『Has Tänak changed approach this year?』
メディアゾーンは伝統的にオット・タナックの最高のパフォーマンスを披露する場所ではないのだが、ギャップでは何かが変わった
ラリー・モンテカルロでは、タナックは以前よりずっと笑顔で、熱心で思慮深い受け答えをし、まったく違うキャラクターを見せた
そして、彼は自分の弱点の1つについて率直に打ち明けたのだが、それは、マシンが完璧でないときは、そのマシンを最大限に活用するのが上手くはないということだ
マイクの前では、まったく違うタナックの姿が見られたが、ステアリングを握っているときはどうだったのだろうか?
タナックの速さに疑問の余地はないが、彼が最後にWRC(世界ラリー選手権)のサービスパークにいたときは、トヨタがヒョンデからマニュファクチャラータイトルを奪うきっかけとなったラリー・ジャパンの最終日の朝のクラッシュの後、彼は(特に上司のシリル・アビテブールから)今月の注目選手とはほど遠い存在だった
その日曜日の後半、アビテブールはタナックと「謎を解く」ことを試み、彼が何を必要としているかを正確に解明すると約束していた
アビテブールはラリー・ジャパンの後、タナックと話し合い、改善がみられたと確信している
アビテブールがドライバーに見たいと思っていたのは、リスクとリターンのより良い判断力であり、モンテカルロでの証拠から、タナックは耳を傾けていたようだ
「ラリー・ジャパンの後、話し合いました」と、アビテブールはDirtFishに語った
「短い冬だったが、何度か話し合いをした。それがラリーへの彼の取り組み方や彼が直面する課題に何らかの影響を与えたと期待している」
「まだまだやるべきことはあるが、週末を通して彼と一緒に仕事ができて本当に良かったと思う。そして私自身、彼がとても速く、つまり(土曜日に)マシンと一体になったと感じた時にロケットのように速く走ったこと、そしてリスクが大きすぎると分かっている時に手放すことを受け入れたことを見てとても嬉しかった」
「そして、リスクとリターンのアプローチは、おそらく彼が昨年見逃していたものだろう。そのせいで彼は多くのポイントを失った。メーカーとして我々も多くのポイントを失った。だから、もう一度言うが、それは明らかにポジティブなことで、私が見たいものだ」
タナックは今週のラリー・スウェーデンでまずまずの出走順(4番目)にあり、過去2回の優勝、さらに2021年にスウェーデンがアークティック・フィンランドに置き換えられた際の優勝もあり、順調にいくと予想されている
「今年のモンテはサプライズに満ちていて、変化するコンディションの中で新しいタイヤにすぐに適応するのに苦労しました。これはスウェーデンでも依然として課題となるでしょうが、タイヤの選択肢がないので、できるだけ早くパフォーマンスを最大限に高めることに集中する必要があります」と、彼は語った
「スウェーデンでは、特に一部のステージの2回目では、出走順が重要な役割を果たしますが、それ以外では、スピードとパフォーマンスが依然として最も重要な要素です。12月にテストデーがあり、モンテカルロ後にもう1日テストしましたが、これまでのところすべて順調です」
「大きな課題はいくつかあるが、週末に向けてモチベーションは高まっている。力強い結果を目指して頑張りたい」
今年、本当にリフレッシュしたタナックを見ることができるだろうか?
スウェーデンがさらなるヒントを与えてくれるだろうが、2019年の世界チャンピオンが、2025年にタイトルを獲得すると確信している一人の男がいるのだが、それは元上司のアンドレア・アダモだ
「オットはそれを成し遂げる準備ができていると思うか?」との問いに、アダモは最近のSPINのラリー・ポッドで語った
「そう思うのは、彼には2024年の傷跡がまだ痛く、それを埋める唯一の方法は今年勝つことだと思っているからだ」
----------
確かにこれまでのタナックなら、最終パワーステージでステージポイントを最大限獲得しようとアタックを掛けたと思うのですが、確実にポイントを獲得するために抑えた走りをしてた様に感じましたよね
考えてみればタナックも今年で38歳になるので、ワークスチームで現役を続ける事を第一に考えると、マニュファクチャラータイトルに貢献しないとシートが危うくなる恐れもありますからねぇ
でも・・・
牙を抜かれて大人しくなってしまったら、タナックらしさも薄れてしまうと思うのは、自分だけですかねぇ?
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2025/02/11 20:50:57