『JOURDAN SERDERIDIS:A GENTLEMAN DRIVER'S PASSION-FILLED 2025 SEASON』
ギリシャのジェントルマンドライバーであるジョルダン・セルデリディスは、挑戦と興奮に満ちたスリリングな2025年シーズンに向けて準備を進めています
ラリーへの深い愛情に支えられたセルデリディスは、WRC(世界ラリー選手権)の象徴的なラリーの何戦かでフォード・プーマ Rally1のステアリングを握ると言う野心的なスケジュールと、ギリシャ選手権へ取り組む可能性を示している
セルデリディスのシーズンは、フィンランド選手権で最も過酷なイベントの一つであるアークティック・ラップランド・ラリーで幕を開けます
200kmを超える雪と氷に覆われたスペシャルステージが繰り広げられるプーマ Rally1のテストイベントとなり、今シーズン最初のWRC参戦となるラリー・スウェーデンへの準備を整える事となる
スウェーデンでセルデリディスは、プーマ Rally1で参戦するのだが、これは2014年にフォード・フィエスタ R5で参戦した彼にとっては、まったく馴染みのないイベントと言う訳では無く、エンジントラブルで早々にリタイアしたが、それまでは中位に位置すると言う好成績を収めていました
スウェーデンに続いてセルデリディスは、サファリ・ラリー・ケニアとEKO アクロポリス・ラリーと言う、出場経験のある2つのイベントに目を向けます
サファリ・ラリー・ケニアには過去3回出場し、2022年は7位、2023年はリタイア、2024年は9位と、目覚ましい成績を収めていますし、EKO アクロポリス・ラリーはギリシャ人ドライバーにとって特別な意味をもっています
彼はこのラリーに7回出場しており、最高順位はERC(ヨーロッパ・ラリー選手権)の1戦として開催された2018年に、シュコダ・ファビア R5をドライブして7位に入賞した事です
セルデリディスの来季のプログラムのハイライトの一つは、ラリー・イタリア・サルディニアへの復帰で、彼は初めてフォード・プーマ Rally1でイベントに挑むのですが、前回の参戦は2022年で、シュコダ・ファビア Rally2 Evoをドライブし、総合20位、WRCマスタークラス2位を獲得しています
世界選手権に加えてセルデリディスは、ギリシャ選手権の特定のイベントに出場し、シュコダをドライブすると言う噂があり、更にシーズン後半には、ラリーレイドにも挑戦する可能性があり、彼の究極の夢は2026年のダカールラリーに出場する事です
レース活動以外にも、セルデリディスは若手ドライバーのサポートで有名で、長年に渡り、グレゴワール・ミュンスターを財政的に支援し、WRC無いでのルクセンブルクの才能の成長を支援して来た
パトロンとしての役割は、競技者としてだけでなく、スポーツの未来のプロモーターとしても、セルデリディスのラリーへの献身を浮き彫りにしています
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2003年に創業した総合的なIT企業であるarhグループのCEOという素顔をもつジョルダン・セルデリディス
セルデリディスのラリーへの挑戦は、スウェーデンのアイスレイクでセバスチャン・ローブとサウナで出会った事から始まった(笑)
還暦を迎えても、益々元気なセルデリディスには、これからもプライベーターの星として、高齢者代表として(笑)、ラリーと共に若手の支援に頑張って欲しいですよね
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Posted at
2024/12/30 21:02:24