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わさび茶漬けのブログ一覧

2023年12月17日 イイね!

【堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん】・後編

【堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん】・後編先日、CG CLUBさんのイベント【 堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん 】に参加させて頂きました。

そして【前編】(先週のブログ)では、その「堺市ヒストリックカー・コレクション」を中心にレポート致しました。


今回の【後編】は、永島 譲二氏(元BMWデザイナー)のトークを中心にお届けします。



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永島氏に関しては、当ブログの過去記事【 3シリーズのデザインに込められた日本人の心 】にてご紹介したことがあります。

自動車デザインでは異例とも言える水彩画を用いる独自のスタイルを確立され、オペル(1980年~)、ルノー(1986年~)、BMW(1988年~)で腕を振るわれました。

4代目5シリーズ(E39型)・Z3ロードスター(E36/7型)・先々代3シリーズ(E90型)・先代3シリーズGT(F34型)・現行3シリーズ(G20型)などを手掛けられ、繊細かつ流麗な作品を生み出されました。

(BMWを退社されてからも、お膝元のドイツ・ミュンヘンにお住まいのようです。)



IMG_7537-3.jpg

永島氏のスマートでジェントルな物腰は、流麗な作品から受けるイメージと通じるものがあるように思います。

デザインに関する卓越した知識や情熱は、月刊誌『CAR GRAPHIC』にて2007年1月号から続く長期連載「駄車・名車・古車 デザイナー的見解」からも伺えますが、今回のイベントでのお話にも滲みでていました。

その貴重なトークの一部を、生産年代順にダイジェストでご紹介します。



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3/15 DA-2(1928年式)はBMW初の4輪車(英オースチン・セブンのライセンス生産車)であるDIXIの初期型で、それをベースにしてコーチビルダー・イーレ社が2シーターロードスターに仕立てたのがイーレスポーツ(1928年式)です。

実は、BMWの象徴とも言えるキドニーグリルは、このイーレ社によって生み出されました。

Cピラーのホフマイスター・キンク(社内呼称は
ホフマイスター・エッケ)も、グリル同様にBMWの象徴として語られますが、初めからアイデンティティとして選ばれたわけではなく、紆余曲折がありながら結果的にそうなっていきました。



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507(1958年式・生産台数252台)は、「ベンツの300SLに対抗して作られた」と語られることが多いですが、実際には知名度としては遠く及びませんでした。

私の知人で300SLを
新車発売当時に買った人がいるのですが、507はその存在も知らなかったそうです。

ですが当時エルヴィス・プレスリーが徴兵されて西ドイツにあるアメリカ陸軍基地に勤務していて、この507を1958年に中古で購入したことから一気に知名度が上がったのです。

(余談ですが、プレスリー氏はその507にエンジン載せ替えやボディ色を赤に変える等のモディファイを施した後、アメリカに持ち帰りました。長年を経て2014年に納屋に置き去りにされている状態で発見され、BMW自身の手によって美しくレストアされました。)

アルブレヒト・フォン・ゲルツによるイタリア調のデザインは、後のヘンリク・フィスカーによるZ8に、側面のルーバーは(永島氏の作品である)Z3に受け継がれています。



DSC08772-2.jpg

ノイエ・クラッセシリーズは、当時BMWと契約関係にあったジョヴァンニ・ミケロッティのデザインだと語られることもありますが、実際はBMW社内デザインチームとのミックスだったようです。

ボディ全体をクロームメッキのモールが一周しているのが特徴で、当時の話題作である
シボレー・コルベアの影響を受けていると思います。

バンパーを除くとボートのようなフォルムをしていて、先日発表された
最新コンセプトカーにも引き継がれていますね。

この1600-2 Cab(1971年式)は、2ドアをベースに
バウア社がカブリオレに架装したもので、とても珍しい車両だと思います。

ちなみにバウア社は後に
3シリーズ(初代・2代目)カブリオレも製作しますが、それは横転対策の法規が厳しくなるかもしれないという懸念からBピラーがロールバー状に残されることになりました。そんな時代になる前の作品です。



DSC08866-3.jpg

2002 Turbo(1973年式・生産台数1672台)は、初期のモデルにはフロントスポイラーに"2002 Turbo"とミラー越しに読めるように裏返しに書かれていて、前の車に「どけッ」と伝えていました。

ですが「挑発的過ぎる」として行政指導が入ったという噂で、その後はストライプのみになりました。

エンジンルームを見ると、非常に贅沢な造りをしています。

運転したこともありますが、世界初の量産ターボは、ターボラグが大きくて忘れたころに効きだす感じでした。

2002シリーズには高性能版のTiとそのインジェクション版のTiiがありますが、Tiが一番力強かった印象があります。

なお、BMWの歴代の首脳陣は
ボブ・ラッツを始め、しっかりと飛ばす人が多いですね。


(写真の向かって左はバルコムトレーディングによる正規輸入車で、フェンダーミラーを備えオーバーフェンダーが溶接されています。右側は並行輸入車で、ドアミラーかつオーバーフェンダーがボルト留めになっています。)



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尚、堺市ヒストリックカー・コレクションの中で、永島氏が最もお好きなモデルは「黒い328」(328ウェンドラー・1938年式)とのことでした。

名車328ロードスターをベースに、ドイツのカロッツェリアであるWendler社が作製した、世界に数台(1台?)しかない特別な車です。(コレクションの他の車と共に、BMW GROUP Tokyo Bayのオープニングセレモニーにも貸し出されたことがあります。)

当時建設が進んでいたアウトバーンでの高速連続走行を想定して、広めのキャビンと脱着式ルーフを備えています。

(余談ですが、Wendler社はさらに空力性能を重視した過激なディテールとフォルムの328 WENDLER "STREAMLINE" COUPEも生み出します)



スクリーンショット 2023-12-03 131826-2.jpg

当日撮影した写真(約130枚)は、Webアルバムでもご覧いただけます。


・・・といった感じでコレクションの観覧を終え、エンジン始動見学、昼食(堺市名物  古墳弁当 & けし餅)と続きました。



IMG_7549-3.jpg IMG_7535-3.jpg

その後の懇親会では、永島氏にサインを頂きながらお話しし、トークの時間では以下の質問をさせて頂きました。

Q : 歴代のBMWで最も好きなデザインのモデルは何でしょうか?

A : 3.0のクーペ(E9シリーズはBMWらしさに溢れていて良いと思います。ブランドの象徴として好きです。


Q : それ以外のメーカーで最も好きな車は何でしょうか?

A : シトロエンのオリジナルのDSは非常に尊敬します。本当に尊敬します。



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Q : 最近は、メーカーを問わず圧迫感が強い、ゴツいデザインが増えたように思いますが、どのようにお感じでしょうか?

A : 自動車のデザインは、ある時点から、キレイなデザインでは無くて、目立てば何でも良いになってしまいました。

日本に来ると強面のミニバンを見かけますが、ああいったものは日本でしか見かけません。

ああいうデザインは自分にはちょっと難しいと同時に、高級感というものが古く解釈されている気がします。

もうちょっと工夫して欲しい、やりようがあるのになとも思いますが、そういう話を始めると大変なので...これくらいにします(笑)



・・・といった感じのトークを最後に、貴重なイベントはお開きになりました。



IMG_7552-2.jpeg

日本で随一のBMWのヒストリックカーコレクションを拝見し、長年のファンでもある永島 譲二氏のお話を聞けるという、私にとっては夢のような体験でした。

来年には、永島さんの作品の展示会(名古屋)も予定されているとのことで、それも楽しみです!


永島氏には、個人的にこんな質問もさせていただきました。


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当ブログの過去記事でもご紹介しましたが、2010年代に、3シリーズ(2012年)→4(2013年)→2(2014年)→1(2015年)→7(2015年)→5シリーズ(2017年)という順番で発表されたモデルラインナップにおいて、フロントフェイスに連続性(上級モデルほどヘッドライトとグリルが横に伸び、太く繋がっていく)が見られたことがありました。

「5年をかけて完成したこれらの綿密な連続性は、チーフデザイナー(アドリアン・ファン・ホーイドンク氏)の明確な意向によるものでしょうか?」という疑問です。

それに対するお答えは、「BMWにおけるチーフデザイナーの主な仕事は、個別の車のデザインに対して細かく指示するというよりも、予算獲得等のビジネス的な役割が多く、さらにホーイドンク氏はその傾向が強いです。これらの連続性は、各シリーズのデザイナーが各自に判断して、お互いを見ながら形成されたと推測します。」とのことでした。


BMWのデザインの方向性は、BMWという会社全体が定めていくということでしょうか...!?


尚、永島氏は前チーフデザイナーのクリス・バングル氏とは今も個人的な交流があり、先日も某国の自宅にて会われたとも話されていました。



最後に・・・


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素晴らしいイベントを企画して頂いたCG CLUBさん、誠にありがとうございました!

会員になると隔月で会報誌が届き、こういった貴重なイベントに参加できたり、各種特典がございます。

自動車文化の奥深さに触れられる、素晴らしいコミュニティです。お勧め致します!
Posted at 2023/12/17 11:56:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | デザイン | クルマ
2023年12月12日 イイね!

【堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん】・前編

 【堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん】・前編先日、CG CLUBさんのイベント【 堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん 】に参加させて頂きました!

世界でも屈指のBMWコレクションである堺市ヒストリックカー・コレクションを、ドイツ・ミュンヘン在住の元BMWデザイナー、永島 譲二さんと共に見学できるという超特別な企画です!

あまりに盛沢山かつ濃厚な内容だったので、前編はコレクションについて、後編は永島さんのトークを中心として、2回に分けてお届け致します。



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堺市ヒストリックカー・コレクションは、1920年代後半から80年代前半のドイツの名車BMWを中心に構成され、328ロードスターや507ロードスター、BMW社唯一の商業車で世界にも数台しかないBMWF79スリーホイーラーなどの貴重な名車を有しています。
 
このコレクションは、カメラのドイの創業者である故土居君雄さんが、ドイツの工業技術に対する憧れから、名車BMWを長年にわたり収集され、「ドイBMWコレクション」として世界的に注目を集めたものです。

土居さんは1990年に他界されましたが、ご夫人の満里恵さんが新婚時代を堺の浜寺で過ごされた良き思い出から、1993年に堺市に寄贈されました。



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その名車たちは、『堺まつり』や『区民まつり』のほか、春・夏の見学会などで展示されていました。



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平成29年6月からは5年間は、ビー・エム・ダブリュー株式会社・株式会社クインオート共同企業体と長期貸し出し契約を締結し、GLION MUSEUM(ジーライオンミュージアム)を主な展示場所として活用されました。



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その契約が終了してコレクションが堺市に返却されてからは、今回のイベントが初めての公開です!



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その50台ものコレクションについての詳細は、ぜひ
堺市のHPでの解説をご覧下さい...!

(私も多くの写真を撮ったのですが、まだ整理できていないので、WEBアルバムにして後編に載せようと思います。)


そしてそのコレクションの中には、私が長年ぜひ見てみたいと思い続けていた1台があります。

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BMW 2002 GT4 FRUA
(1968年)という超・希少車です!

※ この車を含むBMWの希少車については、当ブログの過去記事「BMWの希少車・珍車コレクション!」でも特集したことがあります。

イタリアの有名カーデザイナーであるピエトロ・フルア氏が、BMW 2002tiをベースに端正かつスポーティーなボディを架装した車です。

"GT4"という車名が示すように、大人4人が乗れる空間を流麗なルーフラインが包んでいます。



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2002GT4 FRUAは2台のみが製作されたのですが、1号車はCピラーがBMWならではのシェイプ(ホフマイスター・キンク)を、2号車はフルア氏のオリジナリティが発揮された直角三角形をしているなど、ディテールには少々違いがあります。

その1号車が海を渡って、日本で長らく保管されてきました。


そしてその伝説の1台を、ついに間近に見ることができました!



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製造から50年以上が経ち、かつ補修部品がほぼ存在しない特別なモデルということもあって、このような状態でしたが...。

おそらく溶接して手作業で仕上げられたであろうフロントフェンダー周りや、フルア氏が得意としていたハッチゲート周りの造形などに、このモデルのみが持つ特別性と美しさを感じました!




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この車をデザインしたピエトロ・フルア氏は、1950~60年代にかけて多くの作品を創り出しました。

ボルボ・P1800(1963年)や、マセラティ・初代クアトロポルテ(1964年)といった車に加え、「ドイツで最も小さい自動車会社」とも言われたハンス・グラース(Hans Glas)社のデザインにも深くかかわりました。


そしてその後グラース社は急激な事業拡大が祟って経営不振に陥り、「ノイエ・クラッセ」シリーズのヒットにより生産設備の増強を目指していたBMWに吸収されることになります(1966年)。

※ その敷地は、ディンゴルフィン工場として現在も引き継がれています。


 
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尚、堺市ヒストリックカー・コレクションには、そのグラース社の車が5台と、それをベースにしたBMWが2台含まれています。

また、フルア氏がデザインしたマセラティ・クアトロポルテも含まれています。


これらの車をコレクションした土居君雄氏は、グラース社やピエトロ・フルア氏と何らかの強い結びつきや、個人的な思い入れがあったのでしょうか...?

堺市の担当の方にお聞きしたものの、残念ながらそういった逸話は残されていないとのことでした。



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コレクションには、何とスペシャルモデルのボディを成型するために用いた木型も収められています。

写真の向かって左から、
Audi 100S Coupe Speciale Concept (1974)
Lamborghini Faena (1978)
Momo Mirage (1972)
BMW 3.0 Si Coupé by Frua (1975)
GLAS/BMW・GT(1964-67)
というラインナップです。

いずれもフルア氏がデザインに関わったモデルであることから、やはり土井氏はフルア氏やそのカロッツェリアと特別な関係にあったと推測します...!



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今回のイベントでは、BMW 700 LSC(1965年式)とBMW Isetta 250(1955年式)のエンジン始動も行われました。

いずれも素晴らしい状態で、これらのコレクションの維持管理を再び担当されることになったエルベオートさんのご尽力には頭が下がります...!



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さらに、BMW 328 ロードスター(1938年式)やBMW 1600-2 Cab(1971年式)に座るという、超希少な体験もさせて頂けました!

(ちなみに328ロードスターは、ドアが後ろヒンジながらとても小さいために降りにくく、足がつりました...)


堺市 文化観光局 文化国際部 文化課さんは、今後もこのコレクションの有効活用を計っていかれるそうなので、今後の展開も楽しみです!


~~ 元BMWデザイナー、永島 譲二さんのトークに関しては、後編に続きます! ~~
Posted at 2023/12/12 17:37:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | デザイン | クルマ
2022年02月16日 イイね!

史上最少?のアストンマーティン・グリル

史上最少?のアストンマーティン・グリル

F1は今シーズンから車両に関するレギュレーションが大きく変わり、ぐっと流麗で先進的なフォルムになります。



先日発表になったASTON MARTINの新型車のノーズの先端をよく見ると...🧐



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由緒あるグリルと同じ形状の穴が小さく開けられていて、素敵です!😁


Posted at 2022/02/16 23:12:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | デザイン | クルマ
2021年07月13日 イイね!

愛車のチョロQっぽい画像

愛車のチョロQっぽい画像知人に、愛車の画像をチョロQっぽく加工してもらいました😁


ちなみに私の友人はこのアプリを使ったそうです。



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元画像と並べると、変更点がよく分かります。

車体・前輪・後輪を別々の画像(レイヤー)として切り出して、車体は上下に引き延ばし、前後輪は縦横に拡大して、重ね合わせる感じだと思います。




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こんな画像も見つけました!

これらの画像は、スーパーカーのデザインをベースにしてSUVを作ってみた という作品ですが、いずれもチョロQっぽいです。

ボディを縦に引き伸ばしすぎとかタイヤ&ホイールが大きすぎとかの理由もありますが、クーペのように上下に抑揚のあるものを誇張するとデフォルメ感が出てしまう、という事もあると思います。





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いつかはこんな車に乗りたいです🤣

Posted at 2021/07/13 14:08:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | デザイン | パソコン/インターネット
2021年03月20日 イイね!

新型M3&M4の戦略

新型M3&M4の戦略

新型M3&M4が日本に上陸しつつあり、改めてそのデザインが話題になっています。




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昨年秋にデビューした4シリーズクーペの流れを汲みながら、そのデザインはさらにスポーティーかつアグレッシブです!




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BMWの歴史を紐解くと、キドニーグリルは縦長だったり(502や2002)、クロームの縁取りが無かったり(M1)したこともあります。

ですが、グリル内部のルーバーが横方向なのは、新型M3&M4が初めてでは無いでしょうか...?




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先代が流麗さも感じるのに比べ、新型は凄味が増しています。

新型M3・M4共に、「性能に裏付けられた機能美」を感じます!




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M3は、新型で6代目になります。(M4という名前は新型が2代目です)

その36年にも及ぶ歴史は、他に類を見ません!




BMW-M3-M4-GRAPH.jpg

モータースポーツに端を発する初代は2ドアモデルのみでしたが、代を重ねてボディバリエーションやトランスミッションの選択肢を変えてきました。


先代は世界中で高く支持され、初代の6倍もの販売台数となりました。


新型M3&M4は、先代の7DCTに替えて8ATを採用しました。

510PS/6250rpm、650Nm/2750-5500rpmものハイパワー&トルクを効率よく伝えるするために、4WD(M xDRIVE)を歴代で初めて設定しました。


運転支援システムも、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能や全車速対応型のアクティブクルーズコントロール、車線維持支援機能、パーキングアシスタント、リバースアシスト機能などを標準装備としました。(トラックパッケージを除きます)

スポーツ走行性能に加え、日常使用での利便性や安全性も向上させています!




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新型M3の販売に関しては、国やグレードの内訳は上図のように予想されているようです。

国別では、カナダが4%、アメリカが41%、イギリスが14%、ドイツが7%、中国が6%、日本が4%、オーストラリアが6%とのことです。

BMWの全モデルの国別のシェアと比較すると、「日本は相対的にMモデルの人気が高い国」のようです。

(同様にアメリカもMの人気が高く、中国はとても低いようです)


グレード別では、標準モデルが12%、Competitionが28%、Competition M xDriveが60%となっています。

つまり高性能な4WDモデルが過半数を占めるとの予想です。

昨今のハイパワー化に対応し4WDの必要性が増していると同時に、技術の進歩によって4WDの効率向上や操る楽しさが増していることが表れていると思います。




BMW-M3-and-M4-Sales-3b.jpg

上図は新型M4に関する予想です。

国別は、カナダが4%、アメリカが30%、イギリスが18%、ドイツが12%、中国が11%、日本が5%、オーストラリアが6%とのことです。

M3/M4の総販売台数に違いがあるので直接比較は難しいですが、アメリカは4ドアであるM3の、中国は2ドアであるM4の人気が相対的に高いようです。


グレード別では、標準モデルが8%、Competitionが29%、Competition M xDriveが63%となっています。

M3よりもM4の方が、より高性能グレードの人気が高い」と予想されているようです。




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時代に応じて変化・成長しながらも、Mの「駆け抜ける歓び」を最優先にした車創りは不変だと思います!

デザインも性能もさらに進化したM3&M4に実際に触れられる日が楽しみです!

Posted at 2021/03/20 08:43:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | デザイン | クルマ

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「X5の40d(直6ディーゼル)から50e(直6ガソリンPHEV)に乗り換えました! http://cvw.jp/b/161264/47461583/
何シテル?   01/08 17:44
よく見るとちょっと違う? ...って言うより よく見ないと分からない違いが?(^-^.) 【くるまマイスター検定】の1級に合格しました♪
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