
■5日目 5/9(土) 天気:曇り
走行距離:427.8km
和歌山県和歌山市から、少しだけ大阪・奈良の道の駅を巡った。その後は、ひたすら幹線道路を走って、静岡まで帰った。ひたすら移動日でフェリーにも乗ってないので、写真が全く無いのであしからず。
5:00頃起床。朝の支度を済ませて、部屋で朝シャンを浴びる。やはり大浴場があった方がありがたいが、格安だったので仕方がない。
ここでも朝食付きだったので、朝食を美味しくいただく。部屋に戻り出発準備を整えて、ホテルをチェックアウトした。

このホテルでは、このような所にバイクを停めた。駐車場の片隅を利用させてもらったが、最初ここに置いてくださいと言われた時は少し驚いた。まぁおかげで駐車場代を取られなかったので、それはありがたい。

ホテルの入口が中2Fみたいになっていたので、駐車場もほぼ屋根付きで置けるというのが素晴らしい。
7:40にホテルを出発。真っすぐ帰ろうかと思ったが、少しだけハイドラ道の駅CPが周辺に残っているので寄り道をしながら進む。
まずは、国道26号を北上する。すぐ大阪府に入って大阪湾が見えてきた。道の駅「みさき」を通過。これで、今回のツーリング初日に寄ったのと合わせて大阪府の道の駅CPを制覇出来た。
さらにしばらく走ったところで府道63号でまた和歌山県方面へ。道の駅「根来さくらの里」を通過して、道の駅「ねごろ歴史の丘」に立ち寄った。ここら辺は中々ツーリングに来ることが無い。今回は時間に余裕もあり天気も曇りで、CP巡りには最適だ。
トイレ休憩だけ済ませて、通った道を戻り岩出根来ICから京奈和道に入る。この高速道路は一部繋がっていない所があり、殆ど対面通行ではあるが無料で素晴らしい。
無料の対面通行なのであまり平均時速は稼げないが、信号が無いので順調に進む。終点前の御所ICで降りて、再度寄り道。国道169号まで出て、道の駅「飛鳥」に立ち寄る。
緊急事態宣言が主要地域を除いて解除されて初の週末だったせいか、割と観光客が居た。周辺には飛鳥時代の観光地がちょこちょこあり、寄ってみても良いかとも思ったが、あまり密になる状況に自ら突っ込むことは良くないだろう。またの機会に巡ってみよう。
この道の駅は近鉄の駅に隣接しているので、タダで駐車場が使えてしまいそうに感じた。そこらへんは対策しているのだろうか。
そんなことを思いながら、道の駅を出発する。橿原市街のごちゃごちゃした市街地を抜けて、国道24号に入る。本当は京奈和道を通れれば楽なのだが、まだ寄る所があるのでそのまま進む。
田原本町にある道の駅「レスティ唐古・鍵」を通過して、CPをGetしたことで奈良県の道の駅CPを制覇出来た。
全くどうでもよい個人的見解だが、ここ田原本町(たわらもとちょう)。どうしても、「たわらほんちょう」と呼んでしまう。私は普段市区町村の自治体を呼ぶ時には、末尾の市区町村を省くことが多い。そうなると、「たわらほん」と呼ぶことに非常に違和感があるな、と思ってしまう。町まで付けて、「たわらほんちょう」と呼んでしまいたい。なんてくだらないことを通る度に思ってしまった。
正式名称は、当然「たわらもと」なのでこれならそこまで違和感は無い。意外とこの国道24号は通ることが多い。西名阪道から降りて少し走ると、仮眠宿泊の出来る「奈良健康ランド」があるので、拠点にすることがあるからだ。その度に田原本町を見るので、通る度に誤読をしてしまっている。
そんなどうでもよいことを思いながら、国道24号から少し外れて川西町に寄り、コロプラ土産をGet。これでノルマは全て終わった。後はひたすら帰ることにしよう。
ここからなら当然名阪国道を通っていくべきだろう。国道25号に入って天理市街を抜ける。この道沿いに天理教本部があるが、かなり巨大で特徴のある建物なので、いつも通る度に気になっている。信者じゃなくても参拝可能らしいので、いつか行ってみたい。
コンビニに寄り休憩してから、天理東ICから名阪国道に入ってひたすら走る。一気に亀山まで走った。そろそろ良い時間になったので、国道1号沿いにあるすき家に立ち寄った。
お腹を満たしたところで、ツーリング再開。国道1号/23号を走り続けるが、渋滞も無く順調そのもの。道の駅「にしお西ノ山」で休憩して、唯一高架化されていない蒲郡がかったるいが下道を走り続ける。
豊橋からようやく静岡県に入った。ここで驚いたことがあった。県境を越えた瞬間、道端に大量の看板が立っていた。
「今は静岡県に来ないで」
この看板が何枚くらいだろう。かなり連続であってびっくりした。今回、静岡・愛知・三重・奈良・和歌山・大阪・徳島・愛媛・高知と府県を跨いだが、確かあったとしても、「移動は慎重に」程度だったと思う。ここまでしつこいほど並べていたのは、静岡県だけだった。
静岡県は、関東・中京圏と日本の大都市圏人口集中地域に囲まれている。その割には感染者数は多くはなかった。当初は関東に近い、静岡東部地域に発生が多発していたと思う。感染者数が少ないのはどうしてだろうか、色々な憶測が世間話・ネット上に飛び交った。
静岡県民は比較的に真面目な部類だから、とか緑茶をよく飲むから。とか、噂されたが実際どうしてかは未だに分かっていない。
そういう県民性がこの看板に出たのだろうか。しかし、これはどうだろうか?気持ちは分かるが、物流関係等どうしても移動しなければならない人も居るだろう。これだけ見る限りでは「静岡県頑張っているな」と思うかもしれないが、私は他の越県も見てきた印象からすると、非常に排他的だと感じてしまった。
まぁ、この類の政策は賛否両論が出るのは当然であるが、どちらにせよさっさと収束に向かうことを祈るばかりだ。
そんなことを思いながら、最後になるであろう浜松のコンビニで休憩した。もうここまで来れば、帰ってきたも同然なので今回の旅の余韻に浸る。
緊急事態宣言のまだ解除されていなかったが、静岡を出発しフェリーを2つ乗継ぎ、四国へ上陸した1日目
四国の山深さを満喫し、焼山寺・見ノ越・落合集落を訪れながら、愛媛県西条市まで走った2日目
横峰寺・岩屋寺を巡り、ダート林道を走りながら快晴の四国カルストを堪能し、高知県高知市まで走った3日目
神峯寺を訪れ、内陸・海沿いを走りつつ、剣山スーパー林道に軽く訪れて、四国を離れた4日目
雨を覚悟していたが、結局全く降らずに静岡までノーカッパ完走が出来た5日目
そんな思いに駆られていた。コンビニを出発して、予想通り1時間後の16:40に自宅に無事に到着した。

走行距離は2,074.3kmだった。5日でこれは中々走ったことだろう。ほぼ下道で1日平均400kmオーバーは中々無い。やはりホテル泊は走る時間が稼げるので、お金は掛かるがこれも悪くない、と感じた。
何より重いキャンプ道具を積まないので、取り回し・乗り降り共に非常に楽だ。山道も非常に軽快に走れてしまう。キャンプ道具をフル積載すると、やはり走行性に影響が出る。それも無かったので、四国の山深い道やダート林道も快適に走れた。
走り続けてくれたセロー君に感謝感謝!GWの四国ソロツーリングが終わった。今回特に印象に残ったのは、
・セローの酷道/険道の走破性の良さ
・四国は人口密度が低いから交通量も少なく、走り倒すには最高
・四国の秘境感、山あり海ありで景色も良い
・ホテル泊は快適
程度だろうか。2020年は新型コロナウイルスが猛威を奮ったことにより、日本中を震撼させた。外出自粛を促す緊急事態宣言も発令されて、GWにどこにも行けなくなるかとも思われた。
出掛ける前に思った通り、ソロの旅でメジャーな観光地にさえ行かなければ、人との接触は最小限にすることが出来る。そうすれば大丈夫じゃないか、と思った通り帰った後も体調を崩すことはなかった。
他県ナンバー狩りにも合うこともなく、平穏無事に帰ることが出来た。今後も出来ることは全てやりつつ、楽しんで行けたら良いと思う。
GWの四国ソロツーリングもこれで終わり。次のロングツーリングは、恒例の夏休み北海道だろう。その頃にはコロナが落ち着いてくれることを祈るばかりだ。
■関連ブログ
2020年GW四国ソロツーリング 1日目 静岡~徳島県徳島市
2020年GW四国ソロツーリング 2日目 徳島県徳島市~愛媛県西条市
2020年GW四国ソロツーリング 3日目 愛媛県西条市~高知県高知市
2020年GW四国ソロツーリング 4日目 高知県高知市~和歌山県和歌山市
2020年GW四国ソロツーリング 番外編