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2021年11月02日 イイね!

2021年秋休み 山陰ソロキャンプツーリング 4日目 島根県島前西ノ島町~知夫里島~西ノ島町 後編

■4日目 11/2(火) 天気:晴れ後曇り後晴れ
走行距離:118.3km

 後編の開始です。

 思わぬ晴れに気分は上々の中、アカハゲ山に2度も訪れ知夫里島の絶景に魅了されていた。

 さて次はどこに行こうか。ツーリングマップルには特にコメントは無いが、折角なので島を一周したい。西側は大体周ったので、今度は東側に行ってみよう。

 折角晴れたので、行きに来た道を戻る方向に向かってみた。



 またもや先ほど停まった同じ場所に寄ってみる。やはり背景が違うと印象が全く違う。
 


 望遠圧縮で撮影。



 ウグイガ崎近くのスポットで撮影を済ませ、今度は知夫里島の東側を目指す。

 走っていると、またもや似たような場所で牛障害に引っ掛かった。仕方ないのでのんびり待っていると、再度面倒臭そうにのそのそとどいてくれた。

 見覚えのある、来居港へのループ橋を横目に知夫里島の中心部に出た。少々の集落と商店を横目に走る。少し道に迷いながら、県道322号を最後まで行ったが行きたい所では無さそうなので折り返す。

 灯台の案内を頼りに進んで行くと、非常に心細くなる細い道を進んで行く。ここで、私的にかなりツボった光景が飛び込んできた。



 完全一車線で心細くなりながら走っていくと、終点がだだっ広い駐車場?広場になっていて、13:10頃到着した。そこでパーっと視界が広がったところに、この牛が1頭ポツんと居たのだ。

 言葉にすると何が面白いのか全く分からないだろうが、何となく非常にシュールな光景に見えて、1人で大爆笑してしまった。傍から見ると危ない人だが、もちろん周りに牛以外誰も居ないから出来ることだ。



 この写真なら少しシュールさが伝わるだろうか。本当に1人でしばらく笑っていた。これだから旅は止められない。Google Mapによると、才ヶ崎というらしい。



 しばらく撮影していると、笑わせてくれた牛君は山の中に入って行った。ありがとう、あなたのお蔭で良い気分になれた。



 秋らしい空が広がっている。



 アカハゲ山のインパクトには勝てないが、才ヶ崎の展望も中々良い。



 先ほどまで居たアカハゲ山も良く見えた。

 フェリーの時間が近づいてきたので、そろそろ港へ向かわなければならない。もう1か所くらい寄れそうなので、近くの島津島にでも行ってみよう。



 13:30頃島津島遊歩道入口に到着。



 漁船が通るためだろうか、橋がアーチになっていた。牛が泳いで島へ渡るようなイベントもあるらしい。この当時はオフシーズンかつコロナの影響でやってないだろうが。



 アーチの頂上で撮影。



 バイク置き場方向を望む。



 一瞬だけ島津島に入ったが、時間が無いので引き返した。時間に余裕があれば、島津島を一周したいところだが、それはまたの機会があれば楽しみにしておこう。

 一応ツーリングマップルにもあるが、この島津島にはオフィシャルなキャンプ場がある。ただ、バイクは通れなくもない・・・程度の幅しか道幅が無いので、荷運びはかなり大変なことだろう。ネットで探した時は、原付なら入り込んだ兵が居るらしい。

 たっぷり楽しんだ、知夫里島を離れる時間が近づいてきた。来居港に向かった。



 13:40頃来居港に到着。立派なターミナルがあるが、隠岐汽船の窓口しか無いので、島前内航路は係員に料金を払う仕組みらしい。



 しばらく待つとフェリーが入ってきた。係員さんの誘導に従いフェリーに乗りつける。行きと同じ席に陣取り、再度コンセントを使わせてもらう。

 フェリーは定刻通りに知夫里島来居港を出港した。4時間の滞在だったが、同じ所に2回行ったり、昼食をゆっくり食べたりしたが、ある程度ゆっくり周れた。もう少し時間が欲しかったが、2022年に島前内航路のダイヤ変更があったようで、今なら6時間滞在出来るらしい。それくらいあれば、ちょうど良い感じかな、と思った。

 しかし、昨日の鹿児島のバイク乗りは何にも無かった。と言っていたが、彼がどう思ったか分からないが、私も同意見だ。何も無いのは間違いない。でも大変素晴らしい景色で、素晴らしい島だったと思う。今回の旅では一番印象に残った島になることだろう。

 そんな思いと余韻に浸りながら、フェリーでゆっくりする。1つしなければならないことを思い出したので、やっておく。明日明後日泊まる予定にしている、出雲市平田森林公園キャンプ場は、利用料は無料だが役所にTEL連絡をしなければならないらしい。ぶっちゃけやらなくても利用出来ると思うが、ルールは従わないといけないと思うので、ちゃんとTELしておく。

 一応キャンプブームの無料キャンプ場で、かつ11/3は文化の日で祝日だから空き状況が心配だったが無事受け付けてくれた。祝日なのでデイキャンプが何組か居る、と言っていた。1日だけなので、そんなに一杯にはならないだろうとは思っていたが、無事予約出来て一安心。天気予報も問題無さそうだった。

 キャンプ場の予約を済ませたので、もう少しゆっくりする。のんびりしていると、フェリーは定刻通り西ノ島に到着した。まだ時間があるので、西ノ島を周らなくてはならない。

 西ノ島到着時点で14:30だった。秋なので若干陽が傾き始めたがまだ行ける。どこに行こうか考えたが、ツーリングマップルに「雄大な景色の中を歩きたい」とある、摩天崖に行ってみよう。国道485号から県道315号に入ると案内があったので、摩天崖方向へ向かう。



 西ノ島にも馬や牛が居たので、途中で止まってみた。非常に牧歌的な光景だ。



 陽が射してないのが惜しいが、牛と島の素晴らしい景色。



 牛と記念撮影。



 朝の時点で西ノ島も素晴らしいと思ったが、摩天崖も期待出来そうだ。動物の撮影を楽しみ、摩天崖に向かった。



 15:00頃摩天崖駐車場に到着。秋はやはり陽が短いので、既に太陽が傾いているのが惜しい。



 摩天崖遊歩道は百選にも選ばれているらしい。250mの高低差があるので、中々大変そうだ。今日は少し厳しいだろう。



 駐車場から既に素晴らしい景色が広がっている。



 早速遊歩道に入る。動物除けのゲートを越える。



 逆光がキツイが、木が無くて見晴らしが良い。



 摩天崖にも馬がのんびり草を食べている。



 人に慣れているのか、近付いても特に逃げる素振りは見られない。



 島の風景を背景に牛が居て、とても牧歌的な光景だ。



 絶景続きで撮影が非常に捗る。



 旧日本軍の監視台があった。この窪みに隠れて監視をしていたらしい。



 摩天崖に到着。海からほぼ一直線に257mの崖がそびえ立っている。



 こんな高い崖は見たことがない。落ちたら即死だろうな。



 この奥に遊歩道があって、通天橋まで繋がっている。前述したが、確かにここを歩くととても素晴らしい景色が見られそうだが、流石に今日は時間が無いのでまたの機会があれば是非歩いてみたい。



 ベンチでのんびり絶景の摩天崖を楽しめた。

 駐車場に戻り、摩天崖を出発する。まだ時間があるので、今度は通天橋に行ってみよう。

 眺めの良い道を下り、先ほどの分岐を通天橋に向かった。バイクならすぐだが、歩くと高低差もあるので大変だろう。



 駐車場に到着。先ほどまで居た摩天崖があんなに上に見える。



 早速歩いて行くが、あの下まで行くことになりそうだ。結構な高低差を下らされた。下るということは登らなくてならないので、帰りは息が切れそうだ。



 緊急車両用の道があったので、ここが通れればそれなりの高低差をバイクで稼げるのだが。車止めだけだったので、バイクなら通れるには通れたがおとなしく歩いた。



 高低差は厳しいが、気持ちの良い風景を歩く。



 通天橋に到着。確かに橋のようになっている。何故、あの真ん中だけが削れたのだろうか。自然が織りなす造形は、不思議が一杯だと思う。



 望遠で撮影。岩肌が非常に険しい。摩天崖はホントに垂直直下の崖なのが分かる。



 一面に芝生が広がり、こんな所でキャンプがしてみたいな、と思った。



 小さな祠と鳥居がある、国賀神社に参拝しておいた。

 ちなみに、通天橋・摩天崖を含めて国賀海岸というらしい。ツーリングマップルにも、この2つは必見とあった。遊覧船もあるみたいなので、今回平日の旅だから是非乗ってみたいと思ったが、何と10月でシーズンオフとなり、営業を中止していた。多分コロナは関係無い。日本海側とは言え、北海道ではないので11月まで雪は降らないと思うから是非営業してて欲しかったが、こればっかりは仕方ない。

 最高だった摩天崖・通天橋の国賀海岸を満喫した。駐車場まで戻るが、予想通り息が切れる登りだった。しばらく息が整うまで休憩する。

 息が落ち着いたところで出発。平日なので数は少ないが、国賀海岸には観光客がチラホラ居た。次はツーリングマップルにも載っている「国賀海岸を見渡す絶景ポイント」らしい赤尾展望所に行ってみよう。

 県道315号に戻って、朝も通った鬼舞スカイラインに向かう道を行った。ハイドラを見るとショートカット出来そうな道があったので行ってみたが、何と途中で崖崩れがそのまま放置されていて、通行できなかった。それだったら、バリケードか何か置いといて欲しいな。

 そんなことを思いながら、Uターンして朝と同じ道を進んだ。赤尾展望所の案内もあったので、今度は迷うことなく進む。



 赤尾展望所の駐車場に到着。こちらには誰も居なかった。



 誰も居ないのに絶景なのが、島旅の醍醐味。



 もう少しで夕陽が沈みそうだ。



 ツーリングマップルのコメント通り、通天橋と摩天崖が一望出来る。夕暮れなので赤味掛かっているのが少し残念。



 柵が入ってしまうが、バイクと撮影。



 頑張って方向も変えてみた。

 赤尾展望所の絶景を楽しめた。ここに来る道の途中にも絶景が広がっていたので、そこでも撮影してみよう。



 島前カルデラを西ノ島から望む。ただ、あまりカルデラ感は無いかな。知夫里島からが一番実感できると思う。



 浦郷の集落が見えた。前述した遊覧船は、この集落から出港するらしい。



 バイクも島前カルデラと一緒に撮影。



 素晴らしいスカイライン感を出せたと思う。

 この時点で16:30過ぎ。夕暮れをどこかで見たいところだが、今日は昨日のみつけ島荘では無く、国賀荘というところで風呂に入りたいと思っていた。みつけ島荘は時間制限要求もあったり、風呂も狭かった。国賀荘は展望が良さそうなので明るい内に行ってみたい。TEL確認はしていないが、最悪みつけ島荘が利用出来ることは確認済みなので何とかなる。

 そんなことを考えていたので、もう1か所だけ。朝にも寄った、鬼舞スカイラインの途中で撮影して、終わりにしようかと思った。



 さくっと同じ場所に到着。朝とはやはりまるで違う景色が広がっていた。



 1日の終わりを感じられる夕暮れ感。



 あと1時間くらいで日没だろうか。光のラインが出来ていた。



 バイクも一緒に撮影。



 バイクも一応入っているが、夕陽方向に向けると完全に黒潰れしてしまった。



 全体的に道が狭いが、素晴らしい道だと思う。ここは、右側が盛り上がっているので、バイクを撮影するには良い場所だと思う。



 最後の最後まで牛が居て、島ではないとありえない光景を満喫出来た。

 これでタイムアップだ。前述通り、浦郷にある国賀荘に行ってみよう。朝来た時に既にこの構想はあったので、国賀荘がどこにあるか注意して周辺を見たが、見つからなかった。改めてGoogle Mapで見ると、現道はトンネルがあるが、旧道だろうトンネルを回避する道に行くと行けるようだ。

 浦郷の集落まで出て、トンネルを通らずに行くと案内があって、無事17:00頃到着した。早速入ると、受付の方に声を掛けられたので「日帰り入浴したいんですが、大丈夫ですか」と聞くと、大丈夫と回答を貰えたので一安心。

 この時ちょうどチェックインしてた人が話好きな方みたいで、受付の方と「風呂だけって言うのも出来るんか~」とか「兄ちゃんよく知ってるね」とか話し掛けられた。「ネットに出てました」と言うと、驚いていたがあまりその手のツールは使いこなせていないのだろう。

 日帰り入浴は出来るのは調査出来たが、コロナの影響で休止している所も多いので、それだけが心配だった。話の背景までは忘れてしまったが「キャンプをしているので風呂だけ来た」というと「こんな寒いのにか」と驚いていた。「まだまだ出来ますよ」と笑いながら言っておく。モンベルの#2シュラフのお蔭ではあると思うが、11月一杯くらいまではキャンプは十分出来ると思う。

 久しぶりの旅の会話を楽しみ、受付の方に大浴場の場所を案内されて早速入る。HP通り、海が見渡せてとても良い展望風呂だった。露天風呂が無いのが残念かな。せめて外で整うスペースがあると尚良いが。

 しっかり1時間温まり、ロビーでしばらくくつろぐ。もう周囲はほぼ真っ暗だった。国賀荘を出発し、昨日も寄ったスーパーで買い出しして、18:30頃キャンプ場に戻ってきた。

 昨日居た鹿児島のライダー3人組は引き払っていたので、別の島に行ったか本州に帰ったのだろう。その代わりに、どちらか忘れたが山陰ナンバーのバイク乗りカップルと、軽バン車中泊の人が増えていた。流石キャンプブーム。こんな島でロンリーキャンプにならないとは恐るべし。

 既に風呂は済ませていたので、ゆっくりと夕食の準備をする。米を水に浸けて30分待って炊飯。何を食べたか全く覚えていないが、多分スーパーの品揃えが良くなかったので、非常食に持ってきたレトルトとカット野菜で済ませたような気がする。そんなんでも、キャンプ場で食べるキャンプ飯は美味かった。

 後片付けを済ませて、しばらく夜風に吹かれながらまどろむ時間が好きだ。今日で隠岐諸島最後の夜なので、まだキャンプは2泊するつもりだが最後の島キャンプを楽しみたい。

 明日は10:20西ノ島別府港発の便に乗って、本州に帰る。13:20に到着するので、国盗り巡りをしながら島根県出雲市キャンプ場になるべく早めに到着してテントを張る。もう着替えが無くなったので洗濯しなければならないが、泊まる予定のキャンプ場は市街地に近いので、あっさりとコインランドリーが見つかった。

 撤収の進捗次第だが、出来れば今度は午前中の摩天崖を見れたら嬉しい。ただ、今朝もそれなりに夜露が付いていたので、時間は掛かるかもしれない。まぁ最悪は直接別府港に行くことにすればよい。

 しかし今日は、絶景の知夫里島・西ノ島を青空で巡れたのがとても嬉しかった。まさに島ならではの風景・空気感・牛や馬が道路近くをたむろしているのは、島ではないと絶対に見れない光景だろう。そんなところをリアルに見れるというのは何と幸せなことだろうか。旅をしていてよかった、と思う一時だった。

 そんなことを思いながら、22:00頃眠りについた。

宿泊地:島根県西ノ島町 耳浦キャンプ場 無料
風呂:国賀荘 500円

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Posted at 2022/06/16 22:58:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山陰2021 | 日記
2021年11月02日 イイね!

2021年秋休み 山陰ソロキャンプツーリング 4日目 島根県島前西ノ島町~知夫里島~西ノ島町 前編


■4日目 11/2(火) 天気:晴れ後曇り後晴れ
走行距離:118.3km

 西ノ島町のキャンプ場をテントを張りっぱなしにして出発し、西ノ島鬼舞スカイラインを走った。その後知夫里島に渡って離島を満喫。4時間程周って再度西ノ島に戻る。西ノ島を周ってキャンプ場に戻ってきた。

 この日は絶景続きで写真が多いため、2部構成としました。

 6:00頃起床。飲み会をしていたバイク乗りのグループも、そんなに騒ぐことも無くよく眠れた。



 テントから出ると良い天気で、朝焼けが見れた。



 フレアが出たが、朝焼けに染まる雲がキレイ。



 入り江のとても素晴らしいキャンプ場だ。

 朝から撮影を楽しみ、朝食の準備をして美味しくいただく。後片付けを済ませて出発準備を進める。今日は少し西ノ島を周って、西ノ島別府港9:20発のフェリーに乗って、知夫里島に渡る。知夫里島を4時間程度周って、再度西ノ島に戻って来るつもりだ。

 連泊なのでテントを撤収しなくて良いから楽チン。順調に進み、7:50頃キャンプ場を出発した。

 フェリー出発の時間までどこに行こうか。折角良い天気で、これが続く保証も無いから、ツーリングマップルにも「隠岐のハイライト」と書いてある、鬼舞スカイラインに行ってみようと思った。

 昨日も通った細い道を通って、別府港近くに出る。そこから国道485号と県道320号を通ると、標識があったので曲がる。細い道だがキャンプ道具も積んでないし、快適に走る。ツーリングマップルにも「両側には海の景色」とあり、絶景が広がっていた。8:15頃終点に駐車場があったのでそこに停めた。



 少し逆光がキツイが鬼舞展望台に向かう遊歩道を登る。



 秋らしくススキの向こうに島が見えるが、あれはどこだろうか。まだ朝焼けが残っている感じだった。



 順光方面は素晴らしい青空と景色が広がっている。



 これこそ島の風景。



 海も良いが、この稜線の感じも素晴らしい。牛も放牧されていた。

 鬼舞展望台の景色を楽しみ駐車場に戻る。途中の景色も大変素晴らしかったので、少し稜線上で撮影してみよう。



 この雄大な風景が島とは思えない景色。



 稜線を道が通っている。全てが見渡せればもっと良いが、これでもスカイライン感は多少出せたと思う。



 バイクも一緒に撮影。



 素晴らしい鬼舞スカイラインを堪能出来た。

 そろそろフェリーの時間が近づいてきたので、別府港へ向かった。ガソリンが少なくなってきたので、GSに寄ってガソリンを入れておく。島だから値段が高いが、明日はなるべく早くキャンプ場に入りたい。全然本州まで帰れる量が残っていたが、明日GSに寄る時間を減らすため、給油しておいた。



 出港20分前の9:00頃別府港に到着。ちなみに、隠岐汽船と島前内航路では乗り場が若干違うので注意したい。まだ乗るフェリーは着いてなかった。待っていると、耳浦キャンプ場に居たバイク乗り達が走り去っていった。手を振ってお互い挨拶をしておく。

 窓口で知夫里島行きの乗船券を購入する。この島前内航路はどこに行くにも同一料金だ。中ノ島は15分で着くが、知夫里島は30分強掛かる。それでも同じ600円だった。



 しばらく待つと乗るフェリーがやってきた。東向きの港なので逆光が強い。



 バイクと撮影。フェリーが着岸し、車両が全て降りると案内が始まった。



 固定されたNinja。中ノ島からは短時間だからか固縛はされなかった気がするが、知夫里島は時間が掛かるからか、しっかり固縛された。フェリーは定刻通り9:20に出港した。

 しばらく時間掛かるので、船内でまだ見ぬ島を楽しみにのんびりとする。コンセントがあったので、スマホや加熱式タバコを充電しておく。この辺から少し雲が増えだした。雨は降りそうには無いが、天気予報通りでげんなりする。まぁ雨さえ降らなければ仕方がない。

 のんびりしていると、フェリーは知夫里島来居港に着岸した。小さな島ながら、ターミナルは改築されたばかりなのか、やたらキレイだった。忘れずに国盗り「知夫」をGetした。これで隠岐諸島の国盗り・ハイドラを制覇したので、しばらくは気にしなくて良い。

 早速知夫里島を周ってみよう。相変わらず、どこに行くかあまり決めていないが、ツーリングマップルにコメントがある、西側を中心に周ってみよう。来居港は北側に位置するので、反時計回りに走ろう。

 来居港からは離島としては珍しいループ橋で高低差を稼いでメインの道路に出る。しばらくはまともな道だったが、次第にほぼ完全一車線になった。バイクだし、キャンプ道具も積んでないのでまだ良いが、少し走るのが大変だった。やはり島巡りにはセローの方が適している。

 走っていると、次第に路面がやたら汚くなった。何でだろうか、と思ったら理由はすぐ分かった。いきなり牛の集団が現れた。まさに集団で親子連れだろうか、多分5~6頭は居ただろう。完全に道を塞いでいた。

 これには苦笑いを浮かべる。別に急いでいるわけではないが、通れないのは困る。ちゃんと耳にタグが付けられているので、人間の管理下に居るから襲ってくることはないだろうが、牛はデカイのでビビッてしまう。

 あまり刺激せずにしばらく待つと、面倒臭そうにのそのそとどいてくれた。ようやく通れるが、子牛とかはいきなり走り出しそうなので注意をしながら通る。

 牛障害をクリアし、山の崖沿いを通っていくと急に視界が開けた。ツーリングマップルにも「隠岐ならではの風景を走る、糞に注意!」とあり、これが隠岐ならではの風景なのだろう。



 これは写真の撮り甲斐がありそうな風景だな、と海を見下ろす道があった。見たら分かるだろうが、路面が汚い。まぁ牛は草食動物なので、パラパラに乾いてしまえば土と大して変わらない。

 この先がどうなっているか行ってみると、舗装が終わって広場があった。Google Mapによると、ウグイガ崎というらしい。セローなら喜んで周るところだが、Ninjaなので入口付近で自重する。



 Ninjaでこんな写真が撮れるとは思わなかった。



 島らしい風景を撮影出来て楽しい。



 大型バイクでこんな所に入るのは勇気が要るが、すぐそこが道路なのでまだ安心感はあった。



 西ノ島がよく見えた。あの頂上が先ほどまで居た鬼舞展望台だろう。

 早速知夫里島が素晴らしい島だと思い始めた。後はこの雲が晴れ渡ってくれたら100点なのだが、それでも良い景色を堪能する。

 ウグイガ崎を出発して、舗装路まで登って行った。



 少し登ったところでまた停まってみる。島らしい風景が良い。

 小さい島なので、ゆっくりキョロキョロしながら島ツーリングを楽しむ。次は知夫里島最高峰のアカハゲ山に行ってみようと思った。



 と思ったが、道端に牛がたむろしてたので停まってみる。



 しばらく様子を見てたら、ケージからのそのそと牛達が出てきた。どうするのかな?っと思っていると。



 左右を確認・・・はしてないと思うが、道路を横断し始めた。



 ああやって平気で道路に居たら、道路も糞まみれ土まみれになるはずだ。でもとても面白い光景を見れた。これは島ならではだろう。



 海側を見ると、大きな船が知夫里島に入っていくのが見えた。あれは、明日乗る予定の隠岐汽船だろう。

 牛の観察を楽しみ、今度こそアカハゲ山に向かう。狭い道だが、全く対向車を見なかった。人より牛の方を見てるくらいだ。

 案内もあったのでアカハゲ山に向かうが、大して高い山ではないが木が無いのですさまじく見晴らしが良い道を登っていく。たまらなく気持ちが良い。



 10:40頃アカハゲ山に到着。素晴らしい見晴らしで、素晴らしい眺め。



 知夫里島最高峰なので、島前の島並みが一望できる。



 バイクも少し乗り入れてみた。手前に駐車場があるが、簡単に上がれたし誰も居なかったので、こんな写真も撮れる。



 このアカハゲ山の展望は本当に素晴らしい。



 立派な展望台があった。どうやらここでテントを張っても良いらしい。天気があまり良くない予報だったので、西ノ島へテントを置き去りにしたが、この展望台の中にもちょっとしたスペースがあった。何ならここに寝泊まり出来そうな感じだった。水が飲用不可なのと、知夫里島に入浴施設が無いので諦めたが、ここでキャンプしてみたい、と思った。




 本当にこの展望台は素晴らしかった。

 アカハゲ山を楽しみ、今度は知夫赤壁という所へ行ってみよう。素晴らしい見晴らしの道を降りて行き、案内に従い進んでいく。



 また見晴らしの良い場所があったので停まる。先ほど知夫里島に寄っていた隠岐汽船のフェリーが見えた。



 この稜線の感じがたまらなく好き。



 これから通っていく道が見渡せた。しかし、木が全然無いのが不思議だ。日本海の強烈な季節風の影響なのだろうか。



 タヌキ?が見えた。確か、島前ではタヌキはここ知夫里島にしか生息していないらしい。



 もちろん?ここにも牛が居たので記念撮影。

 どこを走っても絶景、って感じだ。さて今度こそ赤壁に向かう。



 11:15頃知夫赤壁の駐車場に到着。



 遊歩道を歩いて行くと、険しい崖が見えてきた。牛侵入防止の柵があった。



 知夫赤壁の看板と撮影。



 かなり険しい崖が確かに赤色になっている。酸化鉄によって赤味がかかっているらしい。



 観光地にありがちな柵が無いので、ここまで近づける。流石に下を見ると、ちびりそうになって背筋がぶるっと震えた。



 ツーリングマップルのコメントにも「その名の通り赤い色の岸壁 展望所の立地もある意味迫力満点」とある。小さくて分かり辛いが、黒いのが点々としているが、牛がここにも居た。転落したら、とか牛達は考えないのだろうか。



 断崖絶壁がそびえたって迫力満点。



 赤壁を望遠で撮影。海の色も青い。



 段々の層になっていて、あそこだけ色が違う岩なのが面白い。

 迫力満点な知夫赤壁を満喫した。そろそろ良い時間になったので昼食にしたいが、マイナーな島なためか食堂らしい場所は1軒しかなかったので、そこへ行ってみる。



 レストハウス神島というところで、カツカレーを美味しくいただく。島なので魚系の食事がしたかったが、ありきたりなメニューしか無かった。

 この写真を見ても分かるかもしれないが、昼食を取る頃から雲が取れてテッカテカに晴れて青空が出てきた。先ほどまで雲が多かったが、これなら素晴らしい景色が見れる。

 思わぬ晴れにテンションが上がる。次はどこに行こうか考えたが、答えは1つだった。先ほどまで居たアカハゲ山にもう1度行くしかない。あそこからの展望は最高だったから、この青空ならさらに映える景色が見れることだろう。

 そう決めたので、レストハウス神島を出発し、いそいそとアカハゲ山に向かった。先ほども通った超絶見晴らしの良い道を青空に向かって走っていく。それはとても幸せな時間だった。



 あっさりと到着。やはりさっきの写真と比べると全く印象が違う。



 島前カルデラがとても素晴らしい。西ノ島を一望出来る。



 牛の放牧の向こうには、風車がある中ノ島。その奥には島後も見える。



 やはり青空が良いね。



 愛車も乱れ撮りをする。



 素晴らしい景色の中、愛車を撮影する。



 こんな素晴らしい光景なのに、誰も来ないし居ないのは島ならでは。



 また鬼舞スカイラインからの景色も素晴らしそうだ。



 反対の南側は少し雲が多かった。ピーカン照りになれば、本州まで見えるのだろうか。



 それでも陽が射していると、緑も映える。



 ここでキャンプが出来れば、本当に素晴らしい1日を過ごすことが出来るかもしれない。テーブルも点在しているし、飲料水と風呂さえあればなぁ。



 誰が何といっても青空は良い。



 場所を変えて、南側を背景に。青空は少ないが、先ほどの写真よりも明るい。



 色んな角度から写真を撮る。



 先ほどまでは居なかった牛が来ていた。ここまで来るなら、キャンプをしたら牛が寄って来るかもしれないな。でも草食だから大丈夫だろう。

 同じ場所へ数時間以内に再訪することはまず無いのだが、これだけ天候が変わり絶景ポイントなのが分かっているので、是非青空の下で景色を見たいから訪れた。たっぷり写真を撮ったので、大満足。

 この辺で、前編は終わります。後編へ続く。

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