『WRC title defence in doubt for Thierry Neuville – “It will be difficult”』
6戦を終えた時点で、このベルギー出身のスタードライバーは、選手権首位を走るトヨタのエルフィン・エバンスに既に50ポイント差をつけられ、まだ8戦残っているものの、その差は依然として大きい
ヌービル自身も、タイトル防衛は大きな挑戦となることを認めており、現状では、ヒョンデ i20 N Rally1は、トヨタ GR ヤリス Rally1のパフォーマンスレベルに完全には及ばず、ヌービルとチームメイトのエストニア出身オイット・タナックは、先週末のラリー・イタリア・サスディニアで、競争力のあるタイムを出すには膨大な努力が必要だと不満を漏らした
「難しいですね。でも、まだシーズン序盤だと思います。今月もあと1戦あるので、獲得できるポイントは最大で35ポイントあります。でも、今のところは、1戦で全ポイントを獲得するのは難しいと感じています」と、ヌービルはRallyJournal.comに語った
「ペースは十分にあると思いますが、35ポイントを獲得したいのであれば、かなりプッシュする必要があります。今のところ、それができません。オイットとアドリアン(フールモー)も苦戦しているので、もう少し努力する必要があります」
それでも、ヌービルはチャンピオンシップのプレッシャーを頭から追い出そうとしている
大きな差があるにもかかわらず、依然として多くのポイント獲得のチャンスが残されているが、優勝争いに復帰するためには、力強いパフォーマンスが不可欠で、理想的には、6月末のアクロポリス・ラリーから力強いパフォーマンスを発揮する必要がある
「正直なところ、あまり気にせず、ラリーごとに集中して取り組むつもりだ。ラリー・イタリア・サスディニアではパフォーマンス面でも信頼性面でも、正直言って物足りなかった。小さなミスではあったが、その代償を払うことになってしまった」と、ヌービルは説明した
「それがラリーであり、より良い時が来るだろうから、あまり心配していない。だが、5、6戦もうまくいかないラリーが続いているのは事実だし、長く感じている」
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確かに1イベントで最大35ポイント稼げますが、少なくとも順位を引っくり返すには2戦必要で、しかも、ヌービルが2戦ともフルポイント獲得でエバンスが20ポイント以下しか獲得出来なかった場合のみ
しかし、エバンスがヌービルに続く順位で終えるとしたら、1戦辺り10ポイントしか縮められないのも事実で、そうなると逆転するのに最低でも4戦必要に
グラベル戦をトヨタは苦手とすると思われていたのが、蓋を開けてみたら・・・
ポルトガルからのグラベルの連戦で逆転しようとしていた試みは脆くも崩れ、厳しい立場に立たされているのは間違いないですよね
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2025/06/13 16:58:49