制心にまつわる苦労のことである。そこらの食堂の親父が店の十軒も持つと、それまでの人生では見慣れない「大金」というものが残りだす。

ロータリーだライオンだという節操のないクラブに入って喜ぶ。ひょとしておれ、成功者なんや。爪に火をともして客が来るのを待っていたころのひたむきさは失せ、従業員の粗（アラ）ばかりに目が行く嫌味な人間になる。

遅まきながら俺のモテ期が来たぞと鼻息が荒くなる。カネも時間もある。俺の才覚で勝ち取ったものをどう使おうと俺の勝手だ…　と、女遊びをはじめ遊んだつもりが遊ばれてやがて胡蝶の夢はついえる。


果実をもぎ取る努力はたやすい。その果実を食べない努力は極めて苦しい。人間が抱える原罪だ。



　食は薄味にあり　　by からけん

　日本的なおからまであった　　　本当の中華は塩なんかで勝負しない　　　もちろん定番　太平燕（タイピーエン）


何軒店を持とうと食堂じゃないか。止まったら倒れる自転車だ。大きい店は大きく倒れる。わかっちゃあいるが毎月500万のカネが自由になりだすとチンピラ経営者は錯覚して酩酊する。

これはバカのみが陥る陥穽ではない。女遊びは例えばの話で、日常の態度に傲慢さが出ないようには相当の克己心と「商道」をわきまえなければならない。僕には到底できない。



熊本上通りの紅蘭亭の誰とお話したというわけではないが、素敵な味を通じて、変わらぬおいしさを通じて、変わらぬ庭、カトラリー、厨房、ウエイトレスの服装、話し方を通じて僕は至福の時を過ごす。


　　　　　　　　　　外に行列　　寒いので甘茶　しょうが茶無料　　　席に着くとほうじ茶　　　ここだけの変わらぬ味

食事は食堂のほんの一部だ。照明、調度、他の客との隔絶度、従業員の洗練度・・・調和して味になる。



僕が韓国の出先に赴任するとき仲間がサヨナラパーティを開いてくれた。ここ紅蘭亭で。

その後仲間の誰一人とも会うことはなかったが、数十年前のそのパーティの時と何一つ変わってない。


だからここに来るとその素敵な仲間も集まっている気がする。紅蘭亭が変わらないからできることだ。

目ざとくあざとく、利に走る食堂にはできない。絶対にできない。

僕は心を入れかえてもっと配慮ある記事を、具体的には傷つきやすい劣等感の塊たちにやさしく癒しになる記事を書こうと、語調も「ですます体」にして僕の本当の姿をお見せすることでみんカラの発展に寄与していこう…

なんてことあるはずなかろうが。

公務員を長く勤めると、心は欺瞞に満ち、権力におもねるアホになる。優しくバカに寄り添う美辞麗句はいくらでも書けるようになる。

↑よく朝の上通り（かみどおり）


読解力のない人は僕が個人攻撃をしていると思う人がいる。よく読みなさい。公人は批判しても個人を批判したことはない。今後もない。ずいぶんされたが僕はしない。

あ、そこのバカ。僕を攻撃していいんですよ。

どうだ、この心境。もはや神だ。


だけど今回の小さな旅行は人に語らずにおれないほど楽しかったので、あと2回ぐらい書こうと思う。


思ったより読者は僻みっぽい。僕の文に耐えられないなら読まないといいのに、ご丁寧にもコメント入れてきやがる。おかげで欄を閉じたのできちんとした教養をお持ちの方との楽しい会話もできなくなった。


本物と話すのは何がいいかというと、本物は朝鮮人みたいにあもこれも持ち出すことなく、自らは何もひけらかすことなく、話しの本筋がずれないのだ。


しかし何らかの issue を手段にしないと実のある話はできないのだ。本当の対話する目的は話していることの抽象された世界にある。


この抽象力は中学2年前後に成立する能力である。この能力が育ちそこなうと後年獲得するのは極めて困難だ。僕が嫌いな事実にこだわるサルが出来上がる。

このサルの話はだれがどうしたこうしたの話に尽きる。会社にもいるだろ。人が嫌がっているにもかかわらず話し続ける奴。

「俺の大学はあ…、バッブルのころはあ…、モノを売るということはなあ…、　オマエ彼氏おるとかあ…」


若いバカも同様だ。やたらホイルとショックとマイナーチェンジに詳しい。思考しない話題、結論だけの話題に喜ぶ。


活性酸素で脳が十分酸化したバカざるは、死ぬまで一人芝居を続ける。もちろん、孤独ではない。数においては馬鹿が多数だ。「ねえねえ、これ知っとお？、あれ知らんと？」という問いかけがバカの職場に満ちている。

「類は友を呼ぶ」。


バカがぐうたらな生活をするのは勝手だが、「不仁、衆に悪を撒く」（馬鹿は周りが迷惑してうんざりしているのに気づかず周りもバカに引き込む）。


どうしてこの手のバカに空気が読めようか。

こいつらはどうしてもれなく生活音がうるさいか、今からけんは考え中。


上通り（かみどおり）の素敵なSHOPは次回回し。

今行くべきだ。ブスがるるぶを持って大挙突進する前に。

今日もやってる御代志(ミヨシ、熊本市内）の植木まつり・骨董市(＠農業公園）に立ち寄って熊本下通り（しもどおり）に行った。

←は、その農業公園に接する牧場。牛専用。馬は95％北海道産。熊本でも少し産する。北海道に比べたらままごとだが九州ではこんなところで我慢するしかない。木製の柵。どっかに門があるはずだ。

門を埒（ラチ）という。「埒が開かない」とは絶妙な表現だ。再稼働、再稼働と叫び続ける放射能が好きな雑魚がいる。それと話すときの様を言う。

雑魚はそれでいいと思う。劣等感をいやす場はそうそうないからブログなんかいいと思うよ。




植木まつりはちょっと値段が高かった。モクレンを買ったがよく聞くと、家の近くの造園業者だった。福岡の人間が100キロ以上走って熊本で福岡の業者から苗を買う。

これもまたそれでいいと思う。ゆとりのない庭だが何とか植えて、このブログで報告しようと思う。



わざとらしく内縁の娘を歩かせた。


いくら充電式掃除機が軽かろうとまともな箒（ホウキ）には及ばない。畳の部屋掃除はこれがはやい。写真は撮るのを忘れた。これは充電式より高かったがいいのだ。安い金で働く第三国人を使って手間食うより日本人が良い。

安部は日本人を混血にしてどうするんだ。実習生だ、研修生だと名前を工夫しても本質は変わらない。労賃を下げ価格を下げ周辺国に対抗しようと？そりゃ中国に勝つわけないだろ。


あ、そうだ。わざとらしくこの辺で、熊本市内の話。



福岡の天神に行くと、街を歩く人は朝早く麦踏みを終えてあわただしく登ってきた人たちだ。その人たちに商売のイロハも知らない若造がものを売る。儲かって世間をなめる。そんな天神西通りもいいが熊本上通りにははるかに及ばない。


セレクトショップの上品さ、食の多彩さ、店員の上質さ、広いアーケイドと入り込んだ地下要塞のトンネルのような小道にカフェ、レストラン、美容院、歯医者、雑貨、皮革・・・

そんなお店をまさにセレクトして紹介しようと思う。それは次回から。今回はこのお店の写真で〆。
朝鮮飴を売る老舗。。朝鮮飴は朝鮮征伐に行った加藤清正公のお土産（？）。

熊本は朝鮮をバカにする良い街だ。だがソウル行き航空路線もあり、蔚山町（ウルサン、韓国울산と同名）もある。ほんとは気が合うはずなのに、照れ隠しで朝鮮をバカにする。かわいいもんだ。


熊本人はモッコスと言われ、宇宙一の頑固ものだ。だが卑屈でないのでわが子をけしかけて先生から金をとろうなんてことしない。僕は何年も住んだのでよくわかる。友人も多いが、球磨焼酎づけにされるので会わない。大好きだけど。　　（つづく）