今回交換した部品のうち、主な物について あれこれと。
さて、
3年前から続く1号機 ( Euro-R ) の異音。
特に後進時に
ギィィィィィィ という音が鳴り響く (;_;
発生箇所を追って、可能性のあるパーツを色々と交換してきた。
いかんせん、発生個所が1ヶ所とは限らず、また、元々は小さいはずの音を伝達・反響させてしまっている劣化パーツがあるのかもしれないというのが20年超という歳月 (-_-
追っていくうちに、異音とは無関係かもしれないけれど 明らかに交換が必要な劣化したパーツも発見され、発注するもホンダからは新品パーツが出ず . . . なんてことも起き、リビルトを使ったり中古を使ったり、複数で構成されている機能パーツなのに一部だけ古い劣化したままで継続使用するしかなかったり (;_;
この春の交換でも、いくつかのパーツを交換した。
そのうちの一つなのだが、昨年の秋にシリコンスプレーを吹き込むことで異音を数時間だけれど抑え込むことができる部位 ( 接合部 ) があった。
前脚のダンパー固定部 ( アッパー ) のナットと、タワバー固定のナット。これらナットを緩め、隙間からシリコンスプレーを吹き込むと、何故か異音の発生を数時間だけど抑制できた。
同時に他にもシリコンスプレーを吹いた部位もあるので、確実にそことは言えないのだが、可能性を否定できなかった . . . そうであってほしいとの願いもあった。
さてさて、
1号機が帰宅した翌朝。
Dさんで整備がし易いように 純正ホイール+冬タイヤ のままにしていたので、何はともあれ、兎にも角にも、まずは夏タイヤへの交換作業を開始した。
が、
前輪を交換するために1号機用のジャッキ ( ローダウン用ジャッキ ) を挿し入れようとしたが、引っかかって入っていかなかった (0_0
しゃーないので、
スロープと称して売られている物を引っ張り出した。
何故か持ってるんだよね (=_=;

前方に置いて乗り上げるとジャッキアップポイントに被ってっしまうので、後方に置いて乗り上げる。
1号機には、エナペタルを使ってきた。
名古屋時代に、主に中央道を走った際に感じる恐怖を緩和させるために仕様を合わせこんだ物であった。 名神からJCTで中央に入り、つらなる けっこうアップダウンのある超高速カーブ達。 ○60くらいではメルセデスやベーンベは勿論のこと、当時流行はじめたカイエンなんかも躊躇なく抜いていきおった (0_0
CL7は△20までの実力でしかないと感じていたのだが、それより手前の△00くらいで追従を試みても純正では怖かった。特に、伸び側の恐怖に耐えきれず・・・。 エナペさんの吊るしの CL7 Euro-R用 を購入し、しばし走った後にエナペさんに希望を伝えて仕様変更を実施。 後に さらにもう1回の仕様変更を実施して、そのまま使ってきた。
そんな仕様だから、一般道ではチト辛い脚になっていた (=_=;
勤め先を辞めて北海道へ戻ろうと決めた際、再度の仕様変更をしてから北海道へ連れていこうかとも考えたが、やはり辞めるというのは気持ちから余裕を奪われることだったようで、仕様変更をしないまま、いつものタイヤ屋さんで10mm地上高を上げただけで北海道へ連れてきてしまった。
北海道では、高速に乗る必要性を感じることが少ないもので尚のことチト辛いし、そもそもが中央道用の仕様である必要性がまったく無かった。
いつか仕様変更をせねば . . . なんて思っているうちに何年も経ってしまった。 やはり、いつものタイヤ屋さんから遠く離れてしまっている上に、エナペさんも近所ではなくなってしまったという地理的要因が大きい。
そうしていたうちに、3年前の異音発生。
エナペさんからは、ダンパーとバネしか供給されていなかった。他は、純正パーツを使って組み上げる。異音の発生源であった場合に、その発生源を特定するためには小さな数多くの純正パーツを新品で購入しなければならない。しかし、例えば一つのパーツだけが欠品という可能性も否定できなかった。なので、純正を使うことが と~っても厄介 (-_-
ばらば、エナペを分解してあれこれ . . ということを断念して、ごっそりアセンブリで供給される他社製品を買ってしまえばいいじゃんね。 例えば オーリンズ とか (^_^
がしかし、
オーリンズどころか、他で探してもCL7用の製品がラインアップから消えていた (0_0
発見できたのは、ほんの数社。
20年前には沢山あったのに・・・。
今でも製造してくれている中で、私として実績があるのは
Largusだけ。
ラルグス かぁ . . . . エナペに比べるとかなり落ちるなぁ。。。
それでも確か、Euro-R 用には
SpecRS があったよな。

再度、しっかりとラルグスのライナップを確認 . . . . 無い。
SpecRS は無くって、
SpecS しなかい (;_;
マジかぁ . . . . . でも、ホンダ純正と同等なら問題無いのも事実である。
なわけで、
エナペから、
Largusの
SpecS への交換となった。
交換しても地上高を同じにしてとお願いをしていたのだが、ほんの2~3mmだと思うけどフロントが下がってしまったのね ( ̄▽ ̄
ちなみに、
エナペも保管しておくので、気が向いたら
ホイ と戻せば済む。
フロント用は、アッパーが3点固定 ( ナット3つ )。
リア用は、アッパーが2点固定 ( ナット2つ )。
リアは、延長ケーブルを追加したので、特に難儀せずに減衰力の設定を変更できる。
フロント。

先代3号機だった NBロド に入れていたのと変わらない配色ですね。
リア。

NBロド に入れていたのに比べると、かなり長いことが違いかな?
さてさてさて、
夏タイヤへの交換を終え、空気圧を 3.0K に合わせた。

CL7 Euro-R に 225/35/19 。
もう少し高くても良いように思うが、手持ちの電動空気入れでは 3.4K とかまで高めようとすると随分な時間がかかる。 今回は、空気入れ側のゲージで 3.2K まで入れ、それを専用?ハンディ?のエアゲージで視ると 3.0K であったので、とりあえずそれで4本を揃えた。
基本は、走りながら圧を少し低くする方向で。。。
ラルグスから、
慣らしをすることが推奨されている。
減衰力を最も弱く ( Soft ) に設定した状態で、300~500km走行するよう推奨されている。
以前、
NBロドに入れた際には、まずは初日に走って適切だと感じる段数、確かあの時は15段目くらいを見い出し、その後に推奨の通りに減衰力を最も弱くして500kmくらいの慣らしを行った。
初日に走った時には、特に安定状態から小さな入力が入った際に随分な反応の悪さを感じた。それは最もHardでも最もSoftでも、適切だと感じた15段目前後でも同じく感じられた。
それが、最もSoftにしての慣らしを終えてから15段目に合わせたら、随分と反応が良くなっていると感じられた。 物理で考えれば、ただ単に 当たり前で もっともなことでしかないのだが、実際に体感すると 「 なるほどねぇ~ 」 と思った . . . . との記憶がある (=_=;
今回は、
特には設定を探らずに、最初から最もSoftにして慣らしを開始した。
左に回すとS ( soft ) で、右に回すとH ( hard )。

左 ( S ) へ回るところまで軽く回し、
あくまで力を入れずに軽くで 回らなくなったら、
右 ( H ) 側へ 、カチ っという手応えが1回だけ感じるとこまで戻す。
4本とも同じに設定し、TRIP-Bをリセットして試走開始。
さてさてさて、
できるだけダンパーが大きくストロークするように走らせたい。
そして、ゆっくりと走らせたい。
なもんで、起伏の小さい幹線道路は避け、山の方へと向かった。
とはいえ、
2輪家さん達が気合いを入れている道には行きたくない ( ̄へ  ̄
なので、
途中までは
いつもだった周回路 を通り、でも本格的な山中部へは向かわず 日本海まで出ることにした。
う~
ん 、
ふわん ふわん する ( ̄_ ̄
ふわん ふわん する1号機なんて初めてだ。
曲がるのか? . . . って、そりゃ曲がるわね。
ついついペースが上がる。
でも、ペースを上げて誤魔化しちゃ駄目ってことで、ペースダウン。
難しい。
綺麗な円弧を描いたカーブなはずなのに、複合カーブのように感じてしまう。 車両が悪いわけじゃなく、
ふわん ふわん に対して私が不要な反応でしかない操作をしてしまうのが悪い。
う~、難しい。
ペースを上げれば誤魔化せるんだけど、せっかくダンパーが大きなストロークを繰り返してくれているんだから、運転手はそれを支持しなくちゃいけない。
きつめの下り勾配の凸凹で、前タイヤがインナーを叩く ( ̄□ ̄ . . . ここは今までに何回も通っているけど、今まではインナーを叩くなんてことは一度もなかったじゃん。 そこまでのストローク長がないと、最もSoftでは この入力を衰えさせることができないのね (;_;
うげっ、アンダーパネルが路面の凸に当たった。 ポンコツNBロドでは毎日のようにあちらこちらで 路面の凸に アンダーパネルが当たっていたけれど、あれはアンダーパネルを支えるピンが全て跳んで、ボルト2本だけで支えられていたからだよね。何回ピンを挿し直しても気が付けば再びピンが跳んでたんだよなぁ . . . . . って、1号機はそんなじゃない (-_-メ
最もSoftでは速度を落とすしかないのだが、なかなかこれが・・・。
日本海まで出てきたが、来た道を戻るのも何なんで、海沿いを北上。
休日なので先行車達はチンタラ。
その方が都合が良いので、大人しく私もチンタラ。
我慢の限界が来たので、増毛で内陸へと転舵。
直線でも路面の起伏で
ふわん ふわん。
カーブでも遠心力で
ふわん ふわん。
ふわん ふわん しながら、のほ~ っと走る。
走行100kmを超えた頃、
赤信号待ちからの発進で
ギィ と短くだけど聴こえた。
混雑を避けるには帰宅が一番 ってな交通量となってしまったので、帰宅。
バックで車庫への登り勾配を . . .
ギィィィィィィ(;_;
慣らしの初日は、161km。
忘れてた。
初日を終えて ODO は 119,099km だから、
ラルグスの使用開始は、
118,930km くらいから。
ラルグス . . . . 悪かない。 それは NBロド で知っている。
ラルグス . . . . 良かない。 それも NBロド で知っている。
特別に良くはないが、自分で
こういうのが好きだ という
他を妥協してもいいからこの特性だけは絶対に欲しい と思える限られた狭い特性を自覚していないのであれば、ラルグスでまったく問題無し。
今の私には十分以上なくらいに十分なはず。
それに、性能を考えれば異様なほどに安価だ。
心底ありがたい m(_ _)m
さ~、Trip-B が500kmになるまで慣らすべぇ~。