『WRC INVESTIGATING LIVE TEAM RADIO FOR BROADCASTS』
WRCプロモーターは、早ければ来年にもチームとドライバー間のライブ無線通信を可能にし、F1と同様の方法でテレビで生中継することを目指している
ピットとドライバーの無線通信はサーキットレースで頻繁に使用されており、F1 ではチームとドライバー間のすべての通信がシリーズの F1TV プラットフォームを通じて利用でき、無線通信の一部は世界中の放送局から発信されています
F1ファンの間でこれらの無線通信が人気を博していることから、WRCは同様の事が実現出来ないのではないかと模索しており、来月のラリー・ポルトガルでは専門コンサルタントと協力してさらなる調査を開始する予定
WRCプロモーターのイベントディレクターであるサイモン・ラーキンは「この幅広いチームワークの要素には、私たちがもっと上手く介入していけると思うものです。ドライバーとコドライバーの通信等は、他のスポーツには無いものです」
「私たちは来年に向けて新しいコンセプトを持っており、クルマからより多くのデータを取得し、クルーとチーム間のより多くのやり取りの提供を実現するために、チームやメーカーと協力して取り組んでいます」
さらにラーキンは、F1レース中のマックス・フェルスタッペンと彼のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼの、時々戦略等から逸脱した通信を例に上げた
「私がF1で何が好きなか知ってますか?誰が人間味を持っているかなのです」とラーキンは付け加え「フェルスタッペンが150勝目を挙げて、エンジニアのランビアーゼに確認している時の会話等が面白く、そういうものが必要なんです」
「ドライバーとエンジニアがロードセクションで話し合うやり取りは、私たち全員にとって興味深いものなので、良いスタートを切ったと思います」
この提案は現時点ではメーカーの同意が得られていませんが、 WRCプロモーターはチームに対して無線通信を放送する代わりに、ライブテレメトリーへのアクセス機能を提供する予定で、これはサービスパーク内の車両からデータをダウンロードする現在のシステムからの一歩前進となる事になります
「私たちがチームに提供できる見返りは、油圧、水圧、タイヤ空気圧監視システムなど、より多くのライブデータをチームに提供することだと考えています」とラーキンは述べています
「マシンには時々問題が起きる事があるが、ステージやロードセクション等、あらゆる場面でデータを読み取る事が出来れば、イベントに留まる事が出来るかも知れない」
「 マシンには多数のエンジニアが関わり、朝の7時半にマシンを送り出してからは、サービス時にマシンと接続するまではデータを取り出す事が出来ませんが、この技術が構築されると、マシンの挙動や状況を的確に随時伝える事にも役に立つと思っています」
無線通信を提供する事で得られるデータ等は、チームにとってメリットがあると思われますが、視聴者にとって無線通信を提供されても、戦術の等が随時変わっていくサーキットレースみたいな面白さは無いと思われるのですが・・・
ましてや対戦相手が目の前にいる訳でも無いので、放送禁止用語で叫んだりする事も無いでしょうからねぇ(笑)
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Posted at
2024/04/24 19:03:24