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こーづきのブログ一覧

2023年11月26日 イイね!

27万キロ走行のBLFFWアクセラ

27万キロ走行のBLFFWアクセラ
今回はBLFFWアクセラで自分が知る範囲、最も走行距離が長く現役新車ワンオーナーの方です!

気付けば彼と最後に会ったのは去年のマツダオフ宮城でした。
もうあれから1年…





BLFFWアドバンスドスタイル並べしましたね!
この時のちょっと前に足周り作業やってますが、マツダオフ宮城の後にドライブシャフトを左右新品にディーラーにて交換し、1G締めが解除されて素組みに戻ってしまいました。
その変化が如実だった様でまたの機会にお願いしますという話を受けていたんですが、なかなかお互いに都合がつくタイミングがない中とうとう巡ってきた機会が何と1年後の11月末!w
いやはや、時間の流れの早さよ…

この時のブログに走行距離が23万キロって書いてあるんですけど、今回会って距離見せてもらったら27万キロ!!!
待て待て待て1年で4万キロ増だって!?
まるで追い付けない(こちらは今25万キロ)し差が縮まる気配感じないわw


一度現時点の状態で試乗をさせてもらい、状態を確認。
悪くはないけど、良くもない…
これをまた、運転してて気持ちいい足にしていきます。
今回のメニューは

・BLアクセラ乗りさんから譲っていただいたオートエクゼフロントタワーバー装着
・交換検討言われたスパークプラグ交換
・ドラシャ交換作業で解けた1G締めやり直し
・他、見て気付いた箇所の修正

まずタワーバー。
知り合う前に既にリアには同社エクゼのフロアクロスバーを装着されてました。
去年の足のセット出しで、どうにもリアにだけバーある状態だとこのバー特有の悪癖が出ていて難儀したのを覚えています。
ていうか自分がフロントあってもいいがリアは無い方がいい、の人なので尚更だったんですね…
しかしその後、ご縁あってフロントタワーバーがこちらへ来ました!
これが気が付けば2ヶ月前の9月の話。


装着前


装着後


BLアクセラのタワーバー装着は、純正アッパーマウント仕様の場合結構注意しなくてはなりません。
アッパー側がナットで、ボルトを挿す仕様なんですがアッパーマウントの座りが今一つ良くない事がありアッパーの穴位置がずれてしまって、ちゃんと確認して入れないとボルトを思いがけず折ってしまうという事が結構あるんです。
まずボルトを外すのに負担を減らすのが大事。
ジャッキアップをしてストラットへ掛かる荷重を減らしてから慎重にボルトを緩めていき、アッパー側の穴を位置合わせしながらボルトを抜きます。
ジャッキで上げ過ぎると普通にアッパーがストラットから離れてしまう(張り付いている個体もたまにある)し穴の位置もボルトが入らないところへ行きがちなので、高さ調整しつつボルトが通しやすいところにしておく必要があります。


ナイロンブラシとエアダスターで清掃して、純正補強はラスペネ塗布したペーパーで防錆。
助手席側のストラットは運転席側と違ってツメが寝ているのでこれをプライヤーで垂直に起こしておきます。
で、これ。悪い例。


こうやって知らない…というかちゃんと見もしないで爪を潰して取り付けてしまう人(ショップ作業との事)もいるんです。
この時もこれ見つけて修正しました。


ただ載せて締結するのではなく、フランジ位置を純正となるべく重ねる。


付けるなら付けるで剛体としてきっちり仕事してもらう為の取り付け方をします。
何分アッパー位置が悪い状態で締めれば簡単にボルトが折れるくらいなので、折れない様に穴位置とフランジ位置を調整しつつ、段階を踏んで適正トルクで締めていきました。


作業してる間にエンジンも冷えたのでプラグ交換しましょう。
ディーラーで点検を受けた際にプラグ交換検討という事で、何がいいでしょうかというところからこれとかこれとかーという話をして、今回は純正プラグ(見積もりはしたそうですが1万円程だったとの話です)ではなくアフターパーツのプラグで、


DENSO イリジウムタフVCH20です。

純正プラグはDENSO 20番(NGK6番相当)プラグと、NGK 7番プラグの設定があります。
この設定に関して詳しい事情までは分からないし整備書にも指示があるわけではないんですが、新車時プラグは生産時期によってどっちが使われているかというのはEPCの車体番号の範囲で確認しています…がそれ以上は分かりません。
今回このFFWに装着されていたのはNGK版でした。
でも一度交換してるはずなのでディーラー選定でNGKにしたんでしょう。
まずは新旧並びで1番から。


1番(と新品VCH20)


2番


3番


4番
最後に新品VCH20のアップ。


純正プラグと比較して何が違うかというと、中心電極細針0.4φ仕様と電極の突き出し量増加ですね。
熱価にしても6番相当と7番(メーカーが違うのでここが難しいところですが)でFFW向けに設定されているプラグの中では一番市街地走行向けと思います。
プラグも用途により合わせたら良い効果が望めると思いますから。

この劣化してプラグギャップが大幅に広がったプラグですら高燃費を出すんですよ…
仕様としてはナイトスポーツのツインテールマフラーくらいで、後はエアクリ含めた純正。
だったんですが、今年何とナイトスポーツの4BEAT-RC導入!!
燃費って変わりました?って聞いたら、やっぱりちょっと下がりましたねーって話だったんですが、外したプラグの状態がコレだったのでシンプルにプラグが悪かった線もありますw
これじゃあ流石に着火悪い、燃費が良いはずないんです…


全部しっかり締め付けてからエアブローして終了!
タワーバーの体感と、プラグ交換で異常音とかないか確認に試乗行きましょう!
って事で運転してもらって出発。
出たな鉄骨タワーバー特有のツッパリ!って感じはありましたが、今日はこれを先に装着してからのフロント足セットアップがあるから構いません。
プラグも良い感じですね。
始動性、アイドル安定、踏み込んでからの吹け方、問題なさそうです。

ただ今の減衰力だと明らかにパンパンした感じで気に入らないのですぐに減衰を1段下げましょうって事で下げました。
1段でこんなに変わるんですか!って慣れた車の変化に驚いてましたが、変わります。
だから面白いんだなー



1G締めやっていきます。
ついでなんでじろじろ見て何かないかチェック。
このチェックは割と五分五分で何か指摘しますね。


BLアクセラの定番、フロントインナーフェンダーの後ろ下側のクリップが居ませんでした…
ていうか見てて、あれ!?ってなったんだけど、


FFW後期ってインナーのクリップまでサイドステップで使ってるクリップと共通になってるんですよ!
いやいや、知らなかった…
何年か前にFFW後期1台やらせてもらった時には純正ブレーキパッドが違うのに気づいたけど、まさかクリップの種類まで変わっていたとは…
通常のクリップだったら最近在庫持つ様にしたんだけど、こっちのは在庫あったかな…って倉庫の純正部品ごそごそ。
ありました!新品2個の中古2個。
中古は欠けもないし使えるので、劣化しやすい下側に新品でその上に中古入れましょう!って事でパチン。


写真は右インナーですが左右とも同じところが同じ様にいなかったw
自分のもゆるゆるになってたし、やっぱりこの下の部分のクリップ欠けは定番ですね。
走行風でインナーが振動するらしく擦れ痕も白くなってて凄かったんですが装着後はしっかり押さえられてので、これでインナーがブレる事はなくなったでしょう!
じゃ、ブーツ類の点検していきます。


左タイロッドエンド


左ロアアーム


右タイロッドエンド


右ロアアーム

全体的に流石に27万キロ走行車という具合ですが、右タイロッドエンドブーツはグリスの滲出がありますね…
距離も考えたら左右タイロッドエンド交換がベストでしょう。
次回車検も遠くはないのでそのタイミングの交換がオススメです。
ついでにフロントだけだけどブレーキパッドもチェック。
ちなみに過去にリアは純正新品に一度替えていて、残8mm程度はありました。


左フロント


右フロント

んんん5.1mm…まぁほぼ5mmというところ。
内側も同じ具合で変なバラつきは認められませんでした。
ブレーキパッドメーカー談でパッド残5mmからが減りが早いと言いますからもう交換のレベルでしょう。
これも来年の車検のタイミングで交換推奨ですね。
社外パッドであればディクセルのECタイプ辺りがオススメ。
この辺ならリア純正パッドでフロント社外でも組み合わせ的に問題ないです。


最後に、マジ?って驚いたやつ。


27万キロ走っててエンジンマウントがひび割れこの程度って凄くない!?

そもそも普段からの燃費の良さといい、各部品の減り方といい、運転の丁寧さが垣間見えます。
ただゆっくり走ればそうなるとかそういうんじゃなくて、扱いの適度さが上手いんだと思う。
30万キロ目指して頑張って欲しい…って考えてみたらもう来年30万キロなのでは…!?


チェックも一通り終わり最後のお楽しみ、試乗です。
もう走り出してすぐ、ああ!wってなったw
いい加減もう何台何十回もBLアクセラの足セットやってるから狙ってやるのはあるんだけど、朝試乗した時のふにゃ感インフォーメーション無しみたいなのが、しなり、コシがあって、ステア切ったら切った分曲がってすぱっとステアが必要分戻ってくる。
補強入れて減衰1段下げてって±ゼロみたいに感じるけど、ボディの硬さが上がった上で足がよく動く、でもそれだけだとヘナヘナになってしまうからそれ前提でちょこちょことやったわけで。
勿論乗り心地が悪い事もないです。
距離乗るからこそ運転は気持ちよく、楽に出来た方がいい。
それができるFFWアクセラにできました。
今回は既にスタッドレス16インチだったんで、今後夏タイヤ17インチにして(想定はある程度入れたけど)乗り心地がハード目だったらまたその時改めて調整しましょう。


今回1年越しだったんですが、来年はSUGOに行きたいですね!と言ってくれたので、またお会いできる事を楽しみにしております!!
自分のアクセラもしっかり維持しないとな…
Posted at 2023/11/26 12:46:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人様のBLアクセラいじり | クルマ
2023年11月24日 イイね!

BLFFW、ステアリングラック交換

BLFFW、ステアリングラック交換ステアリングラック(ギアボックス)を交換しました。

当初、今年は車検だし一度交換した事のあるタイロッドエンドブーツにヒビ入ったら次はブーツ交換じゃなくてassyで変えよう~と作業したのが走行17万キロの頃。
この頃で既にタイロッドのボールジョイントはくったくたで、タイロッドが宙に保持する事は出来ていませんでした。
ガタこそなくても、くったくたって充分交換対象だったんですけどね。
あの頃から距離も伸び、既に25万キロ到達しタイロッドエンドのブーツも早々とひび割れています…
純正より寿命短かったね。
ラバープロテクタントも使ってた割に。

という事で、
距離が距離だからタイロッドエンドだけでなくタイロッドも交換お願いします!
とディーラーに部品手配と作業を丸投げ。
トーイン調整までしなくちゃならない、しかも車検近いタイミングにとなると全部やってもらった方が確実!
自分作業じゃないとみんカラの記事ネタにするには弱いけど、確実な作業の方が大事。
それで出てきた見積もりの中の工賃が4万円。
えっ!?タイロッドとタイロッドエンドの交換で4万円!?ってちょっと驚いてしまって。
でもまぁ今時諸々頼んだらそうなるのか…?と思いつつ依頼はして。

帰ってから整備書で確認して分かりました。
確かにタイロッドの根っこ側は遠い。
つまり、メンバーを降ろすと…
だから1泊2日作業になるという話だったわけですね。
こーりゃ大変だ、ウチの駐車場でやるもんじゃない。頼んで正解。
(アクセラでの有用性は不明ですが、タイロッドの根っこが遠くにある構造でも分解箇所少なく緩められるタイロッドリムーバーという工具が存在します。
仮にステアを全開付近まで切って緩めよう様にもフロントロアアームくらいは外さないとモンキー振り回すにはスペースが無いかもしれん)


って事でディーラーに車を預けて、代車をお借りして帰りました。
作業が終わったら電話連絡との事だったんですがその日の夕方に電話が来て。
えっまさかもう終わったの!?って思ったんですが、えー…良くない知らせでしたw

「早速メンバー降ろしてタイロッドを外そうとしたんですが、
ブーツをめくったらフルードが漏れてきまして。
漏れたフルードがブーツの中に溜まっている状態でした。
こうなると新しくした方が、という話になるんですが…」

現物写真を印刷した物をいただきました。


25万キロとはこういうトラブルがくるものだ…外して見えるタイプの…


ラックのシールがダメになってたんでしょうね。

でも、本当につい最近タイロッド外すならどうするんだ?ってタイヤホイール外して対面して触っていたんですが、まさかブーツの中がそんな状態になっていたとは思いもしなかった。
動作異常もなかったし、そもそもパワステオイルの量も異常に減っている事すらありませんでした。
そうすると、本当にここ最近発生し始めていた漏れなのかもしれない。

どうもこうも言えるもんじゃないので、純正新品の取り寄せをお願いしましたが、そもそもこれがすぐに来ないらしくて数日掛かると。
なので、メンバー降ろしたけどまた元に戻してピットからアクセラ出して避けておいて、部品が来たらまたメンバー降ろして…
倍だよ、倍。
本当に手間だったろう。
作業担当された方。お世話様でした。


はい、という事で、


新品になりましたー!!
納車されてから次に向かった出先の駐車場でハンドルを切り返したら、
『ドドドドド!』
と結構な振動がした。
ああこれ…フルードのエア抜きが不完全な時に出る症状じゃん。
FCでも経験あるよ。

ディーラー担当氏に電話。
エア抜きは大分やったんですがエアがかなり抜けにくかったので…という話だったんで、これでまたディーラー預けてーってのもまた手元から車なくなっちゃって不便だから、じゃあこっちで面倒見るのでいいですか?って事で発生した症状だけ伝えて、後はこっちでその日の晩に両輪ジャッキアップしてロックトゥロック繰り返して、その後は振動が特定の舵角、左10分くらいに切った時にたまに出る程度からほぼ出なくなり最終的に落ち着きました。


という事で、静かな終わりを迎えていたステアリングラックの話でした。
いや、分からん!
ラック交換前にたまたま撮ってた写真があるけど、


左。


右。
こんな感じで外観じゃマジで分からん。
ガタでもないし、漏れが滴ってきたわけでもないしパワステフルードタンクのMINまで行ってたとかもない。
何というか、今回の場合は運良く見つかった感じでした。


さーて次は何が壊れるのかね。
ドラシャもあんまり見たくないけどアレっぽい雰囲気するしハブベアリングも転がり大分悪いよ。
一度新品に交換したし、っていう部品ですら2周目の交換対象品が増えてきた。
普通のアクセラなのに何か、沼だ…w
Posted at 2023/11/24 21:00:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | BLアクセラトラブル | クルマ
2023年11月19日 イイね!

初のマツダ3、車高調調整

初のマツダ3、車高調調整BLFFWアクセラからBPマツダ3へ乗り換えたあおヒゲさん。
先月車高調を導入したという話を聞き、後でどんな感じか乗せて下さーい!
という事で、いつもの感じでこちらへ来てくれました。感謝。

…が。
いざ運転させてもらって割と早くに違和感。
聞いてみれば

「友人と出かけた時に乗り心地悪い、疲れたって言われたんですよね…」

テインの車高調がこの感じはちょっと俺にはイメージにない。
車高調組んだマツダ3は初運転だけど、それにしては穏やかな感じがない。
突っぱねてて硬い。
フレックスZならフルタップ、こんなことはないはず…


ちょっとフロントバネのプリロードに違和感があります。
ジャッキアップして見てみてもいいですか?
って事でチェック採寸開始。
幸い、その場に付属の説明書もあったのでメーカー推奨参考値を見ながらショップさんが作業して設定した値を見て行く。

これは…やっぱりプリロードが多く掛かってますね。
プリロードそのまま下げたらその分車高も下がってしまうんでダンパー側も調整してなるべく近いところで合わせます。
片側を決めて、その数値をメモして反対側へ。
で、反対側をジャッキアップしてタイヤホイール外して、車高調と対面して、ん?ってすぐに違和感を感じた。
何かスプリングシートの位置が見た目に違う…


採寸した結果、ダンパー側の位置が片方と12mm違うw
何で!?
でもジャッキアップ前にフェンダー~ハブセンターで測定して車高差は2mmだった。
という事はもう1つしか答えはありません。
マツダ3はフロントストラットなのでフルタップの車高調であればダンパー側で車高の上げ下げが基本。
左も右も、そもそも肝心なダンパー長設定が不揃いになってるのに、それに気づいてか気づいてないでかバネ側でプリロードをこれまた左右別個設定してて、
そんな変な状態で車高を左右揃えてる状態だったという事になります。

んなアホなw
歳食った車なら左右で車高を見た目で揃える為にそういうずらし調整をするのはまだしも、今年納車してるド新しい車なんですけど!
何でどうしてを探ってる中で分かったのは、この車高調はプリロードを掛けて行っても初期の内はバネが縮まず、アッパー側のブッシュか何かで吸収されてて実バネの自由長が全く変化しないので測定点がバネ本体1ヵ所だけだとプリロードがゼロからどれだけ掛かってるのかが全く判別つかないという事。

もしかしたらこれを組んだ人はそこの違和感に気付けず、おかしいおかしいってとにかく回してどうにかの思いで車高を左右揃えたのだろうか…と考えた。
今回は時間の制約もあったので、現時点で左右の車高自体は揃ってたから、まず問題点であるプリロードを再調整して抜いて下がった車高の帳尻合わせでダンパー側も上げて車高を上げてそれで様子を見てみましょうという事にしました。


そんな作業の中で、ん…?と目に入ったのがダンパーを締めているナックルを貫通したボルトナット。
ちょっと待って!
さっき左側やった時にここのボルト車両後ろ側からボルト入れてて、前ナットだった!
こっち(右)はボルトが車両前側からボルト入れてて、後ろナットになってる!
左右で互い違いにナックルのところのボルトを入れるなんて普通あり得ないんだけど…!(※後でネタ明かしアリ)
こういうのは方向に指定はないが左右で揃える事とか整備書に書いてあるものだったりしますね。
どうします?こっち(右)上げてる状態だし、こっちを左に合わせますかって事で合わせる為にボルトナットを外します。

そもそもここのダンパーを締めているボルトナット、どちらもマツダとしては再利用禁止指定をしている部品なんです。
そこも気になった。
再利用してるし。


外してみたら、青いロック剤がナット側に塗布されてた跡があったけど、もうボロボロに欠けてました。
全く効いてないわけではなかったけれど…再利用禁止指定が掛けられていてロック剤まで使ってるって事は理由がちゃんとあるんでしょう。


はい、組み戻しました。
個人的には前ボルト後ろナットの方が脱落に耐えるって観点で言えばいいんじゃないかなって気はします。
どうしたもんかな…と少し気にはなる感じだったけどまずはタイヤホイールを戻してジャッキダウン。


いや、めっちゃ変わりましたw
乗って慣れてるあおヒゲさんも「プリロードってこんなに変わるんですか…!」と違いを実感できた模様。
そう、やっぱプリロードだよね、あのパツパツしたのは…
こういうセッティングを独立して出来るのがフルタップ式車高調の強み。
ってそれはマシになったけどそれでもターンインの姿勢に違和感を感じる。
ちょっと減衰力変えてみません?ショップさんで基準に合わせたっていうことですが1段硬くしてみて、合わなかったら戻しましょう。
片方を一応段数チェック、締め切り側に数えながら回します。
1,2,3,4,5,6,7…グッと止まりました。
これ、基準の8じゃなくて7になってますね。
ゼロ含めず1スタートで回したなこれ…
締め切りがゼロでそこから左にカチンと戻したところが1。
ちゃんと8にしましょう。
じゃ、反対の減衰も。
1…グッ。ダイヤル回らん。
は???


考えられるのは1つだけです。
テインの車高調は新品で買うと減衰マックスで来てますのでそのままでショップさんで減衰の調整をされていないという事になります。
つまり、これまで設定されていたのは片方7段片方1段という事。
ターンインで姿勢変化がおかしいと思うのも無理はない、当たり前だこんなもんww
はぁ…となりながら両方8段に直しました。

ええ、もうそりゃ思いっきり変わりましたよ!
これまでと比べたらやわんやわんw
純正?ってくらいに足がちゃんと伸び縮みする。
そうだよなぁテインってこうだよなぁ。
割とコンフォートで、しっとりのんびり減衰させる動き。

大分快適性上がったんで良かった良かった、また何かあったら~!って事でこの日は解散。


しかしやはりボルトナットの組み直しをした方がいい気がしてならない。
再利用品をそのままにしておくのは気掛かり…
部品手配こっちでやるんで、また来週どうですかって事でご足労願いました。

こちらが新品のボルト2本


新品のナット2個(写ってないですが2個あります)

※年式等で違う可能性もありますので、もし使用の際はこれをアテにせず適合調査の上で判断下さい。


ボルトの新旧比較


ナットの新旧比較

ナットは分かるが何でボルトまで交換指定が純正で掛かってるのかは分かりません。
せいぜいロック剤が絡んだボルトを使うな?くらいしか思い浮かびません。
塑性変化を使った…の類でもないですし。
ただ入れ替え作業をしてみて、ぜんっぜん締め付け加減のきつさが体感倍で違ったのでこれは確かに新品使って締める価値ある!とは思いました。


そしてこの部分のボルトの向き。
これも整備書をよくよく読んでみたら、すっげぇ分かりづらい図と文章で説明がされてました。

平たく言うと、
左側はボルトを後ろから入れて前にナット。
右側はボルトを前から入れて後ろにナット。
こう、指定がされていました。

整備書の図ではぱっと見ナックルだけが向きが反転で描かれて、ボルトは同じ向きで挿す変な図が載っています。
マジで図だけをぱっと見すると、はいはいボルトの向き揃えろってね…ってなる感じ。
でもその下に文書で書いてある。
だから前回の作業で最初に組まれてた、これ逆じゃん!って見て言ったそれ。
それでいいって事だったんですね…

要は『ナックル対面して右にボルト左にナット』って事。
これを左でも右でもそうしろって話。
そんな車種もあるのかと勉強になりました…
申し訳ない。
ただ、マジで干渉も何もない。
何でそう指定してるのかが分からない。


ボルトナットの新品入れ替えと向き指定合わせも事終わり、同時に進行したのは改めてメーカーが指定する車高調の測定箇所の採寸データ拾い。
結果、右フロントだけがおかしかったw
やっぱり何かダンパーの高さ設定とバネの位置がおかしいです。
何か理由があってそういう作業の仕方にした?でも、いやおかしい…一度左右同じ数字で設定してみてそれでもし、ああそういう事で左右差作ってたんだって分かったらまたやりましょうって事で左右同じ数字にして設定。
リア側は数字自体はバネ以外は規定値で組まれていました。
バネを上げ方向に上げられていたんですが、なのにダンパーはそのまま。


それじゃプリロード変わるんだってば…一緒にダンパーも調整してあげて…

リアの車高は、フロントが基準車高へ下がった事に合わせてリアも基準車高に下げる事にしました。


フロントと違ってレバー比が違うので回し過ぎに注意。
少しの量で変化が大きいです。

という事であっちもこっちもーな状態でしたが、やっと!全部数字洗い出してちゃんと前後左右が設定できました!


フェンダー~ハブセンター間はメーカー推奨のダウン量の数字に合わせ、実際はフロントダンパーの上げ幅は説明書に書いてある数値では出ませんでした。
説明書の数字にすると今よりも更に下がる事になるので、何か軸重に対しての設定おかしくない?って話になるので…ダンパー側で根本の車高を決め出ししてバネはプリロードを別個で弱く掛けた程度に。
リアは推奨値の車高にして、推奨のプリロードの状態。
全てそのままにして実際のフェンダー~ハブセンター間の車高もメーカー値と同じなのでやっぱMハイブリッドの軸重はフロント重いんじゃないの?ってところ。
一応型式も合ってるんだけど、扱い同じになってるんだよな。

何にせよきっちりデータ測定して調整して出した結果、推奨と同じ状態に持って行けてるので、少なからずショップさんが作業した何か左右でおかしな事をやってたりしてる状態は完全に脱しましたのでw
ボルトナットも再利用無しの新品だし、本当に今度こそ安心して乗って下さいという状態に出来ました。
ベースになるデータも出来たから、次があっても大丈夫。



良い感じです。
先週の最初と比べたら、もう何と品ある乗り心地かw

こちらももやもやした状態だったのをちゃんと今回数値化できてすっきり出来て良かったです!
2週連続で来ていただいてありがとうございました!
Posted at 2023/11/19 02:24:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人様のBLアクセラいじり | クルマ
2023年11月04日 イイね!

メンバーカラー取り外し

メンバーカラー取り外しご無沙汰しております。
気が付けば、前ブログの更新から早いもので余裕で2ヶ月過ぎておりました…

というのもですね、
アクセラが追突事故に遭いまして。
こちらが停車中に突っ込まれたので割合は言わずもがなではあったんですが、板金屋さんも混み合ってて手が付けられるまでが長かったり、通院は今も続いてるし(体調は大丈夫です!)実際はまだ完了になってないので…
ほんっとうに事故はろくでもないですね。
こちとら新車から大事に乗ってきたってのにこれで事故修理車ですよ全く!!

ニュースでの事故を見てても思うんですが、今やもうドラレコは必須と言えますが個人的には前カメラよりも後ろカメラの方が大事な気がします。
皆様もお気をつけて。
気を付けててもトンデモなものが飛んでくる現代ではありますが。


さて、
そんな話はさておいて今回のお題は、BLアクセラのメンバーカラーです。
ちょっと他の作業があるのでその前に一度外しておこう…というわけで、外すがてら経年変化を見ようじゃないのと。

こういうのって、ショップで付けてもらってそのまま。
もう特に気にしなくなった、違いが分からなくなった。
そんなパターンばかりじゃないでしょうか。
付けたものを外してからやっと評価の真なる部分が見えてくると思ってます。
あ、良かったんだ…って思うか、あれ意外と無くても良くね!?ってどっちに転ぶか意外と分からないものです。

ウチのアクセラにはオーデュラ製のメンバーカラーを装着しております。
但し今はフロントだけ。
勿論フロントリアセットで買って自分で装着しましたよ。
でも入れてから3万キロ来たところで思うところあってリアだけ外しましたが、フロントの方は気が付けば装着からリアの倍の6万キロを超えていました。
特に外す理由もないし、フロントはしっかりとした意味と効果を感じていたからここまで付けてましたが…
外して今、現物はどうなっているのかを見ました。
リアルな経年変化は、こうです。


フロントメンバーブッシュカラー、リア側


フロントメンバーブッシュカラー、フロント側
思ってたよりもはっきりしてて面白い結果が見えました。


メンバーブッシュ内径ガタ分ずれるのを抑制し続けた結果、カラー内径はボルトのネジ形状に打痕がつく形になっていました。
とりあえず立てて並べてみる。


これ、ボルトもカラーも当時ワコーズBPRを防錆とかの為に塗布したんですが、6万キロ経って尚しっかり残ってましたね。
狙い通りの効果を発揮してくれていた様です。
ただ、塗布部分以外のところは錆が割とあってパラパラとそれが落ちてきたりでした。
では洗浄します。


思ってた以上に綺麗になったな。

このカラーの材質はA7075だそうですが、ボディ~ボルト~カラー~メンバーブッシュ…の中でメンバーそのものがグラグラと動き回っているのをボルトとの隙間を埋めたカラーにボルトがガツンガツン当たって、ボルトのネジ山が転写されたかの様な状態になっていました。
結果的にアルミが痩せてカラーの効果が薄まっていく…という傾向があるんですね。
街乗り走行のみで負荷がそもそも大して無ければ距離走ってもそんなに痩せはしないだろうけど、それなりに走る人は負担率が違うはずなので頃合いを見て外して確認してみてもいいかもしれません。
これは下側からカラーを挿すだけでいいので交換も非常に楽ですが、他社の挟み込んでその形状に合わせて変形させる…ああいうタイプの場合はどうなるんでしょう?
このカラーの状態を見て気になってしまいました。
材質がアルミ調…潰れて密着…長期の使用で痩せないんですかね?
そもそも変形密着だからボルトの干渉を受けない、だから違う、というのも可能性はなくはないですが。


それだけしっかりとメンバーのズレを抑え込んでいたものがなくなって、それはもう腑抜けたフィーリングになったんでしょうねぇ?と思いながら純正状態にして、しばらく乗っての感想です。

まず正直、随分乗りやすい!!w
入力の逃げ部分が出来た事で乗り味はすっきりし、バタつきもないしむしろステアの修正舵まで減りました。
ターンイン一定の舵角でアクセルを踏み足していった時の修正が明らかに少ない。
もうちょいステア強く握って抑え込む感じにしないとならなかったのが、力まなくていい。
でも、ステアの感触が本当にペラい…w
だけど安定はしてる。
しかし反応はやはり緩慢。
そう、これはまるで強化ブッシュから純正ブッシュにしたみたいな感じなんですよ。
一長一短ですね。


フロントメンバーは色んな部品が繋がっています。
エンジンマウントの後ろ側、スタビ、ロアアーム、ステアリングラック…
これらの揺さぶりを引き受けているのが4ヵ所のメンバーブッシュです。
そこにカラーを入れて規制しダイレクトにさせるという事は当然それら全ての振動特性が変化する。
純正戻しをして楽にはなったけど…物足りないみたいな…w
うーん。
考えますw
ちなみに、既に去年からハーフカラー(4ヵ所中2ヶ所だけにカラーを入れる)は他のBLアクセラで試験やってます。

ともかく、外した事でどう規制をしているのか、どう効果が変わるかが良く分かったのは良い収穫です。
付けっぱなしで考える事を放棄したらこういうのは得られないですからね!
Posted at 2023/11/04 20:59:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | BLアクセラネタ | クルマ

プロフィール

「第11回北関東セブンデー当日です!やります!よろしくお願いします!」
何シテル?   07/22 00:13
こーづき と申します。 RX-7持ち (FC3S 後期 / GT-X) アクセラ乗り (BLFFW / アドバンスドスタイル) もっぱらB...
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愛車一覧

マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
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