
■4日目 5/8(金) 天気:晴れ
走行距離:377.8km
高知県高知市から、龍河洞周辺と美良布の国盗りをして、四国内陸の馬路村へ行った。そこから太平洋岸まで出て、海岸をひた走り徳島県に戻ってきた。美波町から内陸に入り、剣山スーパー林道を軽く走って、徳島港で南海フェリーに乗り、和歌山県和歌山市まで走った。
5:00頃起床。朝の支度を済ませて、このホテルも大浴場があり朝風呂も可能だったので、朝風呂を満喫する。
ここでは朝食付きで宿泊したので、朝食を美味しくいただく。部屋に戻り出発準備を整えて、ホテルをチェックアウトした。

このホテルでは、このような所にバイクを停めた。屋根の幅も充分あるし、よっぽどの横殴りの雨が来ない限り、雨ざらしにはならないだろう。
7:40にホテルを出発。高知で最も有名な観光地は、何と言っても坂本龍馬像がある桂浜だろう。2011年に会社の同僚と四国に旅行で行ったきり行ってないので、再訪したかったが今日は是非とも剣山スーパー林道に行きたいと思っていた。その途中にも色々ポイントがあるので、今回はPASSすることにした。
まずは29番札所国分寺へ向かう。折角なので、とさでんの駅CPをGetするため、沿線である国道195号を通って御免まで。ちなみにこの地名は「ごめん」なので、よくネタにされている地名だったと思う。
たくさんの駅CPをGetしながら、国分寺に少しだけ寄って国道195号を走る。道の駅美良布でコロプラ・国盗り・道の駅CPをGetした。
ここで話は変わるが、毎年夏休みは北海道にキャンプツーリングに行っている。値段・港へのアクセス・時刻表を鑑みるに、最も適しているのは日本海側航路の新日本海フェリーだと思っており、毎年乗っている。
例年予約開始は乗船日の2ヶ月前なのだが、2020年から突然3ヶ月前に変更された。何が目的なのか一切意味不明だが、そんな先の予定が決めきれない人には改悪なことだろう。私の場合は、会社のカレンダーにも依るがちょうど夏休み開始日3ヶ月前がGWと重なってしまった。上述のように競争相手は減るだろうが、どうせ北海道行きフェリー夏休み初日は例年争奪戦なので、私にとっても改悪だと感じた。

予約開始時間は9:00なので、ちょうど8:30頃に前述の道の駅に到着した。道の駅なので、ちゃんとベンチとかがあると思われたので、ここでPCをテザリングで繋いで予約待機する。スマホだと連続アクセスがうまく繋がらないことがあるので、やはりPCでアクセスする方が良いと思う。ツーリング中の大事な時間を損なうのはもったいないが、夏休みの北海道は絶対行きたいので仕方がない。
予約開始時間になるとアクセス開始。予想通り全く繋がらなくなる。アホ程アクセスしたが、結局あっという間に夏休み初日の新潟~小樽便は埋まってしまった。これは想定内なので、他の便の確保に動く。
しかし、立ち回りをミスったお蔭か敦賀便まで埋まってしまった。何とか夏休み初日夜発便の新潟~苫小牧便だけ確保出来た。これで行くことは出来るが、時間がもったいない。でも、どうせどこかでキャンセルが出るのを経験上知っているので、恐らく敦賀便はどこかで確保出来るだろう。
支払い猶予は2日あるので、処理は後回しにする。今年はコロナ渦なので、更にキャンセルは出やすいだろう。
そんなことをしていたら30分も道の駅に居ることになってしまった。たっぷりの休憩を済ませ、ツーリングを再開する。
国道195号を高知市街方面へ戻り、龍河洞方面に向かう。県道22号を曲がり、龍河洞スカイラインに行ってみたかったが、龍河洞の国盗りが事前にGet出来たのでそのまま県道22号を進んだ。28番札所「大日寺」を通過して、香南市の香我美の国盗りをGetするために、適当な県道をウロウロして、高知東部自動車道に入った。
しばらく走ると太平洋が見えてきた。国道55号を走っていると、ツーリングマップルに琴ヶ浜がオススメされていたので、少し寄り道するため脇道に入る。

素晴らしい晴天で、海が真っ青だ。

あの先にあるのは室戸岬だろう。今回は内陸に向かうつもりなので通らないが、中々の快走路だったので、またどこかで走ってみたい。
琴ヶ浜で休憩して出発する。安芸市の岩崎弥太郎生家にコロプラ土産があるので、また寄り道して無事Getした。再度国道55号に戻り、27番札所「神峯寺」へ向かった。
ここは水曜どうでしょうでも何度か出てきて、山の上にポツんと建っていて、「アレかい?あそこまで行くのかい?」みたいな会話をするくらいの僻地にある。
西側から標識に従っていったら割と広い道だったが、山の上にポツんとした光景は見られなかった。道が拡幅されたのかな?って思ったが、しばらく走るとかなり狭くてヘアピン多数のかなり険しい道だった。これもNinjaで行っているとしんどかったことだろう。何度も言うが、セローなので全く問題無く楽しく神峯寺に向かって登っていく。

神峯寺に到着した。

少し登った所から駐車場を見下ろすと、太平洋を望めた。ここも誰も居なかった。

境内は緑豊かで目を癒してくれる。

今度は、寺の背景に太平洋が広がっている。

あまり注目している訳でもないが、時折弘法大師像が立っている。全ての寺にあるのだろうか?参拝をして、旅の無事を祈る。
神峯寺に参拝を済ませて出発する。先ほど登ってきた急勾配の九十九折を下っていく。何度か振り返ってみたが、山の上にポツんとは確認できなかった。またの機会があれば、こっちの道から登ってみたら見えるかもしれない。
国道55号に戻ってきた。しかし、すぐ馬路村に向かうため県道12号に入る。交通量の少ない快適な道を楽しく走り、ゆずで有名な馬路村に入ってコロプラ土産と国盗りをGetする。
馬路村中心部を過ぎると道が狭くなってきた。北川村に入ったところで、特に行く必要は無いのだが少し寄り道。この辺は辺境の地なので、近くにダムCPがあったから寄ってみる。

魚梁瀬(やなせ)ダム展望台に到着。藤の花?が咲いていた。

ここもかなりの山の中だ。木文字で「やなせ」と書いてあったのが面白かった。
魚梁瀬ダムを出発して県道12号を走る。国道493号に出てきたが、近くにダムCPがあったので、少しだけ西に向かう。CPをGetしたらUターンして東進する。国道493号は道幅も狭く、中々の酷道だった。海に近づくにつれ、太平洋が見えてきた所で国道55号に合流。
そろそろ良い時間になったので昼食としたいが、山中をずっと走っていたのでろくな店が無かった。しばらく走ると、海の駅「東洋町」があったので、何かあるかと思い入ってみた。

食堂はコロナの影響で閉まっていたが、シラス弁当があった。外にテーブルもあったので、海を見ながら美味しくいただいた。ここは白浜海水浴場となっているようで、海がキレイだった。
お腹を満たしたところでツーリング再開。先ほどの海の駅から少し走ると徳島県に入った。この後内陸に行く予定なので、そろそろ給油しておこうと考え、海陽町のGSで給油をしておく。快適な道を走りながら、牟岐町市街に入ったところで南阿波サンラインに入る。この道は2016年に走っているが、どこにも寄らずに通過してしまったことと、当時はハイドラCP管理をあまりしていなかったので、CPを取りこぼしていた。
まずは、水族館CP「モラスコむぎ」へ向かう。南阿波サンラインから、少し狭い道に入っていくと無事にGet。元の道に戻り、太平洋を望みながら適度なワインディングロードを楽しく走る。

南阿波サンライン第一展望台に到着。日和佐浦の看板があった。

大島が良く見えた。

海の展望が素晴らしい。

太平洋を背景にバイクを。

望遠圧縮で撮影。

南阿波サンラインは断崖を走るので、眺めが良い。でも、停まって写真を撮れるところが意外と少なかった印象だ。
南阿波サンラインを楽しみ、国道55号に戻ってきた。ここから、剣山スーパー林道へ向かうため内陸に入る。県道19号を北上した。
少しだけ国道195号を走って、再度県道19号に入る。途中道の駅「鷲の里」を通過する。この道の駅からロープウェイで太龍寺に上がれるが、確かコロナの影響で営業してなかったと思う。後から調べたところ、狭いが太龍寺まで登れる道があるらしいので、ロープウェイ代ももったいないから、次来た時はこの道をトライしてみよう。
そんなことを思いながら、国盗りをもみじ川温泉・鷲敷・お松大権現をGetしつつ、今回最後になるだろう八十八箇所20番札所「鶴林寺」に立ち寄る。中々険しい道を登ったところでCPをGetした。こんな辺鄙な所の札所は参拝したかったが、少し時間が押していたので後ろ髪を引かれる思いで立ち去る。
険しい道を下って県道16号に出てきた。これで、剣山スーパー林道までほぼ一本道だ。2016年に泊まった前川キャンプ場近くを通った時に、見覚えがある風景だったので懐かしく思う。上勝町に入って国盗りを忘れずにGetしておく。しばらく走ると、剣山スーパー林道の看板があったので分岐を曲がる。

剣山スーパー林道起点の看板があったので記念撮影。おあつらえ向きに広くなってるので、ここで記念撮影する人は多そうだ。加えて、ここが何故か徳島県の観光名所CPになっている。他にも観光地らしい所はあると思うのだが。
記念撮影を済ませて出発。この時点で16:00になっていた。この後は18:55徳島港発のフェリーに乗りたいと考えていた。どこまで走るかにもよるが、17:00頃徳島港へ向かえば何とかなるように思えた。林道なので平均時速は稼げないだろうが、どこまで行けるか試しに行ってみた。
道は狭いが中々の山の中を、交通量が皆無の中楽しく走る。前半は正直、走るのは楽しかったがそこまで展望は良くなかった。ツーリングマップルにも、「旭丸峠まではほぼ舗装済」と書いてあったので、ほぼ舗装路だった。
そうは言っても、流石に知名度はかなり高いスーパー林道なので、かなりダイナミックに登っていく。途中舗装が剥げた所が一部あったが、セローなので難なく走る。
しかし、やはり平均時速は稼げずそれなりに時間が掛かった。何とか旭丸峠に着くと、分岐からダートが始まった。とりあえず、展望の良さそうな所まで行ってみよう。ダートと言ってもほぼフラットとのことで、全く不安無く走る。

しばらく走ると空き地があった。ここからの展望が中々だったので、ここで撮影タイムに入ろう。

徳島市街だろうか、見晴らしがすごく良い。

向きを変えると、小さな集落と山の風景が広がる。

徳島市街を背景にバイクを撮影。

少し移動して、山並みを背景に。

セローはこういう風景が本当に似合うと思う。今回の旅では、一番のお気に入り写真かな?
この空き地に来る途中に、道の横に停められるくらいの広い所があったのでそこにも寄ってみよう。

と言う訳で移動した。愛媛の林道を走った時も思ったが、四国の林道はやはり素晴らしいと思う。

ツーリングマップルの中四国担当者も「四国の林道に魅せられた」とあったので、その気持ちが分かる気がする。こんなに開放的なダートは中々無い。

バイクも入れて。

方向を変えてみる。
これで17:00近くなってしまった。剣山スーパー林道全体の1/5程度しか走れていないが、まぁまぁ楽しめた。まだ休みは3日もあるのでもう少し四国に居ようか、とも思ったが残念ながら翌日から天気は下り坂になるようだ。そろそろ潮時だろう。残りはまた次の機会に訪れることにしよう。
旭丸峠まで戻り、狭い林道をひたすら下ると神山町の国道438号に入った。この道は、四国初日のつい2日前に、焼山寺へ行くのに通った道だ。完全ではないが、3日で四国をプチ一周したことになる。流石、ホテル泊だと距離が稼げる。
しかし、やはり少し走り過ぎたせいか、大分体にガタがきていた。ただでさえ、普段大型に乗っているので、250ccだとやはり疲れる。元気があれば、静岡まで夜通し走ろうかと思っていたが、無理せず和歌山で泊まって帰ることにしよう。
順調に徳島市街まで戻ってきた。どうやら夕食を食べる時間くらいありそうだ。徳島と言えば徳島ラーメンだと思うので、適当にGoogleマップで検索して行ってみた。
ところが2店くらい回ったところで、どちらも営業していなかった。コロナの影響だろうか?3店目でようやく営業していたので喜んで入ったが、何と九州豚骨ラーメンの店だった。豚骨ラーメンは一番好きなラーメンなのだが、徳島で食べる必要は全く無い。徳島ラーメンの気持ちだったので少し拍子抜けだが、入ってしまったのだから仕方がない。美味しくいただいた。
この店から徳島港はすぐ近くだったので、出港30分前の18:30頃徳島港に到着した。和歌山港からは乗船したことがあるが、徳島港から乗るのは初めてだった。案内に従っていくと、この港はドライブスルーで窓口に乗り付けて乗船手続きをするようになっていた。最近は財布をトップケースに入れているので、結局一度バイクを降りなきゃいけないからあまり意味は無かった。

乗船手続きをして、待機所に入った。しばらく待つとフェリーが来た。大きな看板がある建屋の右側で手続きをした。

フェリーと記念撮影。しばらく待つと乗船案内が始まった。写真を撮っていなかったが、この便もほぼガラガラだった気がする。

18:55定刻通りにフェリーは徳島港を出港した。さらば四国、また来る日まで!と言った所だろう。
バイクでは2回目の四国だったが、海岸線を走るなら大型バイクで良いだろう。しかし、八十八箇所巡りをしたり、内陸を走るなら断然セローの方が楽しく走れる、と感じた。如何せん道が狭いので、大型バイクだと少し難儀だ。また、四国に来る機会があれば、セローでゆっくり色々周ってみたいものだ。
北海道と違って2時間で着いてしまうので、あまり旅の余韻に浸る間もなく21:05に和歌山港に到着した。すっかり周囲は真っ暗だ。
予約したホテルは南海和歌山市駅近くだったので、和歌山港からすぐだった。本日の宿「ワカヤマ第2富士ホテル」に到着。楽天から予約した時に、駐車場利用者は電話予約するように書いてあった。このご時勢なので、駐車場が満車になることは無いだろうが、一応電話しておいた。
バイクだということを伝えたら、先着順だがバイクなら置ける場所がある。そこが空いていたら駐車場代は不要。一応通常の駐車場も確保しておきます。と快く対応していただけた。
フロントでどこに置けば良いか聞いた所、駐車場の片隅にバイクが1台置けるスペースがあったのでそこに置くように指示があった。ここは立体駐車場になっていたので、屋根付きで置けた。これで、4泊全てで屋根付き駐車が出来た。
手指消毒してチェックイン手続きして、部屋に入ってゆっくりする。最終日にして、このホテルは大浴場無しだったので、部屋のユニットバスに浸かる。大浴場が無いのは残念ながら、ビジホだと無い方が普通なので仕方がない。流石に到着が21:00過ぎだったので、ここから風呂に入りに行く気力は無い。でも朝食付きで超格安だったので不満は無い。疲れも癒した所で、持参したノートPCで出費管理をする。
寝る前に天気予報を確認するが、当初の予報より良くなっていて、曇り予報になっていた。これはノーカッパ完走出来るかもしれない。
翌日は、日程にも余裕があるので少し寄り道をしていこう。大阪府岬町の道の駅に寄って、無料の京奈和道を通って、奈良の道の駅とコロプラ土産を取ってから、名阪国道を通って高速を使わずに頑張ってみよう。
そんなことを考えながら、眠りについた。
宿泊地:ワカヤマ第2富士ホテル 3,410円
■関連ブログ
2020年GW四国ソロツーリング 1日目 静岡~徳島県徳島市
2020年GW四国ソロツーリング 2日目 徳島県徳島市~愛媛県西条市
2020年GW四国ソロツーリング 3日目 愛媛県西条市~高知県高知市
2020年GW四国ソロツーリング 5日目 和歌山県和歌山市~静岡
2020年GW四国ソロツーリング 番外編