『Event preview: ERC stars set sail for Wales as title chase heats up』
FIA ERC(ヨーロッパラリー選手権)のトップドライバーたちは今週、JDS マシナリー・ラリー・ケレディジョンに出場し、まったく新しい挑戦に挑みます
8月30日から9月1日までのERCシーズンの最後から2番目のイベントであるJDS マシナリー・ラリー・ケレディジョンは、2016年以来初めて英国に戻ってくる選手権であり、1996年以来初めてウェールズを訪れることになります
ディフェンディングチャンピオンで現在ポイントリーダーのヘイデン・パッドンは元ラリー・ケレディジョン優勝者ですが、アスファルトのみのこのイベントは、彼のタイトル争いのライバルであるマシュー・フランチェスキーニとミコ・マルチェク、そしてアベリストウィスを拠点とするラウンドに挑戦するために最終的にエントリーする予定のシモーネ・テンペスティーニにとって未知の領域となります
「このステージは、チャンピオンシップの他のステージとはまったく異なります」と、BRCレーシングチームからピレリを装備したヒョンデ i20 N Rally2をドライブするニュージーランド人のパッドンは語った
「狭い車線が多く、起伏が激しく、滑らかですが、常に動いたりジャンプしたりしています。狭いことを除けば、舗装路のフィンランドラリーに少し似ています。ウェールズでは天候が常に影響し、多くの課題があります」
パッドンは、フランチェスキーニに14ポイント差をつけてウェールズに向かうが、残り2ラウンドで70ポイントがまだ獲得可能なため、ERCの王座をめぐる争いは依然として続いている
「チャンピオンシップのことは考えていません」とパッドンは主張しました
「マシューがバルム・チェコ・ラリー・ズリーンでリタイアしても、あまり変わりません。もちろん、彼はいい仕事をしていたので残念ですが、週末にポイントをあまり獲得できなかったのでこのイベントを忘れて、そのままウェールズに行けるます」
フランチェスキーニ、マルチェク、パッドン、そして近日発表予定のテンペスティーニに加え、ERC Rally2の常連数名がJDS マシナリー・ラリー・ケレディジョンに挑戦します
モータースポーツ・アイルランド・ラリー・アカデミーのジョン・アームストロング、チームMRFタイヤのアンドレア・マベリーニ(イタリア)、フィリップ・アレン(北アイルランド)、アルベルト・フォン・トゥルン・ウント・タクシス(ドイツ)などがいます
コドライバーを務めるバージニア・レンツィと出場するマベリーニは、JDS マシナリー・ラリー・ケレディジョンデビューに向けてYouTubeで準備を進めています
「YouTube でビデオをいくつか見ましたが、私たちが慣れているものとは大きく違うようです。特に、右ハンドルの車両でレッキをしてから、左ハンドルのラリーカーを運転するので、かなり奇妙な感じです」とマベリーニは語った
「しかし、それはラリーで私たちがもっと評価する点の1つで、それは何か違うものであり、私たちは常に新しいラリーに参加するのが好きで、それは新しい冒険なので間違いなく楽しめるでしょう。それが私たちがラリーを愛する理由です」
経験豊富なERCの出場者たちに対抗するのは、BRC(プロバイト・ブリティッシュ・ラリー選手権)のトップランナー数名で、 FIA JWRCチャンピオンのウィリアム・クレイトンがランキングをリードし、2019年のERCタイトル獲得者であるクリス・イングラムが1ポイント差で続き、キース・クローニンと、2019年と2023年のラリー・ケレディジョン優勝者であるERCポイント獲得者のオシアン・プライスが続く
2024年モデルとなるトヨタ GR ヤリス Rally2で初のターマックレースに臨むイングラムは「今年の私の最優先事項はBRCタイトルですが、そうは言っても、トップのBRCドライバーは総合優勝を狙うことができます。優勝は私にとって個人的に大きな意味を持ちますが、将来的にERCラリーで優勝する時間はまだあります。ベストパフォーマンスを発揮することに集中するだけです。私は分別が必要です」と語った
JDS JDS マシナリー・ラリー・ケレディジョン 2024
ステージ数: 14
イベント総距離: 184.16 km
総走行距離: 652.43 km
----------
ヘイデン・パッドンは、ここで優勝してフルポイントを獲得すれば、最終戦は4位まで入ればタイトルを獲得出来る事に
マシュー・フランチェスキーニは、残る2戦を勝利で飾るだけではなく、パワーステージでも勝利してフルポイントを獲得すれば、パッドンが2戦とも2位に入ってもタイトルを獲得出来、ミコ・マルチェクも2戦2勝が必須となると、やはりパッドンが優位なのですが・・・
ERCとBRCにダブルエントリーしているドライバーが、どう絡んで来るかによって、大きく変化する可能性もあり、見逃せない1戦ですよね
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2024/08/27 21:10:37