静かに逝く…。

EM-1あるある。
ストラップの金具脱落(経験すみ)。
そしてシャッター幕が戻らない(FM2でもよくある、マジあるある)…。

まあ、EOS630でもミラーが戻らず撮影できなかったり…。
T90でもオーバーホール出したら、フィルムを装填後に1枚目で止まらず最後まで巻き取り…。
そして丁寧にパトローネに巻き取ってしまうという…。
クレームでシャッター幕、基盤交換してもらったなぁ…。
空撃ち込みで10万枚は切っていたと思う。
戻ってきた時のシャッター音のシャキッと感が凄かった…。

F3では仕事前点検ではきちんとシャッター切れたのに、いきなり緊急シャッター以外動作しなくなって披露宴を乗り切ったり…。

パナのストロボはいきなり飛ばなく(発光しなくなる)なったり…。

まあ、カメラを使う仕事をしていると絶対にあるある、の経験です。


いや、でも…。
あと1枚。
1枚でいい、切れてくれたら…。
それが心残りなのだが。

でも、ね。
私は写真を生業にしていないくせに使い方、環境共に酷い所で使うので仕方ないと思う。

工業製品で好きなものは、と聞かれて、「カラシニコフ(AK47)」って答える時点で頭がおかしいと言われる。
多少の精度は悪くとも、何があっても動く。
カメラで云えばNIKON　Fがカラシニコフに相当するかも。
ペンタ(プリズム)が潰れてもなお、シャッターが切れた名機。
兎に角、どんな時でもシャッターは切れる。
ピントなんて絞り込みで何とかなる。

デジタルカメラでカラシニコフみたいなものを求めるのは間違い。
でもそんなタフで、どんな時でも、液晶が死んでも(映らなくても)シャッターが切れるデジカメがあれば欲しい…。
求める根本が間違ってるし、プロはサブ、サブサブ持って行くからそこまでタフな機体は必要ない、と言われると、まあ…そうだよね。

ただ、ありがとうEM-1。
軽くて連射が速くていう事なし、でした…。
私の中では名機です。
オリンパスEM-1(初代)。