• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

あに.のブログ一覧

2017年06月25日 イイね!

スムーズな運転。

スムーズな運転。ちょっと前に、森慶太著・国政久郎監修『別冊モータージャーナル 四輪の書』を読みました。
学べる事も多く面白い一冊でした。

監修の国政氏は元々ダートラなど競技ドライバー出身の方で、今は足回り系チューニングショップの代表をされています。そういう経歴ですから、クルマの挙動に関する氏の言説は理論に加え、実戦で得たノウハウも詰め込まれていて、この本をとても読み応えのあるものにしています。

クルマの運動とはとどのつまり、「4つのタイヤの摩擦力をどのように使うか」でしかありません。
例えば「速い運転」というのは、タイヤの摩擦力を可能な限り効率的に使った運転です。
コーナーでは急減速からステアを切ると同時に徐々にブレーキを抜き、後半では今度はアクセルを徐々に踏み増しながらステアリングは中立に戻してゆきます。こうして縦グリップ(減速)→横グリップ(旋回)→縦グリップ(加速)を連続的に入れ替えて、スムーズにクルマを運動させてあげる。

これが自然に出来る人、即ち上手な人の運転はクルマの動きが本当に滑らかです。
クルマが変な動きをしないので、飛ばしていても同乗していて安心出来てしまいます。

これは、スポーツドライビングに限った話ではありません。
クルマを速く走らせようとしたら、可能な限り摩擦力を発揮させるべく縦横の加速度の限界ギリギリを狙うワケですが、普段の運転はこれに対して、加速度の絶対値が小さいに過ぎないのです。
交差点などでも上記の要領で、減速→旋回→加速の動きを滑らかに作ってあげる。
これが綺麗に繋がると何だかクルマとの一体感も得られるし、何よりこうした小さな積み重ねが最良の運転トレーニングになるのだと思います。

ただ速いとかドリフトが出来る事だけがドライビング・テクニックなのではありません。
今後もより良い運転が出来るよう、精進したいと思いました。

※写真は2017山陽・山陰ツーリング、鷲羽山スカイラインにて
Posted at 2017/06/25 21:02:14 | コメント(1) | トラックバック(1) | 雑記 | 日記
2017年06月03日 イイね!

魂の駆動体

魂の駆動体…という小説を読みました。
この本自体は数年前に買って一度読んでいたのですが、久々に読みたくなって引っ張り出してきました。

“クルマ”が主役のSF小説なのですが、テーマはかなり抽象的です。
あらすじですが、この小説は「過去」「未来」「現在」の3パートで成っています。「過去」…と云っても僕らからしたら近未来。自動車=自動運転車となった世界で過去の遺物となった、自分で運転する“クルマ”を設計し始める2人の老人の物語から始まります。続く「未来」はそれこそ遠く彼方の未来、人間に代わって翼の生えた「翼人」が生きる世界に移ります。たった2人の人間と発掘された“クルマ”の設計図。人間と翼人達によって再生された“クルマ”と、“クルマ”を運転する事の本質を巡って物語が展開され、最終章「現在」にて物語は幕を閉じます。

自動運転が現実味を帯びてきたいま、この小説はとても興味深く読めました。
(驚くべきことに、この小説は20年以上も前に書かれています)

自動車の自動運転化については色々な意見があるかと思いますが、自動運転は今後どんどん普及するでしょうし、僕もそれには肯定的な立場です。
自動車を「実用的な移動/輸送手段」だと考えるならば、それは当然の帰結だからです。

一方で、自動車には別の本質として「身体機能の延長」(マツダっぽく言い換えれば“人馬一体”)という側面があるかと思います。だからこそ、未だ公共交通機関などに頼らずに、わざわざ自分で運転してお出掛けする人が(僕も含め)一定数いるのです。「身体機能の延長」としてのクルマは、例えば「歩きたいから歩く」ように「運転したいから運転する」のです。

ですから、主題の小説の「過去」のように、自動車=自動運転車に画一化される将来には僕はならないと思っています。この小説の言葉を借りれば、“自動車”と“クルマ”は併存する関係になるのでは無いかと。それどころか、クルマ=自分で運転する「身体機能の延長」…はむしろよりピュアーにスポーツカー的に進化するのではと、楽観的に考えていたりもします(笑)

そんな将来を見据えて僕に出来る事は、相変わらず運転の楽しさを味わって再確認して、残しておく事ぐらいでしょうか。

とまぁやはり抽象的なお話になってしまいましたが、クルマの持つ“ワクワク感”を思い起こさせる良著だと思います。梅雨入りしてお出掛けも億劫な週末などに、ご一読は如何でしょうか。
Posted at 2017/06/03 17:35:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2016年12月04日 イイね!

波長。

波長。「自分と、波長がぴったり合うクルマと過ごす」クルマ趣味の、これは究極の帰結なのかも知れません。
個性が尊重される現代、様々な人がいるように、「その人に合うクルマ」も様々です。

例えば、「クルマは大人4名がちゃんと乗れる事が必須」という思想の人が居ます。乗車定員は市販車に於いて重要な要素ですから、これはとても正しい考え方だと思います。
トップ画にあるようなFD2シビックタイプRや、E87 130iは、その範疇でもかなり走るクルマで、これはこれで強烈なめくるめく世界を感じずにはおけません。

僕はと言えば、物心つく頃から2シーターが傍にあったお陰か、2人乗りに全然違和感を感じなくて、むしろ「走るなら2シーターでしょ」と思っているところがあります。
それに「楽しければOK」といった考えなので、豪華装備とか快適性には余り興味が湧きません。
(以前ゼロクラウンに乗せて貰ったとき、その驚異的な快適性には驚きましたが)

ですので僕にとってロードスターはそこそこ「波長の合うクルマ」なのでしょうし、それ故にこそ性懲りも無く8年も乗っているのだと思います。ロードスターは個性の立ったクルマなので、僕みたいに合っていれば乗り続けるし、そうでなければ長続きはしないでしょう。

世間には様々な人の、様々な「波長の合うクルマ」があるのでしょう。
僕には僕の「波長」があって、またそれ以外の色々な「波長」がある…その色々な「波長」を、どんどん発見出来たら面白いなと思います。

※写真は2016年12月、OCFC伊豆ツーリングにて
Posted at 2016/12/04 21:41:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2016年11月14日 イイね!

クルマ遊び。

クルマ遊び。小豆のNR-ltd.に乗り始めてからほぼ2年が経過しました。
奇しくも走行距離は緑が潰れた頃と同じになり、何だか感慨深いです。

週末は友人と那須へツーリングに行って来ました。
ここのところお天気の良い週末が多く、毎週ロードスターで遠出しています。
紅葉はもうお腹いっぱいという位、大満喫してしまいました。

僕はこれまでロードスターで散々クルマ遊びをしてきたし、これからも続けるつもりです。
ロードスターで走り回るとき、僕は次のような仕方で遊んでいます。

・旅のツールとして…遠出して、景色を楽しむ
・スポーツの道具として…運転スキル向上

何だかんだで社会人も3年目ですが、日常用途ではクルマが無くても困らない土地柄。
結局、遊びのツールとして相変わらずロードスターを楽しんでいる状態です。
ロードスターは多人数乗車こそ出来ませんが、そこを割り切った分だけクルマ遊びのツールとしては一歩抜きん出ていると思います。何だかんだでロードスターも最早8年目なのですが、未だに新たな発見があったりして終わりが見えません。

僕はクルマに対して一種の憧れを抱いて乗り出して、実際にクルマ遊びを通じて、そこに憧れ以上の深く楽しい世界があることを知りました。
これからも可能な限り、更なる深みを求めて味わってゆきたいと思います。
Posted at 2016/11/14 21:50:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2016年11月05日 イイね!

事故は起こる。

事故は起こる。かつて僕がみんカラを始める前、雨の東名で大スピンをかました事がありました。(前愛車 緑のロードスター)
下り坂でリア荷重が抜けた状態でアクセル開けすぎ、滑り始めたと気付いた頃には時既に遅し…僕がそれで怪我一つ無かったのはほとんど奇跡であったと思います。

ロードスターはとても真っ正直なクルマで、それが魅力でもあり諸刃の剣です。事故したのは僕の誤った操作のせいだ…その単純な事実を突き付けられました。

今に至るまで、あえなく事故により愛車をお釈迦にしてしまった事例を幾つも見て来ました。
そこから得た教訓「事故は起こる」それはやむを得ぬ場合もあり、運転している以上どうしたってその確率をゼロには出来ません。

ただ、自分の操作ミスで事故した時ほど悔しい事は無いと思います。
僕は自分の経験を機に、少しずつ真剣にドライビングに取り組むようになりました。結果、運転技術も牛歩ながら上達し、クルマが危ない挙動に至る以前にその予兆を感じ取れるようになりました。

「事故は起こる」がしかし、わざわざ事故したくは無い。
僕は運転する際は、どんなにお気軽なドライブでも真剣に、集中して運転するようにしています。
こういう言い方をすると凄く大変な事のように思われますが、こうして真剣に取り組むからこそ運転は楽しいのだと思います。

自動運転化の未来が見え始めた今日この頃、わざわざ自分から運転したいと思う人はどんどん減って行くのかも知れません。ですが、僕自身はそれでも運転に向き合ってゆきたいと思うのです。

※写真は2013年3月 河津桜ツーリング 帰路の箱根スカイラインにて
Posted at 2016/11/05 00:47:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記

プロフィール

「@@まーぶる 燃費重視で惰性走行するので今回はそうでもなかったですが、全開だとキツいですね〜。最後の90°なんて下りですから尚更😅」
何シテル?   06/16 18:35
あにと申します。 神奈川で技術者やってます。 20代の頃はNB8Cロードスターで日本各地を走り回っていました。とにかく運転するのが楽しくて、運転技術もロ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

【完遂】ロードスターで日本全国走破しました。 
カテゴリ:ツーリング
2018/05/24 00:05:46
 
- Beyond the Motor Life 別館 - 
カテゴリ:雑記
2012/08/05 02:46:37
 

愛車一覧

ロータス エキシージ ロータス エキシージ
ドライブ専用車。2ZZ+SCのエキシージSを、半ば勢いで購入してしまいました。 パッケー ...
ルノー ルーテシア ルノー・スポール クリオ ルノースポール (ルノー ルーテシア ルノー・スポール)
カングーの次期車を探していたところ、丁度良いタイミングで現れた一台。 NA最終世代のクリ ...
ルノー カングー ルノー カングー
しょっちゅう借りていたゴルフの代替に、登山用の高機動車として購入。 今まで縁の無かった仏 ...
マツダ ロードスター 海老ロド (マツダ ロードスター)
グレードの違いなんて強い拘りが無ければ「多少の違い」でしか無いと僕は思うのですが、それで ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation