メルセデスって、なにが違うの？

と言う冊子を貰いました。

曰く、
・縦列・並列駐車はほぼ自動です。(アクティブパーキングアシスト)
・渋滞時の運転はおまかせください。(ディストロニック・プラス)
・ぶつからないように全力でサポートします。(CPAプラス)
・斜め後ろも見張っています。(ブラインドスポットアシスト)
・ドライブの疲れを教えてくれます。(アテンションアシスト)
・骨格のつくりも違います。(衝撃吸収性に優れた構造設計に加えて、高張力鋼板、超高張力鋼板を多用)

うーむ、確かに安全デバイスの充実ぶりは感心するのですが、これってどこのメーカーでも多かれ少なかれ取り入れてるよね？と言うレベル。

20年前に「メルセデスってなにが違うの？」と聞かれたら、
・ココヤシの繊維と金属バネを使った、座り心地だけでなく、耐久性にも通気性にも優れたシート
・手首のスナップだけで操作できる、ジグザグ式シフトゲート
・悪条件下でも視認性に優れた、凹凸式テールランプ
とか、もっと独創性に富んだものが挙がったはず。

それ以外でも、クルマが唐突に飛び出さないように躾けられた重いアクセルペダルとか、ジョイスティックのような形をした使い勝手抜群のリモコンミラーとか、滑らかな操舵感のボール循環式ステアリングなど、現代のメルセデスには無くなってしまった往年の「メルセデスらしさ」、仁義なき大競争時代となってはもう２度とは手に入らないものなのでしょうか。

・・・W202を手放して6年になりますが、もう一度あの時代のメルセデスに乗ってみたくなりました。