『Katsuta expects “bigger challenge” in WRC 2025』
勝田貴元にとって2025年の最大の目標は、WRC(世界ラリー選手権)でより安定した成績を残すことであり、同氏は「より大きな挑戦」を期待している
31歳の勝田は、来年4人のフルタイムエントリーに拡大するトヨタワークスチームで6シーズン目を迎える準備を進めている
2度の世界チャンピオンであるカッレ・ロヴァンペラは、2024年のシーズンを部分的に終えた後、フルシーズンに復帰し、一方、チームはWRC2チャンピオンのサミ・パヤリと契約し、エルフィン・エバンスとともにラインナップに加わる
勝田は、厳しい2024年シーズンをランキング6位で終えた。スウェーデンでは優勝を狙うもクラッシュし、過酷なサファリ・ラリー・ケニアではロヴァンペラに次ぐ2位でフィニッシュするなど、速さを見せたものの、この日本人は大きなミスを繰り返し、最終的にトヨタは9月のラリー・チリで彼をベンチに下げる結果となった
しかし、チャンピオンシップに復帰した勝田は、厳しいプレッシャーの中で2度の印象的な走りを見せ、セントラル・ヨーロッパ・ラリーとラリー・ジャパンでのシーズン最終戦で4位に入った
これらの結果は自信を取り戻すのに役立ったが、勝田は来シーズンは安定性を向上させる努力をしなければならないと主張している
「今年よりは良くならなければならないのは確かだが、同時にシーズンを通してもっと一貫性を保ち、すべてのラリーで表彰台を狙うようにしなければならない」と、勝田はMotorsport.comに語った
「もちろん、すべてのラリーで表彰台に上がれたら素晴らしいが、トップドライバー全員が競い合っている中では決して簡単ではない」
「自信とパフォーマンスが良好なラリーでは、勝利を収めるためにベストを尽くしますが、これが最初の目標ではありません」
「来年の最大の目標は、もっと一貫性を保ち、チームのニーズに合わせて一生懸命働くことです。これが最初に解決しなければならないことです」
「いつプッシュできるか、いつ確実に完走してポイントを獲得する必要があるか、適切な計画を立てる必要があります」
「期待やその他すべての点で、来年は間違いなく大きな挑戦になるでしょう」
「カッレが戻ってきて、サミがチームに加わるのは良いことです。パヤリはかなり若い才能なので、カッレからも学ぶことは間違いありません」
「もちろん、サミよりも経験が少し多いので、簡単に負けたくはありませんが、柔軟に対応して彼からも学ぶ必要があります。いいシーズンになるでしょう」
2025年のWRCシーズンは、1月23日から26日までモンテカルロで開催される毎年恒例の開幕戦で幕を開けます
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昨年、出場した全12戦で、シングルフィニッシュしたのは7戦だけ
第2戦ラリー・スウェーデンではSS10で攻めの走りを続けたが、コーナーでクルマの姿勢を乱し雪壁に激突してスタックし、再スタートすることができずに総合2位からデイリタイアに転落
第5戦ラリー・ポルトガルでは、SS12でマシンを土手に当ててしまい、リヤサスペンションにダメージを負い、総合4位からデイリタイアに転落
第6戦ラリー・イタリア サルディニアは、メカニカルトラブルだっただけに仕方の無い事
第9戦ラリー・フィンランドでは、SS5でコーナリングラインがワイドに膨らみ、右リヤを木にヒットさせ、ロードセクションで走行不能となって総合4位からデイリタイアに転落
第10戦アクロポリス・ラリー・ギリシャでは、SS3でペースノートの情報を誤解してコーナーに進入した結果コントロールを失い、クルマの右リヤにダメージを負い総合2位からデイリタイア
と、全て上位に着けていながらもミスで下位転落と言う事になってるんですよねぇ
篠塚建次郎氏が成し遂げた、日本人による日本車での総合優勝を期待され、そのプレッシャーゆえのミスとも思えるのですが、それ以前にチームにポイントを持ち帰らなければ無意味だと言う事で、それに気付かせてくれたのがチームメイトやチーム代表で、スキップさせられたラリー・チリ後の2戦は、どちらも4位フィニッシュに
祖父の勝田照夫氏の現役時代に、同じく競技をしていた身としては期待はしてるのですが、速さは持っているのですから、安定性を身に着けるよう努力して欲しいですよね
今季、安定性を身に着ければ、先の話になってしまいますが、2026年にはドライバーズタイトルを争える位置にいる事が出来ると思っているのですがね
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Posted at
2025/01/02 16:28:24