今年も早々に~な感じですが、BLアクセラいじっております。
まずは自分初のBL3FW、マツダスピードアクセラです。
基本シャシーは同じだけど2.3Lターボの6MTでFFのやつ。
要するにめっちゃ速いアクセラ。
これ、結構BLアクセラ界隈だと乗ってる人多いんです。
オフ会行けばBLFFW<BL3FWだし、
BLFFW、BLEFW(いずれもNAのATのみ)からBL3FWへ乗り換えた人口の多さたるや!
だから余計に自分はBLFFW以外見るつもりはないんです。
完全なるひいきなのでw
BLFFWの本来持ってる楽しさ引っ張り出したろうじゃないの!って感じで身近な人限定でやってるので、このBL3FWの件は例外です。
彼のBL3FWは前から気になっていたのと、走っている方なのですが足周りに行き詰ってる感じが前からあったので一度見てみたかった。
足周りをあっちこっち見てて、あ、NAと違う!ってのもやはり結構あるもんですね。
これとか、
フロントのロアアーム。
分かりづらいんですけど、ロアアーム後ろ側のブッシュがNAモデルよりでかい。
まぁ、軸重が全然違うんでそりゃブッシュのボリュームも増えるよなってところではありますが。
左フロントのロアアーム上とか、
NAにはこんなのない。
何かの…光軸センサー?
NA同様にリアにもあるんですよ光軸センサー。
ロアアームなんてバタバタ動くところになんでこんなの付いてるんだろうな。
基礎構造自体はNAと同じなので、オーナーさんに助手席に乗ってもらいながらヒアリングして決めたイメージで設定して作業していきます…
前に話してて、フロントタワーバーのところのワッシャが座屈してたのが気になってたので、
こちらで準備したワッシャ、M8x26の2.3mm厚を使用。
タワーバーの掘り溝にピッタピタです。気分が良いw
アッパーマウントのここのトルクは結構低いんです。35NMで締め付け。
手締めでぎゅーっとやると確かにワッシャが薄かったから余計に座屈するかも。
付いてたフランジナットまで反ってしまっていましたが、後でオーナーさんが交換するって事で今回はとりあえず再利用。
このアクセラはオートエクゼのメンバーブレースセットが前後付いていましたが、
凄いですねぇ、何点止めてるんだってくらいに張り巡らされてます。
当然というか乗り味もハードです。
ハードなんですがバネレートもF18k/R20kで走りガチ仕様なので良いのでしょう。
あくまでも自分の役割は、オーナーさんの好みに合わせつつちゃんと車の良いところを引っ張り出す事。
作業内容は~
・1G締め
・リアアッパーマウント位置最も垂直位置で固定
・リアスタビリンク、入ってたワッシャ3枚→1枚へ変更
・フロントタワーバー部ワッシャ変更、ナット締め付けトルク適切に
作業後も変化は分かった様でしたが、やはりホームを走ってみて違いが良く分かった様です。
乗り心地が良くなりつつオーバーステアが消え、走りやすくなったみたい。
良かった良かった。
これ、スタビリンクが特に悪さ…って程ではないけど邪魔してたんです。
車高を下げたからワッシャを入れようってあれ。
確かに長さと角度は大事なんだけど、結局車に適切かどうか?が一番大事なので。
自分が運転してみて、減らした方がいいなと思ったので減らしましたが正解だった様で、最終的にその後オーナーさんが追加してたワッシャをゼロにしてましたw
何となくでリアスタビリンクにワッシャ入れてる人。
それ、本当に車に合ってますか?
ってねw
とりあえずで入れてるなら2枚くらいまでにした方がいいかもしれませんよ。
数字にこだわるのか、見た目の角度にこだわるのか、やたら入れる人いますが。
数日後。
今度はフルノーマルのBLFFWです。
フルノーマルに、1G締めは意味があるのか!?というトンデモなテーマに付き合ってもらいましたw
とはいえ、オーナーさんはオートテスト競技にバンバン参加されている方。
街乗りだけのアクセラじゃありません。
だからこそ色んな意味で興味があったわけです。
作業自体はフルノーマル且つ、程度が良かったので超絶楽に終了。
ノーマル足なのを加味しつつ…ちょっとだけ味付けは変えました。
シームレスな感じ。
ノーマルだと乗ってもああノーマルだなぁって感じなんだけどw
そこにある雑味をもうちょっと取り除いた感じ。
ってフロントのブレーキパッド
これ、貴重なFFWの後期型(シルバーエンブレムでエンジンカバーがブラック)なんですが、パッドの文字の色違いますね。
へー!
そして!
ビフォー…
アフター!!!
オートテストみたいなフロントねじ込んでーって動作がある使い方ならば、フロントにタワーバー付けるの良いと思いますよ。
要らん時外せて効果オフにできるし、付けてても強度が程よいタナベのやつがオススメですーって話をしたらすぐでしたw
去年11月にほいさんのBLFFWにこのタナベのタワーバーが付いてて、それの
作業をした時にこれはなかなか程良いなと感じました。
ただバーが赤なんで…赤が好きって人はいいかなと。
今回はボディが赤で後期のエンジンカバーと最高に良い条件になりました。カッコエエ。
前回はゼロテンションでバーを取り付けましたが、今回は目当てもはっきりしてるので狙ってバーを張る方向で組み立てていきます。
ストラットは内側に倒れ込む動作をするので、そこを矯正する。
ジャッキアップ状態でバーブラケットの位置を左右とも微調整し、それに合わせてバーのターンバックル部を左右同調させてからバーの取り付け位置を調整。
仮決め状態で先にブラケットを固定。
バーブラケットと純正補強パーツ、ボルト類は錆止めの意味も込めて防錆油を薄く塗布しておきました。
タナベのはボルト類、錆びてるの多く見ますね…
見た感じ、メッキがやられて中から浮いてくるのかな。
エンジンルームの清掃をしてから、減ってると聞いていたクーラントの補充。
マツダ純正FL22クーラントをちゃんと使います。
グリーンだけど、超ロングライフのクーラントです。
ピンクとかブルーのあの手のクーラントと同じタイプ。
だから、普通のグリーンのものを混ぜるのはあんまり芳しくないですね。混ぜたからって壊れやしないですけど。
あと、パワステフルード。
タンク揺すってもフルードの反応ない。
下がってるのかな?と思ったので、エンジン掛けてステア切ったり戻したりとかしてもらったけどまるで動きなし。
これ、見える範囲フルード量MIN以下余裕の状態になってるね…まさかカシメ部の漏れ?
去年サービス終了しちゃってるから今からだと有償修理になっちゃうやつだなぁ…
ともかくこのままじゃいかんから、急遽行きつけのディーラーへ行き補充してもらいました。
タンクの真ん中てw
MAXより上だけど無いより安心の量。
フルード無くてエア噛みしだしたりしてたら振動起こしたりしますがその類の症状はないのでセーフ。
これでその後も減る様だったら、例のカシメ部漏れの持病が出てるので交換2万8千円くらいコースです…
今回の作業内容は~
・1G締め
・リアアッパーマウント位置最も垂直位置で固定
・フロントタワーバー精密取り付け
・マツダ純正クーラントFL22補充 320mlくらい
・パワステフルード補充(マツダディーラーにて)
走った感じは明らかに違いますね。
流石にタワーバーが仕事してる感がある。
ちょっと今のタイヤでは足が勝ってタイヤを横に飛ばしてしまうクセがありました。
トラクションコントロールをオンにしてれば制御は効く範囲でしょう(オフにしてのテスト走行でした)
次のオートテストで良いタイムが出ます様に!
そんなわけで更にBLアクセラと触れる事が増えて、自分のアクセラに対してもやっと疑問を抱いていたものがハッキリした。
これ。
これは
マツダスピードアクセラのブレイスバーです。
これは当時純正足の状態で交換し、硬いけど悪くはないって感じでしたが、
その後車高調、メンバーカラー、細かい変更がありコレジャナイ感が頭の片隅にずっとありました。
潔く
スカイ純正に戻しました。
上のパーツレビューでも書いてますが、スカイは軽い1枚板です。
まぁ、頼もしい印象は…違うけどw
ブレイスバーの部分って車体捻じれの中心部分なんですよ。
この部分の捻じれ量で随分車の印象が変わる。
しかもBLFFWの場合この部分のパネルが
ベースが厚く変更された上で、あの1枚板がある。
厚くなってるBLFFWにマツダスピードアクセラの板は効果が良くも悪くも更に効いてしまう。
捻れないなら先の方…ストラットの方だけでパタパタ動く形になってしまう。
というか、なっているw
足周りを細かくやってきて、その中央の捻じれ抑え込み量に疑問を抱く様になったーというわけ。
ぎゅーっと捻れていってくれた方が気持ちよく曲がれると今は考えているので(自分のアクセラではね)
交換後は18インチから17インチにしたみたいな角の取れ方でありながら、必要な捻じれ剛性はちゃんとある。
要するに、やはり今の自分の仕様には過剰な硬さだった。
その一言です。
スポーツタイヤ履いて、ガンガン高速道路でも飛ばすならいいかもしれませんけど、しんなりかっちりな感じにさせている今は合わなかったかもしれません。
純正に戻すのもまたセッティングの1つ。
たまには後付けの補強パーツを外すのも面白いと思います。
発見があるかも?
長々となりましたが、今年も早々にアクセラ充ですw
ただ、世間は今も大変な状態ですので…うがい手洗いアルコール消毒、人との距離の取り方などなど、皆様注意されて元気にお過ごしください。
一人でこつこつ車いじりがオススメです!w