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2024年08月25日

目指せ、第二のミシェル・ムートン!

目指せ、第二のミシェル・ムートン! 『Taking the positives from a test gone wrong』

ラリーの事前テストは綱渡りの様なものです

気を抜くことは出来ず、妥協すればマシンが適切にセットアップされているか、最初のペースノートの直感が正しいか、自分の限界をすでに見つけているかどうかがわからなくなる

​​2人のドライバーが、ラトビアのWRC(世界ラリー選手権)ラウンドに向けて準備しながら限界を見つけようと突き進み、クラッシュしたのだが、1人はデビューに向けて準備中の若きルーキーで、もう 1 人は世界チャンピオンだった

オイット・タナックがラリー・エストニアに出場した目的は2つあり、1つは地元ラウンドでヒョンデの旗手を務めることで、2つ目はWRCという意味ではおそらくもっとも重要だった事で、タイトル争いでチームメイトのティエリー・ヌービルを追い詰めようとしていたラトビアにとっては事実上高速テストセッションだった

その「テスト」ではジャンプからの着地時に激しく停止し、タナックのヒョンデ i20 N Rally1は横転して道路を滑り落ちてひっくり返り、最終的には木々にぶつかって停止した


タナック、ラリー・ラトビア前のテスト中にマシンを破壊

一方ラトビアでは、WRCへの道を歩むドライバーが、大きなデビューに向けて準備を進めていた

エノーラ・シェは、壁を打ち破りながらもトップに立つことを目指しており、世界ラリー選手権レベルのプログラムに、アジア人女性として初めて挑戦する一歩を踏み出そうとしている

シェは元々医師になるために勉強しており、世界で最も有名な医学部進学課程の教育機関の1つである、ジョンズホプキンス大学で臨床インターンシップを行っていましたが、当然のことながら、アドリアン・フールモーと比較されます

彼は、患者の治療方法を学ぶことから、運転中の外科的精度の開発へと転向したのです

シェは、2度の世界チャンピオンであるマーカス・グロンホルムが所有するラリーチーム、GRXのドライバーであり、アジアから北ヨーロッパへと地球を半周した後、彼女は非常に競争の激しいフィンランド選手権に出場することから始め、世界最速のステージのいくつかで運転スキルを磨きました


エノーラはフィンランドでラリーの技術を学んできました

すべては1つの目標に向かっていたのですが、それはラトビアで世界ラリー選手権の最速グラベルステージに挑戦することで、何年もかけて準備してきたプロジェクトがついに成果を上げようとしていましたが、イベント前のテスト中に運命的な右コーナーですべてが変わりました

たった1つの小さな判断ミスが、その後に続く大きな結果につながるミスにつながり、楽観的なペースノートは、彼女のマシンが土手に激突することを意味し、残念ながらテト・ラリー・ラトビアへの出場は叶いませんでした



2人のドライバーが数日違いで、同じラリーに向けて同じ目的で練習し、マシンの限界に挑戦し、ラトビアで開催される非常に重要なWRCイベントに備えようとしたのですが、経験に関係なく、誰にでも起こり得ることが起こってしまいました

タナックはすぐにその状況から抜け出し、トップカテゴリーのワークスチームで走るというアドバンテージを生かし、ヒョンデはラトビアで彼のために別のマシンを用意し、彼はそれをドライブして表彰台を獲得したが、シェにとっては運悪く、彼女のマシンはテストとラリー本番の間の短い期間に修理できなかったのだ


残念ながらエノーラのWRCデビューは待たなければならなかったが、いずれ、その時は来るだろう

しかし、シェにとって道の終わりではないことは確かで、彼女はすぐにステアリングを握り、ラリーの最高レベルへの旅を再開するだろう

結局のところ、幸運は勇敢な者に味方し、そして、このスポーツで成功するには多くの勇気が必要で、オイット・タナックに聞いてみればわかる

勇敢なドライバーはミスを犯すが、彼らは学び、再び走り、そこから改善する

マルティンシュ・セスクスは、シェがデビューを飾ることを期待していたラリーで、初の表彰台を逃した後、そのことを最もよく言い表した

「勝利や好成績からは、苦しい時期を学ぶことは出来ません」

タナックは、最終的に世界チャンピオンになるまでの道のりで、何度も挫折したが、クラッシュや降格の後には、すべてのラリードライバーが目指す栄誉が授与されました

挫折は旅の一部だであり、シェの画期的なデビューは今のところ延期されているが、WRCへの彼女の旅は、まもなく再び加速するだろう

What it takes to reach the WRC 💪 | Enola Hsieh


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昨年から、フィンランド選手権でキャリアを開始したエノーラ・シェ

まだ戦績に目立ったものは無いのですが、このままグロンホルムのチームで腕を磨き、トップカテゴリーとは言いませんが、WRC2クラスで、痛いフォード・フィエスタ Rally2の走る姿を見せて欲しいものですよね

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2024/08/25 17:14:05

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