『Tanak: 2025 Rally1 cars are how a "rally car should be"』
ヒョンデのオイット・タナックは、2025年仕様でノンハイブリッドとなったWRC(世界ラリー選手権)マシンは、より「シンプル」で「かなり運転しやすい」という
2022年からWRCは、Rally1規定の導入によりマシンがハイブリッド化されたが、FIAはコスト面の問題なども踏まえ、マシンからハイブリッドシステムを廃止することを決定し、2025年シーズンから新しいテクニカル・レギュレーションが導入されることになった
レギュレーション変更の結果、1.6リッターのターボエンジンに接続されていたハイブリッド・ユニットによって生み出されていた130馬力が差し引かれた分、タイム自体は遅くなることが予想されるが、同時にマシンが約87kg軽量化されたことでより俊敏となり、特にコーナーではその影響を強く感じられるだろう
今週末の開幕戦ラリー・モンテカルロに向けて、各チームは昨年末からノンハイブリッドのマシンをテストし、プレシーズンには新しいタイヤに関する貴重なデータを収集しながら、この変化に対応してきた
タナックは、この最新仕様のRally1カーは「ラリーカーのあるべき姿 」であり、マシンをよりエキサイティングなものにしていると信じている
「レギュレーション変更にマシンを適応させるのは大変な作業だった」と、タナックは語った
「ラリーカーのコンセプトがずっとシンプルになった。以前は様々な戦略があったし、ハイブリッドをステージごとにどう使うか、いつ使うかを考え、ペースノートに追加しなければならなかった」
「数年前まではそうだったように、今はかなり基本的なマシンに戻っている。ドライブするのもかなり簡単になっていると思う」
「ドライビングの面でも気に入っている。ラリーカーのあるべき姿だ。モータースポーツでは重量が全てだし、軽いのは素晴らしいことだ。軽ければ軽いほど、より”遊び”やすくなる。それはポジティブだ」
「ターボのリストリクターが1mm小さくなって、それはドライバーにとってはあまりプラスにはならないけど、コンセプトは悪くないよ」
新しいハンコック・タイヤのパフォーマンスには未知数な部分が多いものの、タナックは昨年よりもヒョンデのマシンに馴染んでいると感じているという
「まず間違いなく、昨年よりもずっと快適にシーズンを迎えられる」
「マシンもチームもすでに知っているし、1年前よりもずっと準備が整っている。マシンのフィーリングはとてもいい」
「特に昨年末はターマックでマシンのフィーリングが良く、自信もあった。モンテカルロは以前はもう少し楽しめたラリーだった。ハイブリッドがあった時は要求も厳しかったけど、僕がチームを行ったり来たりしたから、毎年新しいチームで新しいマシンに乗ることになってしまったんだ。だからシーズン序盤は、毎年チャレンジングになっていたんだ」
「今年は同じクルマで戻ってきて、過去からの学びがある。だからそれがかなり助けになるよ」
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つまりタナックは、まぁ、良く言えば古いタイプの本能的にマシンを走らせるドライバーって事で、悪く言えば・・・
最新の機器についていけない年寄りみたいなドライバーって事ですよね(笑)
自分も年式が結構古いタイプなので、タナックの気持ちは何となく分かるんですよねぇ(^^;
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2025/01/22 21:21:57