2014年05月06日
よくある勘違い。
新着一覧を先程拝見していたら、数件気になるエントリーがあった。
最近ノークラミッションの車両で操作ミスによる事故が多発しているという
記事に対してのエントリーであったが、総じて「ATでエンストってw
ありえなくね?」、「クラッチ付のマニュアルなら絶対事故は起きないん
じゃね?」と異口同音。
ある報道記事では詳細に解説があったが、要はDレンヂで走行中、
誤ってRまたはL(トヨタではB)等々にシフトしてエンストや急制動が
起き、事故が起きたというもので、ノークラだからという油断から来る
ものであるとしか個人的には謂えないと感じる。
ざっくり簡単に言うと、現在のノークラの主流はCVTという、2対の
可変プーリーとベルトから成り立つ構造のミッションになる。
(一部旧型トルコン式や機械式クラッチレスミッションも存在するが、
今回は一般普及しているメジャーな車種に限っての話になる。)
一応、セーフティ等々は組まれているが、ごく稀に何らかの事情で、
前進中(Dレンヂ走行)に後退(Rレンヂ)にシフト完了した場合、
どうなるかは想像容易いかと思うが如何だろう。
事実、旧式トルコン車両になるが、ローバー、もしくはオースチンの
ミニで、シフトリンケージ不良が発生した結果、走行中にエンストした、
発進時にエンストしたという事例を幾度か聞いたり、実際体験したり
している他、レジアスエースワイド(ノークラ仕様)で、走行中、ある
アクセル操作が起因となり、突然DPFが不調になり、結果、
排気できずストール発生という事例も体験として記憶に新しいといえる。
また、クラッチ式のマニュアルミッション車であれば、クラッチ
踏まなければエンジンかからないから事故も起きないし、エンストも
しないという誤解エントリーもあったが、それこそ油断であり、大間違いで、
事故に直結する認識であると感じるが如何だろう?
油断大敵。
絶対ありえない ではなく、今一度、操作が適正か、確実か、
在り得ない事が起きないとも限らないので、油断せず、巨大な
鉄の凶器を操っているという自覚忘れず、運行を願いたいものである。
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Posted at
2014/05/06 10:44:18
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