この記事は”しんむらけーいちろー”氏の
先日のブログにつき。に対しての
コメントとしてアップいたします。
残念ながら私のコメントを荒らしと判断し、火種のブログを削除された様ですが、
荒らす意図ではなく、私人として人種差別に近い表現するのも如何かという話を
よりによって、”しんむらけーいちろー”名義の一公人として、アップしている
ブログに、誤解招く表現を強調してまで書くのは如何なの?という話なんですよ。
事の次第は氏が数年前に某大手カーショップで購入したサンシェードが
粗悪品だったという事。
「偶々使用条件悪かったかもしれない」
「何らかの要因あったかもしれない」
これならわかりますが、氏は世の中にそのサンシェードは商品として
一種類しか存在しないと暗に断言し、中国製だからそうなってしまったので、
買うなとまで明記。
その結果、そのブログに寄せられたコメントには、こんなコメントが
ありました。
「さすが中国、時間経つと毒物撒き散らすようになっているんだね
怖いから買わないようにみんなに知らせよう!」
こういう反応も非常に残念ですが、その他でも本来の意味や、言葉の
歴史を知らずに差別用語として定着化してしまった”支那”、”シナ”、
”中華”等々の表現を使った中国製品の不買表明コメントも多数と
なっておりました。
削除直前、私は「中国がという前に、日本がそもそも現地の生産人員に
何をしているか、逆の立場になって考えてください」と投稿しました。
今春、私は婚姻認可の為、約一週間彼の地を訪問し、時間許せば
色々生活を垣間見ようとも考えておりましたが、実際はそうしません
でした…というよりできませんでした。
長春市より瀋陽市への移動で見かけた光景、そしてハルピンの駅、
日本が豊かなのに何故…という気持ちで一杯でした。
大荷物抱えながらも明らかに通勤途中の中年男女、若年層、
丁度、1970年代後半から80年代あたりの日本でよく見かけた
ファッションに身を包み、駅を忙しなく行きかっておりましたが、
首都、大都市であるにも拘らず、スーツ姿の御人はほぼ皆無、
そして皆が皆、表情とても暗いんですよ。
噂には聞いていましたが、帰国後より詳細に調べると、驚く事に
一日10時間以上、交代勤務で働いて、数時間かけて通勤する
生活で、収入は日本円換算で数万円、これが中国の現実です。
そしてそういう低収入層のほぼ8割は日系企業の製造関係
職種となります
そういう貧困極める労働要件強いながら、「クオリティがぁ…」、
「生産数がぁ…」、そういう圧力を加えて居るのは他でもない
現地日本人管理職や役職者です。
そういう労働条件で、中国バッシングをすればヒーロー、或いは
俺(アタシ)ってすげぇ!と御考えになる方々は従事し、日本製
凌ぐクォリティで製造作業できますか?
日本であれば転職もあり得ますが、彼の地は何処も同じ様な
もので選び様ありません。
そして南下すれば南下する程、日系関連が増え、労働条件も
悪くなり、日本に対する恨み辛みも強くなります。
先記載、「逆の立場になって」の部分、こういう意味になります。
中国にも確かに富欲層はいます。
事実、妻も20代半ばでかなりの高収入を得ています。
ただそれはごく一部、とてもチャンスに恵まれた事を幸せと感じ、
努力した人間だけです。
妻は旧満州に当たる地域で生まれ育ち、努力で中国で一番
大きい、日系傘下の大企業の本社広報総務課へ就職しました。
そして、就職直後、給料のほぼ全額を自己投資して、公立
大学の日本語学科へ入学するのと同時に、会社の特例許可
得て現在、日本語通訳や翻訳の仕事をしながら大学へも
在学中です。
しかし、妻と同じ様な努力をしても、日本でもあるように
恵まれない境遇の方も多数いらっしゃいます。
そういう方々の殆どが先記載の製造に就いているといっても
過言ではありませんし、就く他無いというのが真実です。
私も中国の全て見たわけではないので、偉そうに講釈垂れる
立場にはありませんが、現地で肌で感じ、そして驚愕で調べる
内容の全てだけで個人的意見纏めるなら、中国批判する前に
実際現地で、同等の条件で仕事や生活してみろ! バカヤロウ!
この一言に尽きます。
車関係のブログで些か見当違いになりますが、今回ばかりは
寛容の限界超えましたので、記載に至りました事お詫び
いたします。
キーフゼン 拝