
今回もまた、サスセットオフのお話し。
自分が乗っていることもありスカイアクティブ(半)になったアクセラであるBLFFW型を主にサスペンションセッティングやっている感じですが、他に1.5LのBL5FWも見てます。
が!
スカイアクティブになる前の初代BLアクセラであるBLEFW型(以下EFWと省略)は身近に今やいなく、触れた事がありませんでした。
今回の作業は、ちょっと前に知り合った方との話の中で、
足セットやります?日にち合えば…というところからとんとん拍子で話が進みまして、このGW中に予定を組んでのオフになりました!
お会いするのは
去年の走行会の時以来です。

この通り、EFWですよ!!
ってこれで分かる人はなかなかのBLアクセラマニアですがw
でも外観はBL後期フェイスなんですよね。
パッと見で騙されますw
今回作業するEFWの装着してる足は…
ラルグスの車高調!
いやー、一度これ現物触ってみたかったんです。
それもあって声を掛けたのがきっかけなのでw
ブリッツとラルグスはほぼ同じと言われてますが、何をもってして同じとされているのかの根拠なく同じ扱いにされてます。
ちょっと知ってると、ブリッツはピロアッパーだけどラルグスはピロアッパーじゃないんだよねという返しがくるかもしれません。
そう、違いは
・ピロアッパーかゴムか
・フロントのバネレートが7kと9kの違い
・リアはバネとか構成同じ
・リア減衰ダイヤルの位置が車外(フェンダー内でダイヤル操作)か車内(アッパー側でツマミ操作)かの違い
というところは知られていると思います。
ダンパーは実際どうなんだ?というのは比較した人はそんなにいないでしょう。
だって減衰調整も同じ32段だしこの価格帯でそんなあれもこれも違う仕様にする方がコストが…ってなる話ですしね。
一先ず試乗など、基本的な作業を進めていきます…
作りは3FWマツダスピードアクセラに少し似てるのかな…?と思っていたら、
なんじゃこりゃ。
FFWや5FWにはないものが付いてて邪魔…
どれくらい邪魔ってラチェットの頭が入らないくらい邪魔w
基本的なものが同じでもこういう違いが色々あるのがBLアクセラです。
でもまぁ、特につまづく事もなく作業は進みました。
じゃ一旦昼休憩がてらちょっとテスト走行しましょうかーって事でオーナーさんに運転してもらって、移動。
毎度毎度面白くて好きなんですが、それで何でこんなに化けるのか??っていうのが不思議なんだと思います。
作業は目の前で見てるし、何かを交換したわけでもない。
でも自分の車を運転すると、???!!!みたいなリアクションになるんですね。
かなり変わるでしょう。
まだやる予定の事は終わってないんですが。
次、フロントタワーバーが

タナベ製が付いてたんで、これもちゃんと精密に取り付け作業をします。
左右のターンバックル位置を完全に揃えてブラケットの位置も調整。
このタワーバーはしなりもあるけど、剛性も確保できるのでちょうどいい塩梅なんです。
一通り足セット作業はここまで。
減衰力はとりあえずこの後走って様子見てから調整していきます。
実は今回、足の他に…
コークスポーツ製『Mazda 3 Short Ram Performance Air Intake』です!
(※フィルタは汎用品に変わっています)
これ、同じFFW乗り(元になってしまいましたが)仲間より購入したんですが元々FFW用ではないんです。
ただ何用かははっきりしてない。
それでも見た感じサクションホースくらいは使えるんじゃないかなと淡い期待を抱いてたんで譲ってもらったんです。
実物が届いてから各部調べたんですが、エアフロ取り付けの問題、サクションホースはサイズが太くFFWの純正ボックスには使えなかったりで、買ったもののこれどうしようかな…
となっていたところ、今回のこのEFWの個体が逆にFFW用の社外サクションキットを小加工してEFWへ取り付けている。
且つエアフロ取り付け部が損傷していてちょうどどうしようかと考えていたところだったという話。
ちょっとこれ…
コークスポーツのエアクリがEFWに付くかはっきりは分からないんですけど、サイズやエアフロ台座の形からしてEFW用っぽいんです。
5FW用だったらサクション径が70φではないので、EFW用の可能性がある。
もし上手くつきそうだったら物々交換しませんか!?と交渉してみました。
まずはエアフロアダプタから…

無事エアフロ付いたし!
こちらで準備した低頭ネジがまたぴったりだった。

エアフロへの整流版の位置も正規だとこうなのか…!
ちなみにFFWのエアフロを当てると

話になりませんw
まずエアフロが付いた。
後はスロットルにサクションを付けてみる。
純正エアクリボックスを外していき…

戻しのホースまで位置ドンピシャですね…

めーちゃめちゃ綺麗に普通に付いたんだけど!!w
って事でやっぱりEFW用でした。
付いたー!!wって事で、自分はこちらを譲渡いただきました。
FFW用エクゼ製サクションキットです。
これをEFWに付けるとなるとホースの角度が全然合わなくて、角度ついたホースを別途購入し何とか斜めにカットしたりで合わせてたみたいで…
当たり前ですが、EFWでの取り付けが苦しくてもFFWなら専用なのですんなり収まります。
今回はホントにたまたまだったんですが、お互い手持ち部品を交換して納まるところに納まったのは何とも面白い話でした。
野太い吸気音がする様になったEFWアクセラに乗り、足周りセットの細かい追い込みに出ます。
減衰を上げ、下げ、基準を出して…
最終的に朝方乗ってきた状態と走った感触が物凄く変わった様で、オーナーさんにもとても喜んでいただけました!
やったぜw
という事で、今回の作業の中でラルグスの車高調を測定して触って乗ってと実物触れて分かったんですが…
ブリッツとラルグスの車高調、少なくともBLアクセラ用はまるで特性が違いました。
製品の構造的な内容を具体的に何がどうとかあまり言わない方がいいのかなと思うのでざっくりですが先述した違いに加えて、
・フロントダンパーがまるで違う
・リアダンパーも部分同じだけど違うところはまるで違う
という具合で、製造元は同じかもしれないけど全然違う物でした。
いやはや、ひょんなことだらけの今回でしたが凄く楽しかったです。
今年のGWはこの作業の他にもまだ、アクセラ系のイベントが続きます…