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tommmyのブログ一覧

2006年04月22日 イイね!

ハブキャリア破損

ハブキャリア破損Monologue73 2005.1.8

 ハブベアリングの打ち替え、の時に折れちゃったハウジング(ハブキャリア)。もうブレーキキャリパが付きません。
 もう取りかえしがつきません。ピンチです。アロンアルファじゃダメなんです。

 ハウジングの中を見てもらえれば判ると思うが、事件はハブをハウジングから抜いた後、アウターレース打ち抜きのときに起こった。
 SSTがあればきちんと水平に安定した状態で押せるのだが、そんな高価なものはないので適当な当て物でアタリを付け、押す。全く動かない。
 位置を変えて押す。ハウジングを温めて押す。でも動かない。
 ので、頑張って押したら、バン!という音とともに火花が散り、ハウジングががっくりと肩を落とすように崩れ、当て物がガラガラとプレス台がからこぼれ落ちる。
 傾いたハウジングを起こすと、片側のブレーキキャリパー取り付け部分がぽっきりと折れ、鈍い白灰色をした鋳鉄が見えてしまった。
 ハイ、サヨウナラー。 火花ガキレイダッタナー・・・
 
 油圧プレスではやけになって無理をしてはいけないというお話でした。

 その後たまたま知人が持っていたお蔵出しハブASSYに交換し、なんとか自走で帰りました。
 ちなみにお蔵出しハブASSYはアウターレースはそのままで再使用。
 本件ロスタイムは4、5時間はじめからアウターレースはそのままにしておけば、スムースに進んだものを。
 まあ、ネタになったから、いいか。

 後日談:
 ハブベアリングのアウターレースはCリングで止まっているんだとか。そりゃあ外れないわな。
 よく調べて、よく見ないといけないねぇ。俺。
Posted at 2006/04/22 14:32:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2006年04月17日 イイね!

ブレーキのエア抜き

ブレーキのエア抜き Monologue70 2004.12.13

 サーキット走行をするとよく消耗するもの、それはガソリンとタイヤとブレーキ。
 その中でもメンテナンスという関わり方をするのがブレーキ。
 作業としては、ブレーキパッドの残量チェックとエア抜きというところか。
 エア抜きをするというのはラインにエアが入っているからなのだが、この気体、正体は何で、一体どこから入ってくるのだろう?
 ブレーキのタッチを悪化させるものにベーパーロックという現象がある。これはブレーキフルードに吸湿された水分がブレーキラインやキャリパの中で熱により分離・気化し水蒸気となり、圧力伝達しなくなった状態のことだ。
 これは発生するとペダルがスカスカになって相当怖いものなのだが、熱が引くとたいがいは何事もなかったかのようにおさまってしまう。あんまりメンテしていなくて、負荷をかけるような走り方をしていない車だと起こることがあるが、何度もサーキットにいくようなメンテをしている車ではあまり起こらない。それに、水蒸気は温度が下がればまたフルードに溶け込むので、エア抜きをしているときに出る気泡とはこれではない。
 実はエアとは空気(大気)が入ってくる、というのがその真相らしい。
 どこから入ってくるのか?というと、空気はピストンシールを透過してくるのだ。
 ピストンシールはゴム製で通常はここを空気が抜けてくるというようなことはない。が、温度が高くなると、ゴムは空気を通してしまうのだ。
 そんなバカな、と思うかもしれない。が、ゴアテックスというものを思い出して欲しい。あれはゴム膜である。水は通さないが、空気は通す。そういう物性のゴムなのだ。
 ゴムにもいろいろと種類があって、空気の透過性はそれぞれ異なる。が、どれも高温になると透過性が高くなる傾向がある。
 つまり、こういうことだ。
 サーキットを走ってローターとパッドの摩擦により生じた熱がブレーキピストンに伝導されて、ピストンシール(ゴム)の温度も上がる。
 これにより空気がすり抜けやすくなるが、これだけではエアは侵入しない。シールの内外に圧力差(浸透圧)がかからないと通り抜けられない。
 ブレーキピストンがシールにより引き戻されているため、フルードには常に正圧(内→外)が掛かっているはずだが、例外がある。サーキット走行後に停車しているときだ。
 冷え始めれば、各部が縮む。液体であるフルードは体積変化が大きい。つまりキャリパ内の容積よりフルードの縮み量の方が大きく、シールに負圧がかかる。そう、ここでエアが侵入してくるのだ。
 再走行に出る時の一発目のブレーキが効かなかった経験はないだろうか?数回ポンピングしてやるとほぼ元に戻るのはローターの熱歪み、冷却収縮だけでなくこの縮み(ピストンの引きこみ)によってパッドとローターのクリアランスが開いたからだ。
 これを数回繰り返すと見事にエアが噛んだ状態になる。一回のエア侵入はそれ程ではないようだが、一日の走行会は多くて6サイクル程度吸い込むことになる。これまでの経験ではエア噛みで全く効かなくなるということはなかったが、走行会の前にはちゃんと抜いておいた方が安心である。
Posted at 2006/04/17 00:20:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2005年08月18日 イイね!

車検制度

車検制度 Monologue40 2002.6.21

 今年で新車登録から11年目。2年に1度の6月には車検がやってくるんだが、これが面倒臭いわトラブルの元だわ、まったくの無駄としか思えない。
 普通にクルマを使っているのなら、たしかに2年に1回くらいちゃんと検査していれば故障箇所や、交換すべき場所なんかがみつけられるし、とても良い制度のはずなのだが、どうも最近はそうではないらしい。
 問題は、「ちゃんと検査していれば」というところ。そう、ちゃんとした検査とは何だろう?

 ユーザからすれば、これからも乗り続けるために問題となっているところを発見し、修理・調整するだけでなく、これから問題化しそうなところもおさえておきたいはず。
 本当は壊れないクルマがあればいいのだが、そんな神様がつくったクルマはないから現実には文句をいいながらサイフからなけなしのお金を渡すっていう姿になるけどね。

 他方、自動車行政の監督機関の立場からは、社会的に問題となる車両が公道にいることを未然に防ぐという大義名分がある。この問題となる車両とは、故障や整備不良で安全に運行できない、道路設備に損害を与えるとか、排気ガス等による公害の原因、最近ではエコロジーという観点から燃費の問題なんかがある。
 行政は明文化されたルールを提示してそれに則って動かなくてはいけないから、車検には明確な基準がある。
 ただそれはあらゆる自動車に適用されなくてはいけないわけだから、それで行われる検査の基準は統一的で、行政の最低水準を満たしているかだけを確認するものにしか過ぎない。

 そしてもう一方。車検整備を請け負うディーラーにとっては何だろう?
 直接には、検査とその整備作業で収入が得られる。
 また、車検を機会に買い替え需要が発生するので、大きな商売のチャンスでもある。
 実際問題、どっちの方がディーラーにとってはいいのかといえば後者。なんにしろ新車を売る方が儲かるのだから、さっさと乗り換えて欲しいのが本音。
 景気のいいころは2年とか4年で当然のように乗り換えていたのだが、景気の悪い最近ではこのサイクルが長くなっている。とはいえ、普通に使うなら6年くらいがいいところだ。
 そして、今の車は6年くらいではあまり壊れたりしない品質になっている。
 ということは、整備工場の方でも壊れはじめる前にクルマがいなくなってしまう訳で、車種によって壊れやすいところや、その車種特有のクセみたいなものを蓄積できないことになる。実際そういう点に詳しい整備士は少ない。
 それ以上乗り続けるとなると、ユーザーにとって頼れるところがないのが現状。自分で管理するしかないのだ。

 私自身は自分でメンテナンスしているから故障は問題ない。ただ、車検の時にはでどうしても無駄に手を入れられることになって、またこれで調子が悪くなったりすることが多々あるのが腹立たしい。

 整備工場にしてみれば定型作業しているにすぎず、すべての車両に対してやっているのと同じことなんだから問題ない、というスタンスなのだが、その考え自体が問題なのだ。
 人の病気は症状が同じでも人によって原因が少しずつ違うし、処方も体質によって異なる。
 車も10年くらい使っているとそうなってくる。しかもいろいろと手をいれてあればなおさらだ。

 だから、何が言いたいかっていうと、あれだけ車検通すだけでいいし何もやらなくていい、といってもブレーキにてんこもりに泣き止めグリスを塗りたくる東スバの○○営業所さん、おかげでFISCOではグリスが溶け出してホイールがベッタベタなんですよ。
 やらなくていいっていってもやってくれちゃうのは問題じゃ無いですかね?
 少なくとも泣き止めグリスを塗ることは車検制度に定められる重要保安部品の点検とは関係ないですよね。

 金は払って汚されるわ、余計なメンテ作業強いられるわ、高圧洗浄でモール剥がされるわなんて、いらんです。こんな制度。

Posted at 2005/08/19 21:43:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2005年08月03日 イイね!

オイル漏れ

オイル漏れ Monologue9 2001.10.6

 ネットで「オイルが漏れます、こんなもんでしょうか?」との投稿があり、この問いに「オイル入れてれば漏れますよ」と答えたら怒ってしまった人がいる。
 まあ、その程度の困り具合なんだったら他人になんか聞かないほうがいい。
 しかし、どうしても聞きたいのであればそこからできることがあるはずだし、怒って逃げ帰るよりそんな屁理屈っぽいことをいう人間にも自分の存在を認めさせる方が面白いのだが、そうは思わない人がどうやら最近は多いようだ。
 この手の返事に対してはこちらのしたたかさをアピールするべきだ。一旦相手を認めておいて、さらに自分の聞きたいことを聞き出す姿勢を見せよう。
 何故なら相手は貴方を探っているだけなのだ。したたかに返してくれば貴方を認めて真っ当な返事を返してくる。コミュニケーションというのは聞けば何でも答えてくれるというものではないのだよ。
 ただ、はなっからからかってやろうと思っている連中は二回目の返事もふざけてるはずだから、そういうのは相手にしない方がいい。
 
 さて、うちのクルマ、オイルがあちこちから漏っている、いやいたのだ。
 今は止まっている、というか、止めることができた。デフ、ミッション、エンジン。交換前にはパワステラックからも漏っていた。
 デフはフタごと交換。パワステラックはAssy交換で根本解決したが、ミッションとエンジンはそうはいかなかった。
 ミッションは漏れ箇所が特定できなかった。が漏れる可能性のあるところはゴム製のオイルシールに限られているのでそれに適した漏れ止め剤を使った。
 エンジンも同様、ただしこちらは怪しい箇所が普通の漏れ止め剤では処置できない可能性があったのでちょっと高い漏れ止め剤を使った。
 エキマニがエンジンヘッドの下を通っているEJ20でオイル漏れが火災になりやすい。以前筑波で腹下から火を吹いていたポルシェを見たが、水平対向エンジンの構造的な弱点としか言い様がない。
 オイル漏れには要注意。そして消火器はできれば持っていた方がいい。しかし、持っていることを決して人に自慢してはいけない。 何故か見せびらかした消火器程活躍するからだ。
Posted at 2005/08/03 00:51:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ

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「@ノイエ汁 レバーパタパタするだけだけど、うちのフルマニュアルエアコンでもそこはバキュームで引いてマス。」
何シテル?   11/18 12:30
クルマ趣味は走る/直す/作る、一通りをできるだけ自分でこなします。Blogの過去記事には、今とは異なる考えの内容もありますので疑問に思ったらコメントなど頂けると...
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