
折角のゴールデンウィークですが、緊急事態宣言が発出されて、どこにもいくなとのこと。まとめて休みが取れるのってあと年末ぐらいなのに勘弁してほしいです。
さて、話は変わります。
折角のおやすみにどこにも行けないってことは、自宅でなにかするしかない。ステイホームってやつですね。ただ家でぼっとしてるのももったいないので、これまで先延ばしにしていた地下車庫快適化計画を実行することにしました。
今の家を契約したのが7年前の5月。
それまでずっと団地住まいだったので、ずっと、屋根付の車置き場が欲しかったんです。親が階段の上り下りが怪しくなって一念発起して中古ですが今の家を買いました。
買った当初はこんな感じでした。
始めから木の棚が据え付けてあったのですが、邪魔なので自分で解体して粗大ごみで処分した記憶があります。
蛍光灯が片方の壁に2本しかなくて暗かった。
という訳で、自分でLEDの蛍光灯を増設。
うちの地下車庫の残念なところは、堀込式のため、天井の高さが180cmしか無いところ。私は背が低いので良いですが、身長が高い人は頭がブツかってしまいます。
あと、SUVは入りません。スイスポがギリギリですね。
このLED照明、中華の商品ですが、厚さが無いのがいいところ。7年使って壊れたのは無いので、耐久性も十分かと。
地下で電波が届きにくいので、Wifiも導入。
なぜか電話線が引いてあったので、それとLANケーブルを置き換えてみました。
工具が増えて、自分で何でもやるようになって、地下に籠もることが多くなったので、テレビも導入。
同軸ケーブルはLANケーブルと一緒に電話線があったCD管に通せました。
とりあえず、地下車庫を使いやすくするためここまでは設備をつけておりました。
長年の使用で参ったのは夏場の暑さと冬場の寒さ。地下なのでかなり厚さ寒さは緩和されるのですが、真夏と真冬の作業は辛い。
真冬はカーボンヒーター置いて何とかなっていましたが、夏だけはどうにもならず。最近は夏場の作業は避けておりました。
前置きが長くなりましたが、そんなこんなでエアコンを地下車庫に入れようと思っておりました。
昨年、スポットクーラーを買おうと思いましたが、結構お高いし、色々考えてやめました。地下車庫なので、問題点は外との開口部作れない点。今ある開口部を何とかしないといけません。
唯一の開口部はここ。
換気扇外してますが、25cmの換気扇が嵌めてある換気口が1箇所だけです。
換気扇外して、ここにエアコンの配管通すしかありません。問題は換気をどうするか。
ガレージ内でエンジン掛けるのは車の出し入れだけなので、塞いでしまっても良さそうですが、シャッターはある程度、通気性があるとはいえ、換気扇はあった方がいいかな。
風量はそんなにいらないので、今より小さい換気扇を探してみました。
お風呂用の換気扇です。このサイズならエアコンの配管と合わせて付けられそうです。
これで準備は出来ました。
付ける場所が普通の部屋ではないので、業者さんに頼むと値段掛かりそうだし、色々細工が必要なので、自分でやることにします。一応電気工事2種の資格は持っております。
地下車庫に200Vは来てないので、どうしようか悩みましたが、今回はとりあえず100Vのエアコンで様子を見ることにしました。将来的に電気自動車を買うときになったら、200Vを引き込みましょう。
地下車庫は50㎡ほどあって結構広いので、この広さに合わせてエアコンを買ったら相当大きいものになるのですが、地下は温度変化も少ないので、100Vで容量のある12畳用を買うことにしました。まあ、試して見てダメなら別の方法を考えます。
値段を色々調べてこちらを購入。
霧ヶ峰です。ダイキンにしようとしたのですが、価格に負けました。7万円で買えるなんてお安いですね。ポイントも結構付いたので、助かりました。
それ以外に必要なものはモノタロウやらで調達。
穴を埋める木材だけはホームセンターで買い出し。
ものすごく混んでて驚きました。
色々揃えて準備完了。
換気扇があった穴からの配管を考えていきます。
エアコンの設置位置を考えると、ドレンの勾配が取れないのでドレンは車庫の排水溝に流すことにしました。こればかりは物理的にしょうがありません。
手持ちにあったイナバ電工のエアコンカバーを設置していきます。エアコンカバーがこの色なのは、自宅の外壁の色に合わせて買ったためです。以前、自分の部屋にエアコン付けたとき、カバーだけ自分で工事したので、余った材料が沢山ありました。
次にエアコンに付属してきたプレートを取付。
きちんと水平も取りました。
ちなみに壁がコンクリートなので、振動ドリルで穴を開けて、Pレスアンカービスで留めていきます。普通の壁と違ってここが面倒です。
次はエアコン側の準備です。
フロントカバーを開けて、室外機用のVVFを差し込みます。アースも配線します。
エアコンを裏返して、配線と冷媒管を纏めて、配管の出口の切り欠きを切り取ります。
普通なら左側1箇所しか開けませんが、ドレンを別系統にしたので分けてあります。
エアコンの位置に合わせて、エアコンカバーを設置。
電源用のボックスも設置します。
エアコンをプレートに取り付けます。
エアコン用のコンセントも手持ちのPF管を使って配線しました。
次に冷媒管をエアコンの配管に繋げて、外まで持っていきます
写真がありませんが、カバーに合わせて冷媒管を曲げていくのは結構面倒でした。
次に室外機を置いて、外のカバーを付けていきます。
内の配管の曲げ具合、外の配管の曲げ具合を確かめながら配管するので結構面倒です。
カバーが出来たら、室外機に冷媒管を接続します。
このために買ったトルクレンチを使ってきちんとトルク管理しました。
ここで雨が降ってきて写真が取れてません。
この日のために購入した真空ポンプを使って、真空引きします。
室外機のサービスポートに真空ポンプを繋いで、15分ほど真空引き→バルブを閉めて5分ほど放置して漏れていないか確認。ちなみに心配性なのできちんと真空引きしているか確認したくて、室内側の配管を外してわざわざ確認しました。
室外機の高圧側のバルブを5秒ほど開けて、石鹸水を使って接続箇所のモレを確認。
問題なかったので、サービスポートから配管を外してから、室外機のバルブを開けて冷媒を充填して完了です。
最後に、室外機にVVFケーブルを配線。アースも接続します。
あとは、カバーを被せ、冷媒管のカバーもかぶせて完成。
室内側も完成。
とりあえずこの状態で、強制運転して問題ないことが確認できました。
ちなみにここまでたっぷり1日かかっております。
次にドレン管の配管です。
配管といっても壁に添わせて排水口まで持っていくだけです。
残りは新しい換気扇を取り付けるため、穴の大きさを調整していきます。
2✕4材を使って、穴を調整しました。なぜなら、お安いから。
1cmだけはシナベニヤ材を使っております。
配管の隙間はエアコン用のパテで埋めております。
最後に換気扇を取付です。
付属のネジを固定しました。
最後にカバーをかぶせて完成。
穴埋めした2✕4材のところを板で隠そうと思いましたが、力尽きました。
結局、丸2日かかってしまいました。
昨日、暑かったので試運転してみましたが、結構冷えたので大丈夫そうです。あとは真夏にどうなるかですね。
ついでに壁面のボックスを増やして、ネジを仕分けしました。
段差があるのは当初高い位置の4個だけ付けたのでこんな形状になってしまいました。
長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。