からけんのブログ一覧

←非力とはいえやはりバイクだ。脊振山系を回った。カッ飛び2泊3日。　無駄な林道がたくさんあり、ツーリングに不足はない。

山中にはいろんな生物がいて、この林道を自分の道路と勘違いしたのがいる。この生物は軽トラに乗り大量の材木でバリケードを築く。

自分たちだけが通るために。

そんなバカにわかりやすく言うと、こうだ。おおよそ所有していないものには権利は発生しないのである。


そこを、どうせ木こりしか通らないからとか、バイカーは邪魔だからという屁理屈で公道を遮断する。脊振の山中は江戸時代のままだ。


(刃金山、電波時計の電波はここから）

とんでもないことをしている。刑事事件だ。往来妨害罪は重罪だ。国家権力が100億のカネで150キロにわたる林道を作った。緊急のがけ崩れを予告するためにバリケードを置く場合もあるが、そういうことは場合が違うし話の焦点をぼかすだけだ。

道路建設とはそれが無駄な道路であろうとなかろうと公金が注がれたものであり、公金とは税金以外にほぼ出どころはない。


(放射能の線量計、取り外して持ち帰ろうとしたがとれなかった　安全ならこんなもんいらんだろ）

道路に対する妨害行為は国家権力に対する犯罪であり、免責事項(緊急避難、災害防止、林野保全、その他所轄の国務大臣が指定した場合)に該当しない以上、テロ行為なのだ。

法治国家ではない。戦国時代だ。部族がテリトリーを誇示している。


これは海でも同じだ。たとえ緊急避難港の指定がなくとも、さらには不開港であっても、操縦不自由船、事故船、救難船、警備船、監視船等の入港を断ることはできない。むしろ積極的に援助、救助、業務への協力が義務付けられている。


少なくとも漁民が港を所有することはない。だがクルーザーで寄港しようとすると、妨害に会うことがある。ヨット(クルーザー)は操縦不自由船なのだ。上から手を回すと途端におとなしくなる。


ぼくらとしても漁業の妨害にならないようにするのは法以前の常識だが、遊びを敵視する人は僻みも手伝って攻撃的だ。

勘違いしてはいけない。真剣さにおいてはたとえ遊びだろうが仕事とそん色はない。

法治国家ではない。戦国時代だ。部族がテリトリーを誇示している。


(どうしたらこんなにまずくできるのだろうか、100円）


いつも前置きが長くなるが、このレトリックを十分理解していただける人たちがいて安心だ。



かくして、いつもの孤独の「廃道めぐり」はまた開始した。だがバイクは手段である。それ自体がいくら楽しかろうとそこに本質はない。ぼくの場合は、船も旅も車も…も、人とかかわる手段である。

人と関われば考える。使わないエンジンは自然と回らなくなる。脳も同じだ。


今月はおとなしいことばかり書きましたし、あまり書く機会がありませんでした。7月はネタを仕入れる月にします。8月に会いましょう。

こうご期待。

俺はヨットマンだから天気の予測は気象庁に負けない、とヨットマンはみんな思いあがっている。ぼくもそうだ。

気象庁は、「京」並みのスパコンで複雑な二次元の推定をおこなうのだから、民間の個人や気象会社が太刀打ちできるはずはない。

とくに気象大学校は多くのデーターと同時にそのデーターの取捨選択を合理的に教えるので、もともと頭のいい学生が集まるがさらに専門性を身に着け卒業後はエキスバートとして気象庁を中心に活躍する。


用心すべことがある。先端科学と優秀なブレインが合体したとき民間の気象研究者は勝ちようがないのであるが、局所的な風の癖とか雨の降り方とかを統計的につかんでいる地域の研究者は、その地域の天気予報に関しては気象庁が足元にも及ばない正確さを持っている。


ヨットマンの判断は、ときに非合理的な迷信的なファクターも考慮する。根拠が今の科学では解明できなくても十分に確からしさをもって、予兆として起こることがある。「畳の目が詰まったら夕方雨が降る」とか、「蜂が例年より高いところに巣をつくると水害が起こる」とか…


目に見える範囲の天気はヨットマンの予想のほうが正確だ。車は故障したら止まる。しかし船は故障したら死ぬ。


少々バカでも命がかかるとすさまじい学習能力を発揮する。気象庁の予報官は間違えても照れ笑いで済む、死ぬことはない。この違いはスパコンのあるなし以上だ。

どんなやくざもあほもバカもいったん海に出ようとするときは目が座ってきわめて合理的に、島への上陸の中止とか、釣りの中止とか、、目的地変更とか、出航中止を決断する。


海ではいい加減な奴から死ぬ。クルーザーを持つ人はやくざでも幹部連中だ。ガラは悪くとも彼らの精密な状況判断は、狂うことはない。チンピラ、医者はよく事故を起こす。

あと2,3回のったらクルーザーの季節は終わる。真夏に乗ると人間はホシイカになる。


ぼくは、陸（おか）の人間の中では相当精密な人間で神経質なほど確かめて物事を進める。エンジンは3回点検し、風力計がカラカラ回ったら出航しない。清掃、ビルジ、食料、水、燃料、バッテリー…必ず自分で確認する。怠ったことはない。


そんな僕ですらパワーボート仲間では信用を失っている。海難事故を起こしたからだ。第七海上保安本部が出動した。自衛隊も。当然仲間はぼくをバカにするが仕方がない。学習が足りなかった。

船に関しては反社会的勢力の皆さんは僕の先生である。その勢力を利用しようとするナメクジ人間がいる。たぶん博多湾の魚のえさになる。根拠ある尊敬がポイント。

画像はネット
陸（おか）を離れたら陸での階級や、役職や、職業や、名声は関係ない。本物は人生の楽しみ方を知っている。

チンピラとの見分け方は、気絶するほどの財産があるかどうかだが、手っ取り早くは、ナメクジ人間以外にたいしてやさしいか、あるいはナメクジを従えていい気になっているかのいずれかであるか、でわかる。


マリナ以外では会うことはないが、そこには人生の操船の先生がたくさんいる。

今年は亥年。日本ではイノシシ、韓国では豚。「亥」という文字は「核」にも通じる。物事万事の核、すなはち中心、中央に通じるそうだ。基本に帰り王道を行けと。

DATSUNは脱兎のごとく駆けるウサギからとったそうで、初代DATSUNはラジエターキャップがウサギの形をしていた。脱兎のごとく駆けようと、猪突猛進しようと起伏の激しい年にもなるそうだ。

いろいろ言えば何か当たる。


ウソだからそう目くじら立てることもないだろう。だが、話のついでにちょっと目くじら。

星座で言えば12通りの人生しかないことになり、日本独特の血液型で言えばわずか4通りの人生しかなくなる。そこでいろいろ屁理屈を言い字画とか誕生日とか言いだす。

じゃあ英語圏やイスラム圏の人の字画は、どうなるのか。


いろいろ組み合わせてああでもないこうでもない、条件節を増やして、こうならこう、、ああならああなると、グダグダ言って飯が食えるからいい世の中だ。


不幸を他人のせいにしたいから、占いや運勢はとくに低能なブスには人気だ。


しかし、将来が八方ふさがりのとき藁にもすがるのは人情だ。日本はどうか。ぼくは安部のように戦後最大の景気拡大だとか統計を改ざんしたりしてまで嘘をつく卑怯者ではない。が、SONYの初任給のように一部のよいこには確かに好景気だ。



韓国の経済はとん挫している。日本で大阪大学を出れば就職の希望はたいてい叶う。韓国晋州の慶尚大学は、同程度の難関でありながら就職は人気学科ですら約10倍の関門がある。

学生のノートを見るとさすが国立。基本を押さえた王道の授業を受けていた。こんなことがスラスラ理解できる学生たちならまた教えてもいいと思ったし、ほとんどが卒業後路頭に迷う国の政治は存在価値がないとも思った。



(学内にある学生寮、貧乏人には実質無料）

ここの選抜された学生たちは、少なくとも干支や星座や血液型や字画や生年月日にこだわることはない。本気にはしない。

現実をよく見ると同時にpoliticalなのだ。鋭く文在寅を批判する。しかし優れていればタダで大学に行けたという社会的恩義を忘れない。


この点はぼくが韓国の学生に魅かれる理由だ。当然に日本の学生に欠けるところのノブレスオブリージュの思考が身についている。


けっして巨乳とか色白とか肌のきめ細やかさとか…そっ、そんなことではないのだ。けっして、けっして。読者の皆さんは信じますよね。信じてください。



いい大学だ。案内した人は家族の事情で高校に行けなかった。困難な大学入学資格検定試験を受けてさらに大学入試を受けて大学に来ていた。学費は免除。

こんな人を前にして巨乳に目が行く自分を恥じた。少し楽しい。

この社会は、努力をし優秀な人が特権を持つのを差別だとはしない。また同時に本人はいつの日か社会に対する恩を返そうと思っている。

こんな学生が日本にいるか。


だから、だから、巨乳とか色白は関係ないってばあっ。


(なぜか藤原とうふ店のゲームがあった）

←こんな子が案内してくれたら、ぼくは今頃日本にいるはずない。タレントのキムユジョンちゃん。

韓国人の顔が変化している。日本の一部のバカは成形（美容整形）手術のせいだという。韓国で成形手術を受ける人の半数以上は日本人だ。

しかも現在の成形技術では、バカ好みの痴呆美は作ることができても知性とか教養とか品性を作り出すことはできない。



80年代の韓国人の顔は、頬骨とえらが張り出していて細い目、ガシッとした骨格が特徴であった。

最近の学説ではDNAそれ自体、および遺伝因子を活性化させる特定のたんぱく質は環境の影響を即座に反映するという。ほぼ定説だ。

恐ろしくもある。不幸や貧困の影響はダイレクトにDNAを変化させるということか。


韓国人を見ていると、男の顔がやさしくなり、女の顔はどの国もたいていはブスだがこの国もそれなりに変化し金剛力士像は減った。

色白と巨乳は健在なのであとのことはどうでもいい。

朝から韓国料理はちょっとヘビーなのでパンにサラダ。憧れのderongiのtoaster


日本人は、旅行するとき家出するような荷物をゴロゴロ引っ張っていくが、いまだ理解ができない。旅の記念とか免税ブランドとかお土産とかいうが、本末転倒だ。

中国人の爆買いと同じじゃないか。駄目だというのではない。「旅」の良さはそこにはない。中国人的日本人、チャパニーズ。すかん、すかん。


ぼくはカメラと旅券と財布だけ。あとは現地のコンビニで買う。。この国では、洗濯しても翌日にはパリパリに乾く。



朝早くKR(韓国のJR）の駅に行こうと思ってバスを待っていたら、雑念を吹っ飛ばす美形の方がいたので、これは話しかけないほうが犯罪だと思い、

「晋州駅はどう行けばいいですか」と、バス停には書いてあったが急に忘れたので聞いた。

「乗り換えないといけませんが、私が下りるバス停で乗り換えてください」

ぼくはサカリがついた犬のように呼吸が荒くなった。彼女は学生で今日は試験がひとつあるだけであとは暇だといった。


着いたのは慶尚大学。長崎大学程度ですと謙遜したがあとで調べたら大阪大学レベルだった。


きいてもないのに暇だということは脈ありと僕は善意に解釈した。しかもその解釈は正しかった。

←秀吉の文禄慶長の役で犠牲になった兵士や住民を追悼して、毎年10月1日に開かれる晋州流灯まつり。




晋州に住むあるおばちゃんは土木専攻だった。ちゃんと配慮のある人だ。一般人にあまりにも専門的なことを言ってもなんか嫌味になる。ちゃんとこちらのレベルを会話の中から把握したのちに控えめに僕の疑問に答えた。理系の人とは馬が合う。

80年代、この国には知ったかぶりをすることが生きがいの人が多かった。とくに男。たいてい実力がないし劣等感の塊だ。こういうのは疲れる。

日本のみんカラには、今でもいるけど。


おばちゃんの旦那は一流建築事務所を経営していて、韓国ではかなり有名だ。おばちゃんは今、地上4階地下1階のビルを建てゲストハウスを経営している。

といっても部屋は日本のビジネスホテルの2倍は広く、価格は7分の1だ。そして10倍清潔だった。ぼくは気に入って2泊した。朝食付き。

地下は広いくつろぎ空間になっていて本がたくさんある。飲み物無料、24時間OPEN 。


↑上から3冊目。「馬鹿どもはいつも決心ばかりする」(決心ばかりで続かない)　これは気に入った。


ぼくはまづ、晋州城を観光した。行き所がない老人が大勢ベンチにいたので、話し相手になってもらった。笑顔。これ重要。その老人から日経新聞を退職した人を紹介していただき、その人からさらに…と、紹介を受けホテルにたどり着いた。

「ヒロシ」も言ってる。BS11駅前食堂。旅は一期一会。そうだ、僕はそれにくわえ管鮑の交わりを目指す。


一つ悟った。怒りっぽい人にはいいことが起こらない。いや、これは僕自身の反省であってネトウヨがどうとか言ってない。


笑顔が大事な潤滑油であることぐらいわかっていたが、こうも人々の反応が違うのかと思うほど、穏やかさの効用を実感した。


本日の笑顔のゴール地点となったホテルのおばちゃんが、言った。流灯祭はきれいだけどわざわざ来ることもないよ。それより早起きして川の向こう岸の竹林に行ってごらん。そこから晋州城に昇る朝日は最高だよ。


寝坊した。早起きは健康の敵だ。写真なし。


晋州ビビンパ。

350円。晋州中央市場内。人生最高のビビンパ。目玉焼きの下に自家製のテンジャン。日本では5000円出してもない。

翌日は念願の女子大生と知り合った。こいつにはさすがに笑顔だけではバカかと言われる。おのずとほとばしる教養と天性のユーモア感覚。これらを昨日のビビンパのように織り交ぜてみごとにGET 。次回へ。