
車検とそれに伴う整備のために、10月27日に355を車屋さんに預けてから20日程が経ちます。‥‥‥が、まだ戻ってきていません。
車検整備とは言っても、2年半前にエンジン降ろしての重整備を行ったところですし、かつ車に大きな問題もないと思われるため、今回は大物の整備の予定はありません。減っていたブレーキディスクとパッドも去年の12月に変えたところなので、週末にカジュアルドライブしかしない私の乗り方だとまだ新品も同然です。やることは油脂類交換と各所の調整くらいでしょう、たぶん。
そうなんですが、ちょっとした整備をお願いしていて、それですごく時間が掛かっています。
それは何かというと、
「満タンに近い状態で山道を走るとガソリンの臭いがする」
という問題でして、そのチェックと修理をお願いしているのです。
満タンでガソリン臭がするというのは、30年程前にも経験があります(E30 325iにて)。何だったのか覚えていないのですが、リコールか何かの整備で給油ホース周りをバラして戻す必要があって、そのときの復元ミスで給油ホース根本からガソリンが漏れるというものでした。ガソリンが漏れるのは火災に繋がる恐れがあって大変に危険ですから、ディーラーには平謝りされました。そのときは、満タンにするだけで盛大にガソリンの臭いが車内に充満していました。
翻って355はどうかというと、満タンにするだけでは気になりません。ほぼ満タンの状態で、山道を運転すると(≒タンクのガソリンをちゃぷちゃぷさせると)臭ってくるのです。先日、「せっかくゴンドラに乗ったのにまだ紅葉していなかったハンターマウンテン塩原」に行くときに通った日塩もみじラインのクネクネで、特に気になったのでした。
それで、車屋さんにもしっかり確認してもらったところ、
・給油口からの給油ホースに並行している給油時の空気抜き用のホース(下図17番)
・蒸発したガソリンを元に戻すチャコールキャニスター(ベーパーコレクター)に繋がるホース(下図30番)
の2本に問題があることがわかりました。

タイトル画像のピンクと黄色で◯を付けたところです。
17番はこの図の方がわかりやすいかも知れませんね。太い給油ホースのそばを通っているホースで、給油中にスムーズにガソリンが入って行くようにするためのものです。
このホース根元のタンクとの接合部に、こういう感じの滲み汚れが付いていました。

薄っすら滲み出てきたガソリンに、長年の汚れが蓄積したもののようです。かなり以前から滲んでいたように思われます。その代わりたくさんの量が漏れているわけでもなさそう。
30番の方は、こんな感じで思いっきりホースが裂けていました。

破れは盛大ですが、逆にここには液体が漏れている跡のようなものはどうやらありません。が、もしも液体のガソリンが何らかの要因で上がってきたら、ジャブジャブ漏れそうです。元々のガソリン蒸気の回収は‥‥ちゃんと機能していないでしょうね。
山道でどちらから漏れて来るのかはっきりしませんが、両方ともに直してもらいます。
17番のホースについては、ホース自体は大丈夫そうなので、ホースの固定部のホースバンドのところをやり直してもらうことに。
30番は日本に在庫がないとのことで、現在本国から取り寄せてもらっています。
で、正規ルートでその見積もりを取るのに、担当が休みだったとかで2週間くらいかかったんですよね。その挙句に本国取り寄せになってまだまだ直らないのです。そんなことなら、車検を先に通してもらって、問題だけチェックしてもらい、部品は後から自分で入手して別途修理してもらった方が良かったかも。
でも燃料系は怖いから、できるだけ早い方がいいと思って預けちゃったんですよね。う〜ん、ちょっと失敗だったかも‥‥ドライブにとてもいい時期なのに‥‥‥乗れなくて残念です。
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2024/11/15 20:47:01