相変わらず公私ともにバタバタで、ブログの更新間隔がどんどん長くなっております。
タービン交換直後には母が亡くなったり、ゴールデンウィークにはバイクに追突されたりと散々な事が続いたため (数えの厄年だからなぁ~)、
書こう書こうと思っていたタービン交換ネタもついつい後送りになってしまいました。
今回はエボⅩのGSR純正タービンから三菱重工TF06-07タービンへと交換した件について、既に3ヶ月も経ってしまいましたが備忘録として綴ってみます。
先ずは その1 として交換までの経緯と交換完了まで
【純正タービンからの異音】
2018年1月、富士スピードウェイ走行に向かう途中の高速道路にて、Pエリアから本線に合流時にブーストの立ち上がりに合わせて僅かにゴーっと言う音が室内に入ってきました。
この時はガードレールからのエンジン等の反響音かな ?と思いまだ様子見。
その後も富士スピードウェイやTC2000を数回走行するも、特に不具合もなかったので、多少懸念はあったもののそのまま放置。
【スラスト方向のガタ】
2018年8月、サーキットシーズンオフに合わせ、アンリミさんにてエボ診断を受診。
そこで純正タービンのスラスト方向のガタを指摘されるも、緊急性はないとのことでまたまた温存状態へ。
【タービン交換の下調べ】
2018年12月、待ち乗りでも異音が気になり始めたので、いよいよタービン交換またはタービンO/Hが視野に入り、三菱純正RSとGSRタービンの価格調べや
G-Forceさん、ガレージHRSさんなどに足を運びご相談開始。
【純正タービンで最後のサーキット走行】
2019年1月、タービンからの異音が気になり出してからちょうど1年、
不安を抱ええつつもサーキットシーズン入りの誘惑に負けて、TC2000を走行。
4秒台で走るもタービンは持ち堪えましたが、流石に純正タービンのスポーツ走行はここで終了。
【タービン選定・決定】
2019年2月、G-Forceの田澤社長さんと予算を含めてご相談。
TF06-07はとても良いが燃料系も交換となるため、コスパ的には型落ちだがHKS GTⅡ7460 がどうですかと勧められ、その後TF06-07タービンに後ろ髪を引かれつつもGT2Ⅱにほぼ決定。
早々にG-Forceさんに発注メールを。
メールには
「TF06-07タービンでお願いします」と・・・・はぁぁぁ ?
そこには悪魔の手にキーボードを操られた自分がいました (笑)
と言うことで、
2019年3月、G-Forceにて念願のタービン交換が決定。
【タービン交換当日、想定外の事態が・・】
2019年3月21日、朝一でG-Forceにエボ持込むと同時に早々に作業が開始。
その日のうちに交換作業は完了し、慣らし走行後の後日にECU現車合わせと言う
スケジュールでしたので、午後まで近くの商業施設をブラブラ。
G-Forceさんの周辺の商業施設は待ち時間時にホント助かります。
こうして午後に再びG-Forceを訪れると以下のような想定外の色々な不具合が発覚していました。( 汗 )
この時、偶然と言いいますか何と言いますか、みんカラの某お方もエボⅩの純正タービンがブローしたとのことで来店されていました。
やはりエボⅩのGSRタービンは負荷走行に弱いのですかねぇ~
① 純正タービン、アウト !
取り外した純正タービンの軸ガタは予想通りでしたが、それよりも
タービン内部には微小なクラック発生していたとの報告にはビックリ。
写真では分からないですが、CRCをスプレーすると確かに反対側に僅かに滲みが・・
純正タービン、死亡
② 純正エキマニ、アウト !
タービンとエキマニを接合するボルトの一本が飛んでおり、他のボルトも緩み、そこからガタ出て排気漏れ発生。その影響で熱による接合部の僅かな変形
エキマニ完全に死亡
幸い、先日別のエボⅩから取り外したばかりの純正エキマニがGさんに残って
いたので、取り合えずこれを装着してもらいセーフ
③ 燃料タンクの取り付けボルト アウト !
SARDの燃料ポンプを交換時、2013年に単身赴任先で取り付けしたRS用燃料タンクの取り付けボルトの1本が根元から折れて ( 折られて? ) いたため、場所が場所だけにこのままでは燃料ポンプの取り付けができないとのこと。
本体一体形成のようで修理も難しく結局、純正RS用燃料タンクを再発注・取り付け ( タンク自体は35,000円ほど)と言う運びになり、これまた痛い出費。
状況からして、どうやら当時の取り付け時に破損した模様。
やはり交換は実績のないところでお願いしたらダメということをあらためて学習しましたよ。
下の写真は以前取り外したGSR用のものですが、赤丸の部分が問題のボルト
④ TOMEIアウトレットのフロントパイプ部分の裂け
TOMEIタービンアウトレットコンポーネントの蛇腹部分の裂けは結構頻発するトラブルで、以前も交換を経験しているがまたもや今回も発生
この部分だけの保守部品は販売されていないので、結局このタービンウアトレットコンポーネントごと再発注して蛇腹部分だけ交換する羽目になり、これまた痛い出費
【慣らし走行】
このようなトラブルの中、TF06-07タービンとSARDインジェクターの交換は
その日の夕方には終了。
この後、RS用燃料タンクとTOMEIアウトレットパイプが入荷し、現車合わせまでの間はゼロブーストでタービン慣らしを500km程行いました。
しかし、ゼロブーストで500kmを走るのって結構難しいですね。
後ろからよく煽られるし・・・・
今回のタービン交換では色々な不具合が発覚しましたが、
そのまま走っていたら大変な事になっていたでしょうから、大事に至る前の交換で本当に良かったですよ。
【不具合パーツ再取り付けと現車合わせ】
2019年4月、無事慣らし走行も終わり、再度G-Force さんまでエボを持ち込み。
・RS用燃料タンク交換、
・SARD燃料ポンプ取り付け
・TOMEIアウトレットパイプの蛇腹部分のみの交換
・ECU現車合わせ
といった作業メニューとなりますが、その日の夕方までには全て完了しました。
さて、これでいよいよ TF06-07タービン の底力を知る環境が整い、
次回のブログ その2 ではその実力について触れたいと思います。