『Sordo still holding out hope for 2025 Hyundai drive』
ダニ・ソルドが今シーズン後半にセントラル・ヨーロッパ・ラリーに姿を現したとき、噂が広まったのは、アンドレアス・ミケルセンが3台目のヒョンデ i20 N Rally1に乗ったため、ソルドはマシンに乗ってドライブするためにそこにいたのでは無く、その代わりにチームマネジメントの業務で多くの時間を過ごしていた
彼がデスクワークのような仕事に就く可能性が浮上し、チームの指揮を執るのではなく、チーム代表のシリル・アビテブールとテクニカルディレクターのフランソワ・ザビエル・ドゥメゾンが、来たるジェネシスブランドによるWEC(世界耐久選手権)という新たなプログラムに専念することを考えると、ヒョンデのWRCへの取り組みを手助けするが、いずれはチームの指揮を執ることになるかもしれない
ソルドは仕事嫌いでは無く、毎年、彼は家族経営のサーキット・ラロカの会場が、シーズン後のラリーのあらゆるイベントを開催できるよう、袖をまくり上げて準備しているので、彼は、ハンドルを握るよりも舞台裏にいるのが好きだと思われている
「とても退屈だった」と、彼はDirtFishに語った
「そこでコーヒーを飲むだけなら、興味がない。仕事はしたい。掃除でも何でも!でも、起きてそこに行くだけで、何もされないなんて・・・」
「お金のためだけに行くつもりはない。給料をもらって何もしないなら・・・私は何かをして情熱を傾けるのが好きなんだ。ラリーに出場して、自分がダニ・ソルドだからそこにいるだけだと感じるなら・・・」
ソルドはプロのラリードライバーとしてのキャリアの終盤におり、2018年シーズンからパートタイムで活動してきたが、2024年にヒョンデの経営陣から選ばれたのは3つのラリーのみで、アスファルトではアンドレアス・ミケルセンが優先され、高速グラベルイベントの大半はエサペッカ・ラッピがドライブした
しかし、彼は来年ヒョンデのドライバーラインナップに加わるという希望を捨てておらず、アドリアン・フールモーが3台目のマニュファクチャラーエントリーのフルタイムドライバーとして雇われたにもかかわらず、ソルドはチームのラインナップに4台目のi20 N Rally1の余地があり、自分がその中にいるべきだと信じている
「チームにとって(4台目の車)投入は良いことだと思う。他のチームのラインアップを見ると、みんなドライバー4人組だからね。でも、私はチームのボスではなく、ただの従業員だから、決めることはできない」と、カッレ・ロヴァンペラ、エルフィン・エバンス、勝田貴元、サミ・パヤリというトヨタのラインアップについて語った
「もちろん、ラリーを何回か走りたいし、チームのためにいい仕事をできると思う。でも、この4台目の車を運転しなくても、それは重要だと思う。今の戦略では、現時点ではスタート位置にあるから、少なくとも後ろに1台はいるといいよね。常に3台で戦っていると、常に3台が(走行順の)先頭にいることになるからね」
Rally1の出場が見込まれないのであれば、マネージメント役が次善の策であるというのは理にかなっているように思えるかも知れないが、これは、2020年末にヤリ₌マティ・ラトバラがトヨタのチーム代表に就任したときに直面した選択だ
ソルドは、トヨタでのヤリ₌マティ・ラトバラと似た役職に就くと噂されている
しかしソルドは、ヘルメットを脱ぐよりも、レベルを下げてでもヒョンデからラリーに参戦したいと示唆した
「もしドライブする機会があれば、そうします。もしそうでなければ、他のカテゴリーでドライブしようと試みてみます。なぜなら、チームと一緒に何かを成し遂げられると感じているからで、チームを助けるためにもなると思うので」と、彼は語った
「やりたいことを何も出来ず、インタビューや指示に従うためだけにそこに行くつもりはありません。自分の決断を下し、自分のやりたいことをやる。写真のためだけにそこにいるつもりはありません」
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ソルドとしては、ドライバーとして現役生活を続けたいみたいですが、ヒョンデはどうするのでしょうかねぇ
トヨタみたいにトップが走り好きならば、ドライバーの心理を理解してくれるでしょうが、シリル・アビテブールはエンジニアからチーム代表になったような人物なので、難しそうですよねぇ
果たしてソルドは、下位カテゴリーでドライバーとして続けて行くのか、それとも「走らない(走れない?)」チーム代表の座に就くのか、どちらを選ぶのですかね
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2024/12/20 17:26:42