『Neuville’s warning shot to Evans』
ディフェンディング・ワールド・ラリー・チャンピオンのティエリー・ヌービルは、2025年に向けたエルフィン・エバンスの開幕ダッシュに感銘を受けた
彼の言葉によれば、ライバルは「絶好調」だ
しかし、スポーツのエリートレベルはサメだらけの海であり、ライバルが成功するのを見て喜ぶドライバーはいない
そこで、今年ここまでエバンスがこれまでよりもタフな競争相手になっているかと聞かれると、ヌービルはトヨタのドライバーに褒めるのと同じくらいすぐに警告を発した
「彼は常にタフな競争相手だったので、以前よりタフになったというわけではない。シーズンの初めから調子がいいだけだ。正直に言うと、昨年の我々の調子と似ている」と、ヌービルはDirtFishに語った
「彼は非常に良い走りを見せてくれたが、我々のモンテカルロは悪かったので、ポイントと表彰台という点で2戦連続で良いレースだったとしても、それは大きな違いだ」
「でも、そうだね、彼は素晴らしい走りを見せているが、良いことには終わりがあるのは分かっている」
エバンスの「良いこと」は終わるのか?
ヌービルと昨年の比較を続けると、3戦を終えた時点で、彼はエバンスに対して6ポイントのリードを保っていたが、今年、エバンスはヌービルに対して6倍のポイントでリードしている
これは、2024年にヌービルが成し遂げたように、エバンスがドライバーズチャンピオンを獲得する可能性が高いことを示唆している
しかし、WRCのタイトルは歴史に基づいて勝ち取られるものでは無く、エバンスは「まだ大きな仕事が残っている」ことを知っている
各イベントの強力な事前テストは、今年のエバンスに役立った
しかし、彼はシーズンを非常に好調にスタートさせるのに貢献したかもしれない1つの要因を明らかにした
「正直に言うと、あまり変わっていないが、おそらく最も重要なのは、今年はこれまでほぼすべてのテストで、マシンにかなり満足しているということだと思う」と、エバンスはDirtFishに語った
「そして、それが、私が再びマシンを快適に感じ、無理にスピードを出さなくても自然にスピードを出せるようになった鍵だったと思います」
「そして、今年は今のところ順調に進んでいますが、まだ大きな仕事が残っていることはわかっています」
両ドライバーは今週末、ラリー・イスラス・カナリアスでの次のWRCラウンドの3週間前に、ラリー・シエラ・モレナで(賞典外ではありますが)レースに出場します
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余りにも好調過ぎるエバンスに『油断していると足元をすくわれる』と警告してますが、その点はエバンスも十分承知してるようですよね
ヌービルにしてみれば、何としてもここらで一矢報いておかなければ、それこそ独走させてしまう恐れがあるので、揺さぶりをかけているように見えますよね
ラリー・シエラ・モレナは実戦テストなのですが、内心は互いに負けられないと思っているかも知れませんね
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2025/04/04 20:55:16