毎度はるばるいらっしゃいました、BL5FWのアクセラ。
前回の作業で実は…
フロントロアアームバーの変形を見つけてしまったのです。
分かりますかね、進行方向から後ろへ物凄い湾曲の仕方をしてます。
前回の作業の時にこれはなかったはず。
聞けばサーキットでコースアウトしたからその時かもしれないですという話。
これだともうハンドル取られたり何か症状が出てるんじゃ?という事で運転させてもらいましたが、まず変形したロアアームバーがエンジンマウントの一部に干渉してるので、信号待ちからアクセルを入れる時等の大きく揺れやすい一部の状況で『ゴゴゴゴ』とアルミリジットエンジンマウントか?という様な共振音がするw
それ以外はロアアームバーの変形の派手さに対してそこまで酷い状況ではないものの…
明らかに違うのはステアを切ってからセルフステアで戻ってくる分が悪い。
それくらいとはいえ、その切って戻してがすっっっごい悪いので走ってて全然気持ちよくない!
この状況で足セット詰めるのもどうもこうもないから、これをまずは取り外してからにしてくださいーって事で作業は中断。
そして今回はフロントロアアームバーがなくなった状態(リアロアアームバーは残したまま)で、もうサーキットの日が迫っているので改めてのセットアップです。
ロアアームバーを外した時に作業してもらったお店で外したところだけ1G締めを部分でやってもらったとの事ですが、しっくりこない感じがあった模様…
前にセットやった状態の半減…くらいみたいです。
今回はちょっとモニターテストしてもらうって事もあり…元に戻すだけではなく、コレ
メンバーカラー!
これをちょっとテストで取り付けます。
しかしこの作業が不幸中の幸いというか何というか~な事態を招きました。
フロントロアアームバーを派手に打って変形させて取り外しをして。
今、見た目だけなら何もない様に見えますがあれだけバーが曲がったならどこかへその衝撃が…という憶測。
やはりフロントメンバーの変形を招いていたのが分かりました。
メンバーカラーを片側入れた状態にするともう片側が全く入らなくなり、ボルトが途中できつくなり締められなくなる。
お前はリジカラなのか!?ってくらいにきつくなってしまい、最終的にメンバーの固定ボルト全箇所を緩めた状態で二人掛かりで同時にメンバーカラーのボルトを少しずつ交互に締め込んで行ったら入れることが出来ました。
いやいや、自分の時はカラーが緩かったんですが今回はきつかったですね!
もうちょっとカラーのアタリはきつくても良くないですかねーと思ったりもしたけど個体差の中では今回は悪い方だったのであの寸法で塩梅いいのかもしれない。
今回この作業を行った事でメンバーが変形してしかも寄っていた状態からセンター出しを行えてカラー付きでブッシュレスポンスもアップと、そういう状況にできました。
これだと変化がそれなりに大きいと思うのであちこちいじらずまずはこれプラス1G締めをショップさんの作業ではなく自分がやり直しをしてテスト走行へ。
この5FWは今年からセッティングを重ねてきてるので良くなっていってるんですが今回もまた…頭の入り具合がこれBLアクセラですよね?ってくらいにスパンと入っていくもので…2人して最初からニッコリでした!まーーーじで楽しい!楽しいしかない。
ATだし1.5Lで坂道はパワーバンド入ってないと登らない。
速いって類ではない。
でも走り始めるとガンガン曲がっていくこの軽快感は武器ですね。
オーナーさん運転でも、半減してたダイレクト感が戻ってきた、いやそれ以上!?という好印象ぶり。
やっといつもの感じです。
切ったら切った分、ステアも戻ってくる。
気持ち悪さがありません。
ただ、そのフロントに対してどうしても個人的にはリアの感じが気になってしまって…
勿論残ってるリアロアアームバーも影響がないわけじゃないんですが、そこでもない。
バネです。
リアバネのプリロードは実は前々回の作業の時点でも気になって一度分解調整までやったものの元と同じ数値にしてました。
それを今回は追加作業で変えます。
フロントの動きに対して、リアはこうしたいから…というのを考えて調整。
調整できる範囲の中では結構プリロード強めになりました。
粗め調整の方が最初の頃はいいんです。
最初から微調整だと評価に悩むから。
「良いと…思う」じゃダメで「あ、これいいねぇ!」って思えないと気持ちいい走りに繋がらない。
この辺のピントを合わせるには絶対的にセッティング回数は積まないとなのでそれがこの5FWは出来てきていい感じになってきてると個人的には思います。
リアダンパーを外さないとプリロード調整できないので外して調整して戻します。
ダンパーのアイブッシュも重要なのでちゃんと1G締め。
リアはブッシュの数がフロントよりも断然多いです。
全てのアームブッシュが同じ状態で締め付けられていることが肝心で、それがズレてたりするのはダメ。
ブッシュの捻じれが同じ様になる事で足の動きが劇的に良くなる。
ボルトを通して締め付けただけの素組み足とは段違いになるので意識するべき箇所です。
結果、個人的には良くなった!
フロントがグイグイ曲げる感じだったのがちゃんとタイヤ4つで曲がる感じになった。
が、オーナーさん的にはちょっと悩みが残った感じはあったみたい。
最初の方が好きだったかもしれない?
そこは好みの差もあるかもだけどとりあえず乗ってみて、と。
サーキット走行終了後の後日段。
フロントの動きに対して減衰力をどうしたらいいか迷ってた様なので、それなら下げてみて。1段下げでいいです。
というのと、タイヤのローテーションを行ったらまためーちゃくちゃ良くなったw
これにはオーナーさんの好み所にも入れた様で。
タイヤも相当減ってたのでローテーションが効いたんでしょうw
いつも慣れてくると減衰力上げがちなのに下げて良くなるなんて…ってまた新しい体験だった様でw
いやーー毎度乗って思うけど…5FWいいな!w
フットワークが軽くて運転が楽しい車です。
そんな楽しい車を次はどうしようか、次に向けてまた策を練っておきます。