『Remembering when… Röhrl struck ERC gold 50 years ago』
Opel-Motorsport.comの協力を得て、FIA ERC.comは、ヴァルター・ロールとヨッヘン・ベルガーがオペル・アスコナを駆ってFIA ERC(ヨーロッパラリー選手権)で優勝した50年前を振り返ります
マシン・・・
ロールが1974年のERCシーズン中にドライブしたファクトリーオペル・アスコナには、オーバーヘッドカムシャフトとクロスフローシリンダーヘッドを備えた2リッターエンジンが搭載され、このマシンは192馬力から212馬力を発揮し、ラリーでの使用に適応させるため、特殊なスプリングとショックアブソーバー、フロントに内部ベンチレーテッドディスクブレーキ、リアにベンチレーテッドドラムブレーキが採用されました
「エンジンは運転しやすかったです。パワーは2000rpmあたりから発揮され、7600rpmまで持続しました。しかし、私はそれほど回転数を上げないようにしました。私的に限界とみていたのは、殆ど7000rpmでした」と、ロールは伝記Aufschriftで語っています
最初の勝利・・・
ロールとベルガーは、1974年にスペインで行われたオペル・ヨーロ・ハンドラチームから出場したラリー・ファイアストンで優勝したのですが、3月に開催されたこのイベントは、スペイン北部の山岳地帯で19ステージが行われました
・・・そして 2 回目・・・
4 週間後、ロールとベルガーはオランダの38ステージのインターナショナル・テュルペンラリーでスタートからゴールまでリードしたまま優勝し、その後もラリー・ヘッセン、ラリー・ヴルタヴァ、ドナウ・ラリーで勝利を重ね、このドイツ人ペアは10月にスイスのラリー・デ・ルガーノに臨むにあたり、ランキングで余裕の首位に立っていました
タイトル・・・
ルガーノとマッジョーレ湖の間の山岳地帯で28のスペシャルステージで構成される厳しいイベントは、出場者52人のうちわずか18人しか完走できず、競技者に大きな負担を強いたが、ロールとベルガーはスタートからリードし、10分以上の差をつけて完走し、シーズン中に6勝を挙げ、3戦を残してヨーロッパチャンピオンに輝いた
「ヨーロッパタイトルで、自分の望みは達成できた」と、語ったロールはその後、1980年に初めて世界チャンピオンになった。
コ・ドライバーの視点・・・
かつて自らを「無名」と評したベルガーは、1973年からロールとともにオペルに加入し、優勝候補としての地位を確立したのだが「ワルターと一緒にスペシャルステージを走るのは、街中で道路を渡るよりも安全だ」と、ベルガーはかつて語った
これまでの他のERCチャンピオンは誰ですか?
1953年に始まった FIA ERC(ヨーロッパ ラリー選手権)の優勝者を確認するには、以下のリンクをクリックしてください:
https://www.fiaerc.com/more/information/hall-of-fame
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ロールの名が一躍有名になったのは、1980年にフィアット 131 アバルトでタイトルを獲得してからかと・・・
まぁ自分も、ロールがERCのタイトルを獲得してたとは知らなかったのですがね(^^;
話は変わりますが、ロールもステアリングを握ったオペル・カデットって名を聞くと、初代いすゞジェミニを思い出すのは、還暦を過ぎている爺だからでしょうね(自爆)
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Posted at
2024/12/24 17:30:58