2021年11月15日
DPF再生間隔対策 インタークーラー塞ぎ
オカルトのつもりはないが、みなさんにとっては充分オカルトネタかもね?
色々やったが効果が出ない。そこで方向性をまたもや変えてみる。冬場に気が向いたらやる事にしている恒例行事にインタークーラー塞ぎがある。前者KE時代の北海道赴任時にしていた事だ。さいたまに帰って来てからはするのを忘れて4年過ぎている。
●シリンダーへの吸気温度と圧縮時温度の関係のグラフがあり、サクッというと、吸気温度が20℃と60℃の場合40℃の差があるが、圧縮時温度では80℃~100℃の差を生み出す。つまり、冬場インタークーラーで無駄に冷えた空気では煤の燃焼温度に至らない場合も多く、夏場と冬場のDPF再生間隔の大きな差が発生する主因である。・・・と埼玉55工房の主任研究員が妄想しております。
この原理に期待して、インタークーラーを殺すと、吸気温度を高めて軽油が霧化するのに十分な温度が得られ、燃焼状態が改善し燃焼温度も上がる。その結果、燃焼室内で煤およびその前段物質が高温下に残余の酸素で酸化し、煤の発生が減らせると札幌時代に真剣に取り組んでいた。
●やる事はアルミホイールとガムテープでインタークーラーの風よけを作るだけなので、問題はどれくらいを覆い隠すのかという事だ。定番は全面面積に対して50%程度だ。
今までの経験上、残念ながら効果はよく解らない。札幌時代の冬季は、雪に埋もれてブラックアイスバーンにビビリ、燃費もDPF再生も厳しかった記憶しかない。改善されてあれだったのか?検証はしていない。尚且つ見た目がややみっともない。
●最近のDPF再生間隔は230~260キロで安定している。夏場は380前後で400キロを超える事も数回あった。低下しているのは劣化ではなく燃焼性の問題であり、これを誤った対策をとっても意味が無い。埼玉55工房の公式見解は単純に気温が下がったからと発表している。
暖気運転を勧めるくらいしかないのだが、300秒だかでシリンダーが7℃上がったという実験がマツダ技報にあった記憶があり、少しはましかなというのが正直なところだ。それに水温・油温が上がっても、肝心の吸気温度が低いのはいただけない。
●インマニに吸気温度センサーと吸気圧センサーが刺さっており、インタークーラーで冷やされたエアーがエアスロットルバルブを通り、熱いEGRと混ざり、インマニをとおり、シリンダーへ吸気されていく。夜一定速度で流している限りでは吸気温度センサーのあたりはあまり熱くない。このあたりが熱々の湯加減がいいのかもしれない。夏場はやけどしそうだ。
●大体のところでは、ターボで過給されたエアーは最大150℃程度になり、インタークーラーを経て50℃以下になりシリンダーに吸気されるとある。しかしインタークーラーは冷たく、さほどの熱を奪っている形跡はない。
最高速アタックの世界では外気温が5℃を切ると、ガソリンの霧化不良が起きるようで、外気温10℃~15℃が体感上良好との話があった。また、シリンダーへの吸気温度は30℃~40℃くらいが適正ではないかという話であった。
●今回のネタは、北海道では残念ながら検証できなかったが、関東平野ではしっかり記録を取り検証してみる。
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Posted at
2021/11/15 18:24:32
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