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tommmyのブログ一覧

2015年12月13日 イイね!

サスダンパーについてのおぼえがき

ダンパーストローク長
1G沈み込み長=リバンプ長
ストローク長ーリバンプ長=バンプ長

バンプ長は30mm以上必要、絶対底付きさせないなら50mm以上
まずは底付きしない状態にすることが、基本。

スプリングは軸重、荷重限界から考える
限界荷重=軸重×1.5÷2 以上を確保。
レートの選択範囲は限界荷重をクリアし、バンプストロークが得られるのが条件。

レートの前後バランス決め方は、
ブレーキ安定
加速トラクション
が、確保できて、コーナリング中のグリップバランスで選ぶが、
これら3つは前後の車高バランスでも調整できるので、車高とレートで最適解をさがす。

プリロードは、レートを低くした際にバンプ長を稼ぐ方法。
足が伸びきった状態でもスプリングの反力がかかっているので、フルストローク時のコーナリングのイン側、フルブレーキのリアの接地性が大きく変わる。プリロード分荷重が掛かるまでアシが動かない。

ダブルスプリングは、レートを高くした際にリバンプ長を稼ぐ方法。
リバンプ状態で、ヘルバーSPが伸び始めるところから合成レートが低くなるので、ロール途中のコーナリングのイン側、フルブレーキのリアの接地性が大きく変わる。ヘルバー分が全圧縮されるまで合成レートの柔らかい足になっている。



詰め方は、基本は以下の順

まずはストロークが足りているか?
ブレーキ安定は十分か?
加速トラクションは十分か?
コーナリングバランス(アンダー、オーバーステア)は適切か?


ストロークは調べればわかるので、台上で測定。あとは実走。
実走段階ではダンパー以外の関連要素もあるので、それらを含めて調整。
車高、サスジオメトリ(アンチダイブ、スクオート設定、アライメント)、スタビライザー、荷重の左右差・・・
Posted at 2015/12/13 20:59:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | サスペンション | クルマ
2015年11月13日 イイね!

バンプラバー リフレッシュ

バンプラバー リフレッシュ先日グリスアップした車高調ダンパー。
バンプラバーがボロボロになってましたので、交換。
元と同じウレタン製のにしてもいいんですけど、思うところあって、作ってみました。
ウレタン素材は加水分解でボロボロになっていくんです。だから持って5年というところ。
クッション性も次第に失われるので5年すぎたらかなりダメでしょうな。

また、このパーツは当り前ですけど、フルバンプしたときだけ機能します。

・縁石のようなものを踏んだときに底付きせず、いなしてくれる。
・フルブレーキングしたときガツンとノーズダウンしてロックしないようにする。
・高G旋回のときに前後ロールバランスを決め、定常旋回でのステア特性を決める。

という、重要な機能がありますが、後者2つはそういう走り方をしたときしか関係しません。
逆に言えばそういう走り方の時の車両特性を決めるという点ではダンパー本体より重要だったりもします。

街乗りでは底付きのいなしが大事なので、適切なクッション性のものを適量使います。
それが何でどんくらいかはよくわからないので、標準設定を参考に味付けて、こんな感じに。

意外だったのは前回変えた時にバンプ量をチェックしてみたら、ばっちりフルバンプしていたこと。
変なギャップを踏んだりもしてないのにかなり潰れるくらいだったので、このセットアップではバンプストロークが足りていないのかも。
スプリングはできれば柔らかくしたい方向なので、チョット難しい。
静止状態で沈み込む量は荷重とスプリングレートで決まるからだ。
ダンパーの全ストローク量のうち、この沈み込み量を引いた残りがバンプストロークになるので、本質的にはダンパーストロークを換えるしかないのだが、バンプラバーを減らせばその分ストローク量は増える。
減らしても吸収エネルギー量を維持したり増やしたりするには材料を換える。発泡ウレタンより短いストロークでエネルギー吸収できるやつ。
そして、できれば反発性の低い材料がいい。べちゃっとつぶれてゆっくり戻るやつ。



いくつか候補の材料があったので、組み合わせて使ってみることにした。セットしたのがそういう方向になってればいいんだけど、本当にいいかは実走してみないとね。
Posted at 2015/11/13 19:14:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | サスペンション | クルマ
2015年10月05日 イイね!

リアSP交換とダンパーのメンテ2

リアSP交換とダンパーのメンテ2さて作業編です。

うちのはApexのN1proダンパーが入ってます。もう10年近く使ってるのかな?
それなりにヤレていると思いますが、OHせずとも年イチくらいで分解清掃すると持ちがいいのです。たぶん。

オイルの劣化はOHで交換しないと直りませんが、ガスが抜けたりスラストメタルがガタついてダメになったりしなければ、そこそこ性能維持はしてくれてるようです。

まずはショックを外す。もう慣れたので15分くらいでできます。
どっちかというとジャッキアップとリアシート外すのが一番面倒なくらい。
アッパマウントとスプリングもさくっと外します。
倒立式なのでアウターシェルを抜きます。シェル底にある調整ダイヤルと、留めナットを外して、ロッドを回すと・・・供回りして外れない。
ので、底の調整部のサークリップやちっちゃいカラーを外すとヘキサが入るようになっているので、固定して回します。
他のダンパーの構造は知りませんが、ここもうちょっと便利になるとありがたいなぁ。

これでアウターシェルとショックユニット本体が分離。ウレタンブッシュも出てきます。加水分解でボロボロになってないかチェックしましょう。

シェルケースの方は中の古いグリスを掻きだして、詰替え。
このときスラストメタルが痛んでないか触って確認。グリスも具合をチェックです。
水で乳化してたり、砂でザラついたりしてたらちょっとまずいですね。

詰めるグリスはワコーズの赤い汎用品。10年以上使ってますけどあと5年分はあります。
むにゅっと出てくる様はヒサヤ大黒堂、ってまだあるのかな?

適当にまんべんなく詰めてシェルと合体、底を留めます。
このときフリクションが減るように粉薬とか掛けておくと気持ち乗り心地がアップしますな。

この後、スプリングも7キロのものに交換して、アッパー組んでおしゃれなカバー付けたのがタイトルの画像。

このカバーが大事。リアサスは前が巻き上げる砂粒とかを噛みやすいのです。ロッドに傷入っちゃうとよろしくない。
バネごと覆うタイプのものが痛みがなくていいのです。
ホームセンターで売ってますが綿100%素材がおすすめ。とくに花柄があれば超おすすめ。脱力コーナリングでタイムアップ間違いありません。

ちょっと長めのは園芸コーナーとか農作業用品コーナーにありますので、交換用を買って作業の際に本来の用途で使っているのもいいでしょう。安いですからね、腕カバー。

カバーを忘れずつけたら、あとは元通り組み付けるだけ。チョイチョイって。
組んだら降ろして車高計測、だいたい合ってるけどもう一度上げて設定値に合せます。

締め忘れとかがあると怖いので、ここで一服してから緩みと減衰力その他もろもろのチェック。
よければ撤収おつかれさま。
毎年やっているのでだんだん作業の手抜きの仕方がわかってきます。
無駄な力みがなくなって、楽になりますな。別に高いトコの作業してないのに爪先立ちしてたりとかね。
急ごうとしない方が早い、みたいな。不思議なもんです。

なので、実走はまた今度ということで。
Posted at 2015/10/05 00:41:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | サスペンション | クルマ
2015年10月01日 イイね!

リアSP交換とダンパーのメンテ

いい季節になりました。作業日和じゃないですか。
以前から気になっていたリアサスに手を入れます。

現状仕様は8キロに5キロのアシスト入れたダブルスプリング。
アシストは1Gで線間密着してます。なので動くと音がでます。
気にしなきゃいいんですが、街乗りでけっこー気になる音だったりします。

重要なトコはそれだけではなく、ダブルSPにするとちょっと癖のある挙動になるところ。

リアの場合、アシが伸びるのでブレーキング安定向上、そしてコーナリングはアンダー傾向になります。
が、ストローク量によってレートが急に変わるところが曲者で、いろんなところで素直ではない感じになります。

まず、ブレーキングでリアが持ち上がってるところから曲げる場合のリアアウト側。
伸びてるから合成レートで2キロちょい⇒密着して8kキロ、に急変します。
ここがなんか変な感じ。バンプが引っかかるような、抜けそうで抜けないような、抜けなさそうで抜ける、ような。

続いて、リアイン側。2キロのまま伸びてて、足が長いので浮かずにターンインがアンダー目になります。
で、クリップ抜けてアクセル入れてくところがこれまた違和感。
LSD効いて軽くプッシュアンダー状態のまま加速でリア沈む⇒密着してレート8kキロに急変のところでまたなんか変な感じ。
こっちはコーナ脱出の動きなんですけど、FRだったらまあまだ判りやすいんだと思います。
4WDはリアの沈み具合、前後のトラクションのバランスでフロントの巻き込み具合が変わって、リアがプッシュアンダー出したり、スライド始めたりするんですが、これがわかりにくい。

いや、信じてアクセル踏めばいいんですよ。先生も言ってます。迷わず踏めよ、踏めばわかるさ4WDトラクション道。
タイム出すならそれが正解で、前後中デフもいい具合になるように決めて、あとはステアで帳尻合わせりゃいいいだけなのでしょうけど、それだとこの先のセットアップがわからなくなってカーライフ迷宮入りです。

運転手で遊ぶだけだったら、ドラえもんのいるところに駆け込めばいいんでしょうけど、まあこんなクルマですからまず無理。結局全部自力でやらないといかんのですよ。

そこで、先達曰く
わかんなくなったら一度戻れ。

これも鉄則なので、普通のアシに戻ります。

8K+5Kだったからレートは7kにして、全長同じくらいになるようにちょっと長めでお取り寄せしました。
では、作業編は次回ということで。
Posted at 2015/10/04 00:06:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | サスペンション | クルマ
2014年12月09日 イイね!

リアストラット式サスのケイマンが気になる

欲しいんじゃないんです。
リアミドで、リアサスがストラット式になってる車あんのかなーと思ってたらマルチリンクになる前のケイマンがそうなんだとか。でもWEBで探しても画像とかないんだよねぇ。
昔そろえてたMotor fan illustratedのサス特集にあったような気がするんだけどなぁ。

トレーリングリンクがどんな感じで付いてるのかが知りたいんですよ。FFと4WDのは現物があるからいいけど、FRとかリヤミドの場合、トラクションがかかるような配置ってどうなってんのか?さらにポルシェって見てみたいじゃないですか。

ホークのはかなり古典的な逆Aアームのストラットなんですが、フルピロなんでまあマシな方みたいです。


追記
いや、将来的に水平対向積んだりしませんから‼…でも雨宮のスバル5速積んだヨーロッパは観てみたいですな
Posted at 2014/12/09 23:21:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | サスペンション | クルマ

プロフィール

「おかんアートにより製作されたフロアマット。少し黒いが素晴らしい出来栄えである。なにより原価300円のセリア仕入れとは思えない。」
何シテル?   06/13 23:37
クルマ趣味は走る/直す/作る、一通りをできるだけ自分でこなします。Blogの過去記事には、今とは異なる考えの内容もありますので疑問に思ったらコメントなど頂けると...
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