『Thierry Neuville speaks out – can the rally organisers act fast enough?』
ラリー・イタリア・サスディニアでは、スペシャルステージで発生する濃い砂埃はお馴染みの課題であり、Rally1カーは乾ききったグラベルロードで厚い砂煙を巻き上げていて、過去数年間、スタート間隔はラリー開始後に延長されることが多かったが、大抵は手遅れで、その結果、少なくとも1人のドライバーが苦しめられてきた
WRC(世界ラリー選手権)では、トップクラスのマシン間のスタート間隔は標準で3分だが、ヌービルによると、サルディニアのようなラリーでは、それだけでは到底足りないという
ドライバーが前方車両のダストトレイルに追いつくと、大幅なタイムロスにつながり、さらに深刻なのは、視界が著しく制限されるため、安全上のリスクが高まることです
「レッキ中に確かに確認できたのは、多くのステージの路面が再舗装されており、普段よりも砂地になっていることです。普段は我々が得意とする場所で、路面はより荒れやすく、グリップも高くなっています」と、ヌービルは説明した
「特に終盤の2ステージのダストが少し心配です。何らかの問題が発生することは間違いありませんが、大惨事になる前に対応できればと思っています」
ヌービルは、ドライバーの声が必ずしも聞き入れられるわけではないと指摘しており、スタート間隔が長くなるとラリーのスケジュールが複雑になる可能性があるため、主催者は当初の計画に固執しすぎる傾向がある
「問題になっている状況は皆分かっている。何が起こり得るかも分かっている。しかし、彼らは、我々がポテンシャルを無駄にする以外に何もできないことをよく分かっている。彼らは、我々がマシンに飛び乗らなければならない事も知っているし、我々が行かなければならないことを知っている。それだけだ。ただどこかにマシンを停めて待つわけにはいかない」と、ヌービルは語った
ヌービルはサルデーニャ島で何度も優勝しているし、ヒョンデは伝統的にこの島で非常に好調なパフォーマンスを見せてきたが、ベルギー出身のヌービルは、何も当然のことと見るべきではないとすぐに強調した
「まず第一に、自信を与えてくれるものが必要だと思う。特にこの道ではね。週末には新しいステージが3つある。決して簡単なものではない。だから、自信を与えてくれるものが必要だが、同時にパフォーマンスも必要だ。つまり、ほんの1度のクリックが、時に勝敗を分けることもあるんだ」
「全員が高速で走っていて、限界ギリギリの状態で走っています。セッティングが100%正確でないと、ほんの少し遅れてしまうこともあります。それはステージごとに1~2秒くらいです。そして最後には、それが大きな差になって表れます」
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サルディニアだけで無く、サファリ名物フェシュ・フェシュでも起こっている、尋常でない砂煙は、これまでも問題とされてきましたよね
一番簡単な解決策は、ヌービルが主張するように、スタートの間隔を広げる事ですが、参戦台数に絡むスケジュールを考えると難しい問題ですよね
砂煙による不利益の絡まない、純粋に速さの勝負(とは言え、掘り起こされる路面の有利、不利はあるんですがね)と安全性を取るか、主催者側としても難しい選択ですよね
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2025/06/06 21:02:54