• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

あに.のブログ一覧

2018年01月23日 イイね!

「作り手の意志」を感じさせるクルマ。

「作り手の意志」を感じさせるクルマ。S2000を預かり始めて早1ヶ月が経とうとしています。
実際に乗り始めるとやっぱり色々気になって、あれこれ調べて廻っています(笑)

特に興味深いのが足回り。
形式名で言えばNBロードスターと同じ前後ダブルウィッシュボーンなのですが、これがロードスターとは全然別物です。
何と言いますか、路面にベタっと吸い付く感じ。

ロードスターはもっとなだらかなグリップで、負荷に応じて少しずつグリップを徐々に失う様子が気取れます。前にハイグリップ(ZⅡ★)を履いた時はベッタリでしたが。
一方いまS2000はコンパウンドがカチカチのDZ102で、グリップは全然無いのですがベッタリ。
なのでこれは足回りの違いだと思いました。

乗っているS2000はAP1初期型なので、巷の噂通りピーキーな特性です。
安心のグリップ領域を踏み越えると、途端にズザザッと滑り出す。
これ、結構びっくりします。滑り出す手前の領域がとても分かりにくい。

ロードスターはまずこんな事にはなりません。
グリップは少しずつ無くなるので、いつから滑るか?その微妙な変化が判りやすいのです。
交差点など、街中のゆったりな速度でもその変化がよく分かる。
だから、街中での楽しさは間違いなくロードスターに軍配です。

S2000は2座オープンという枠組みの中で、「速いクルマを作りたい」という想いがありました。
それが、開発責任者である上原繁氏の語る“リアルスポーツカー”なのだと思います。
何だかS2000に乗っていると、「速い=楽しい」と云った勘違い(!)を起こしそうになるんですよ。
たぶん上原氏も多くのS2000乗りもそう云ったシンパシーを共有していて、例えばWeb上でもS2000の足回りのセッティングの話はロードスターより遥かにマニアックです。
(アライメントからロールセンター弄る話とか、果てはリアサブフレームを後期型に換える話まで!)

まぁこう云った事が起こるのは、それだけS2000が強烈に「作り手の意志」を感じさせるクルマだからなのでは無いでしょうか。その意志に感染して、歩み出す…そんな心の動きを垣間見た気がします。
これは、勿論ロードスターにも当て嵌まる話ですよ。
S2000に上原イズムがあるように、僕の乗るNBロードスターにも貴島イズムがあります。
どちらも「運転の楽しさ」を語っていますが「楽しい」の着地点が全然違うので、どちらも個性的な全然異なった特性のクルマになったのだと思います。

運転しただけで、そのクルマの「作り手の意志」に触れられる。
だから、どちらも何れ劣らぬ素晴らしいクルマなのだと思いました。

※写真は2017年3月、東海ツーリングにて。
Posted at 2018/01/23 22:47:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2017年12月29日 イイね!

年の瀬、2017年。

年の瀬、2017年。2017年も残すところあと2日ですが、気まぐれで振り返ろうと思います。今年は昨年夏より始めた山行活動がいよいよ本格化し、純粋にクルマ遊びする機会は少なめでした。
それでも登山口までの移動用で、高速道路の利用率が高まったので走行距離は昨年までと大きく変わらず。

多人数乗車用でGolfも活躍してくれたのですが、僕は借りて乗っている状態なのでゆくゆくは移動用車両が1台欲しいな~と考えている次第です。そうなったら2台持ちですな。

そんな2017年だったのですが、トピックになるようなクルマ遊びのネタを探してみました。

2月─Golfで氷上走行


4月─ロードスターでTC1000


5月─ロードスターで山陽・山陰


8月─Exigeで走行会


こうして見ると、てんでバラバラに色々やっています(笑)
統一感ないですが、学んだ事は多いので良しとしますかね。

2018年は長期目標「ロードスターで全国巡り」を達成させる見込みです。
なんとなく続けていましたが、まさか達成目前とは…と我ながら驚きです(笑)
それと氷上走行も申し込みました。あとは何しようかな…。

2018年も得るものの多い1年にしたいです。

↓おまけ

coming soon...
Posted at 2017/12/29 15:42:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2017年08月02日 イイね!

バタバタ!ユーザー車検でした。

バタバタ!ユーザー車検でした。何シテル?にもつぶやきましたが、今日は車検でした。
タイトルの通り今回はユーザー車検にチャレンジしてみましたので、体験談という事でブログにしてみます。

そもそもなぜ手間を掛けてユーザー車検?という点にですが、今のNRリミテッドに乗り始めてから少しずつ自前で整備する範囲を広げていて、一通りの事は出来る目途が立ったのでやってしまおうかな?と思ったのがきっかけです。

各種液モノの交換 (エンジンオイル、ブレーキ/クラッチオイル、冷却水) と下回り点検は6月末に完了、擦り減っていたタイヤも交換を済ませたのであとは細かい調整関係のみ。
まぁ細かい所は当日検査受けて駄目だったら直せば良いやと大雑把な考えで、この状態で車検に持ち込みました。案の定それが原因でバタバタする羽目になりましたが…笑

僕は湘南ナンバーなので車検場は平塚です。
ラスト14時~の枠を予約して、会社は午後半休貰って向かいました。
近くのららぽーとで昼食を頂いた後に到着。

ユーザー車検の流れはネットで探せば詳しいブログが幾つもありますから、そちらを参照して下さい(笑) 僕が手間取った箇所を一つ一つ書くと長いので、箇条書きで記します…!

・必要書類を何処で受け取れば良いか分からず迷う。→掲示してありました。
・印紙は重量税納付書と検査票に貼り分けるべき所、勘違いして検査票に全部貼ってしまう。後々気付いて丁寧に剥がし、糊を借りて事なきを得ました。
・検査場のどのコースに並べば良いか判らない。→見学コース行ったら書いてありました。
・コース入る前に検査員のチェックがある事を知らず、コースに突撃。
・コース中の細かいミスあれこれ。→検査員の方に指導頂き、どうにか…

上記の通り1回受けただけでバタバタだった上、サイドスリップが不合格となってしまいました。
右前のトーがアウト側過大との事で、暫くアライメントとっていなかったツケが回ってきた感じです。
すぐ向かいの予備検に持ち込み調整して貰いましたが、さすがに専門工場だけあって早かったです。正味作業2~3分程度で完了→再検査したら無事合格となりました。今回の整備費も事前検査した場合も同額との事でしたので、それなら事前検査で済ませた方が安心かなと思いました。

そういう訳でバタバタしましたが、どうにか車検クリアとなりました。
車検コースは短時間で済ませるよう、非常に効率よく造られていて、検査を受ける側も色々とノウハウが要る感じです。実際周りのプロの方々はあっという間に検査を済ませておりました。
僕は右も左も分からずバタバタだったのですが、1度やって操作方法等色々学べたので、次回やるとしたらもう少しスムーズに進めるかと思います。

最後になりますが、ユーザー車検を通してクルマの構造や調子をしっかり把握しておきたいだとか、車検の流れを理解しておきたいというモチベーションが無いのであれば、普通にディーラーや整備工場に委託して車検を受けることをお勧めします。法定点検もまとめて受けられますからね。
僕としては、この機会を通じて学べた事が多かったので、良い経験になったと思っています。

※写真は2017年5月、軽井沢ツーリングにて。車検も終わったし、何処か走りに行こうかな…
Posted at 2017/08/02 18:19:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2017年07月27日 イイね!

グリップの前後バランスの話。

グリップの前後バランスの話。この記事は、NBロードスター 脚回りの話(NBセッティング編)について書いています。

珍しく技術的な話です。
トラックバック先のmizuhoさんのブログを拝読して、個人的に思うところもあり長いコメントを書いてしまったのですが、mizuhoさんもグリップ設定の話に興味を惹かれるとの事でしたので、図付きで深堀りしてみます。

トップ画はmizuhoさんのブログのものとほぼ同じアングルで撮られていますが、写っているのは僕です(笑) まだ脚がノーマルだった頃ですね。かく言うこの写真を見て今回の話を思い付いたという…。
以下はあくまで素人の思い付きですので、そのつもりで読んで頂ければと思います。

トップの写真で注目すべきは前後外輪の接地状態です。
フロント外輪は転舵軸による助けもあり路面とほぼ垂直に接していますが、リア外輪は対地でポジティブ側に振れています。図から直感的に明らかですが、この時フロントはグリップを有効に使えている一方、リアは対地アライメントが崩れた分だけグリップ総量が不足します。



コーナーでの総グリップは外輪のものが支配的ですから、上記の「フロント>リア」のグリップバランスがクルマの挙動にどう作用するかを考えて行きます。
まずはクルマの重心軸中心の回転…所謂「自転軸」ベースで見て行きましょう。
クルマは加減速していないパーシャルの状態で、「フロント>リア」の外輪摩擦円を描いてみると、限界状況では図の通りリアが先に一杯一杯になります。ロードスター純正アシはまさにこの状態になるので、後輪駆動ですから目一杯の旋回中にアクセルを踏めば簡単にスピンモードに至ります。

基本的にはフロントのグリップが勝っている関係ですから、ドライバーからしてみれば“曲げ易い”印象になります。クルマは自転し易いので、即ち向きが変え易い…という意味になります。



続いて、視野を広げてクルマの旋回軌道の中心=「公転軸」ベースで考えます。
この視点で見てあげると、フロントのグリップに余力があるのにリアのグリップが一杯一杯なのでクルマはこれ以上踏ん張れません。しかも後輪駆動ですから、加減速あるいはハンドル切り増しの操作はいずれもスピンに繋がります。この場合、いずれにしてもリアのグリップが不足するので公転に対する前後バランスは悪く、その分だけコーナーでの限界は低いと言えます。

TC1000を走った際に実感したのですが、速度域が上がるとロードスターの挙動は最早「何をやってもスピン」という感じです。ロードスターを弄って速くしようとする方は大抵リア側の踏ん張りを効かせようとしますが、ノーマルの基本特性からすれば頷ける話です。



ロードスター以外のスポーティーカーは、僕の知る限りどれもロードスターよりリアを効かせています。(同じ後輪駆動でも例えばBMW各車、S2000、Exige S2等々…)
クルマが向きを変え易くて限界が低いとなると端的には「危なっかしくて遅い」ですから、これは理屈からすれば当然の判断のように思われます。

一方で、上記のような基本特性があるからこそロードスターは、ロードスターしか持ち得ない圧倒的な回頭性を誇ります。「どこまでも曲げて行ける」というフィーリングの妙に於いて、僕はロードスター以上のクルマを未だに知りません。
ロードスターは限界が低いですが、開発者側の見切りとして明らかに高速域の直進安定性を捨てている所があります。僕の感覚では100km/h以下。国内で言えば山岳のワインディング程度の速度域で、ちょうど破綻しないレベルで楽しむべく狙いを定めているように思われます。

上記のような開発者側の狙いと、それを実現する各部の技術が、ロードスターをLWS界の絶対覇者たらしめているのだと思います。必ずしも「限界が高い=良い」では無いという、競技車ならぬ市販車ならではの見方・考え方は、クルマ趣味を深めて行く中で非常に面白いポイントなのでは無いでしょうか。
Posted at 2017/07/27 22:17:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2017年07月16日 イイね!

気晴らし。

気晴らし。ちょこちょこ写真upしていますが、僕は昨年より登山を楽しんでいます。「ロードスターで行けない景色」を撮るのがその主要な目的の一つです。昨日は尾瀬に行って来ました
夏らしい青々とした光景を楽しむ事が出来ました。

前日入り車中泊→日帰りで至仏山を登るという中々の強行軍でしたが、無事に行って帰って来れました。
今朝はぐっすり寝て何だか清々しい気持ちです。

週末に好天だとついつい何処かへ出掛けてしまう僕ですが、改めて“気晴らし”は大切だと思います。「気が晴れる」と書いて気晴らし。生きていると様々な悩みや困りごとを抱えたりしますが、好天のハイキングに出掛けると正に字の如く、「気が晴れる」という感覚を得ます。
それで悩み事が解決する訳では無いのですが、「気が晴れる」事によって思考も前向きになって、何だかんだで悩みも解消されたりするものです。

なので、自分なりの“気晴らし”の手段を持っておく事は大切だと思うのです。
僕が登山で得る「気が晴れる」感覚は、オープンカーで景観の良い道を走り回った感覚に似ています。今回輸送車として活躍したGolfはとても優秀なクルマですが、オープンの爽快感は味わう事が出来ません。Lotus Exigeはとても刺激的で楽しいクルマですが、オープンで味わえるあの感覚とはやはり異質な所があります。

オープンカーは外に向かって開かれているクルマですが、オープンカーに乗ると気持ちもまた開かれるのだと思います。クルマという一つの枠組みの中で、これはオープンカーならではの美点なのかも知れない、という気がしています。

そんな事を考えた、夏の週末でした。
Posted at 2017/07/16 21:30:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記

プロフィール

「@@まーぶる 燃費重視で惰性走行するので今回はそうでもなかったですが、全開だとキツいですね〜。最後の90°なんて下りですから尚更😅」
何シテル?   06/16 18:35
あにと申します。 神奈川で技術者やってます。 20代の頃はNB8Cロードスターで日本各地を走り回っていました。とにかく運転するのが楽しくて、運転技術もロ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/7 >>

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

リンク・クリップ

【完遂】ロードスターで日本全国走破しました。 
カテゴリ:ツーリング
2018/05/24 00:05:46
 
- Beyond the Motor Life 別館 - 
カテゴリ:雑記
2012/08/05 02:46:37
 

愛車一覧

ロータス エキシージ ロータス エキシージ
ドライブ専用車。2ZZ+SCのエキシージSを、半ば勢いで購入してしまいました。 パッケー ...
ルノー ルーテシア ルノー・スポール クリオ ルノースポール (ルノー ルーテシア ルノー・スポール)
カングーの次期車を探していたところ、丁度良いタイミングで現れた一台。 NA最終世代のクリ ...
ルノー カングー ルノー カングー
しょっちゅう借りていたゴルフの代替に、登山用の高機動車として購入。 今まで縁の無かった仏 ...
マツダ ロードスター 海老ロド (マツダ ロードスター)
グレードの違いなんて強い拘りが無ければ「多少の違い」でしか無いと僕は思うのですが、それで ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation