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わさび茶漬けのブログ一覧

2023年06月16日 イイね!

M4 GT3の今シーズン初勝利!

M4 GT3の今シーズン初勝利!SUPER GTの今シーズンの第3戦が、6月3日(土)・4日(日)に鈴鹿サーキットで行われました。


M4 GT3でGT300クラスに挑むTeam Studieは、第1戦は「メチャクチャ悔しい6位」、続く第2戦は「予選結果から8ポジション上げての13位」と、データ収集を図りながらの奮闘が続いています。




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第3戦が行われる鈴鹿は昨年にチーム初の優勝(Pole to Win)を果たしたサーキットであり、予選・本戦に向けての期待が高まります。


予選Q1は「セカイノアラ」こと荒 聖治選手が、トップと僅差の2位で通過します!




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予選Q2は、過去4度!のスーパーGTチャンピオン経験者である柳田 真孝選手が挑みますが、「悪い思考ループ」にはまりQ2最下位の16番手に沈んでしまいました...。

そこで決勝に向けて、荒選手は大胆な戦略を立案します。



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「レース開始直後にピットインして、給油を済ませる」という作戦です!

第3戦のレース距離は通常の1.5倍の450kmで、2回のピットイン(給油)がレギュレーションで義務づけられています。

通常はそのレース距離をほぼ3等分して2度の給油を行いますが、その1度目をあえて極めて早いタイミングに行う事で単独走行状態を作り出し、他車と競り合ったり邪魔されたりしてペースを落とすことなく最善のラップタイムを刻み、最終的に上位進出するという作戦です。

※F1ではタイヤ交換をライバルより早めに行う「アンダーカット」という作戦がありますが、トラフィック(混雑)を避けるという点で共通する効果があります。

スティント(次のピットインまでの走行)が長くなることから燃料搭載量が増え重くなったりタイヤに厳しいという側面もあるので、メリット・デメリットの見極めが必要です。

高根チーフエンジニアは一晩かけてデータ解析をし、チームはその作戦の遂行を決定します!



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迎えた決勝の第1ドライバーを担当した荒選手は、レース開始早々の1周目にピットに飛び込み、1度目の燃料補給を済ませます。

同じく1周目にGR Supraが、続く2週目にGR86がピットインし、同様の「第1スティント短縮作戦」を3チームが選んだことが明らかになります。





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レースの折り返し(39周目)付近で2度目のピットインを行い、給油とタイヤ交換を済ませます。

そして荒選手から交代した柳田選手は、快調にラップを重ねます。

ライバル各車が50周目付近で2度目のピットインをしている間に、狙い通りのトップの座に立ちます!



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同様の「第1スティント短縮作戦」を取るGR86を背後に抑えてトップ走行を続け、後方からは2台のGTRが迫る中、そのアクシデントは起きました...!



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GT300クラスの9番手を争い並走していたLamborghini GT3(松浦 孝亮選手)とGR86(織戸 学選手)を、GT500のZ(松田 次生選手)がアウトから抜く際に接触し、非常に大きなクラッシュになったのです。

Lamborghiniは回転しながら大破し、Zは宙を舞った後フェンスに衝突して車体がバラバラになりました...!

(Zは原型を留めないほどの状態でしたが、松田選手・松浦選手に大きな怪我は無かったことが後に発表されました。現代のレーシングカーの衝突安全性能は、本当に素晴らしいと思います。)



その事故によってレースは赤旗中断とされ、協議の結果レース終了となり、順位が確定しました!



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Team Studieの今季初優勝
です!!

「第1スティント短縮作戦」は、車体が軽く燃費の良いJAF-GT300勢(86,SUPRA,BRZ等)では過去にも行われていましたが、大柄な車が多いFIA-GT3勢(M4,AMG GT,R8等)でこの作戦を敢行したチームはありませんでした。

その大胆な作戦を発案した荒選手、遂行した松浦選手とチーム、マシンとタイヤの性能などの、総合力の勝利です!



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ちなみにレース決勝は柳田選手の誕生日でもあり、自他ともに認める「超持ってる男」っぷりが発揮されました!



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運も味方につけられるのは、それをしっかり受け止める作戦と実力があってこそだと思います!

この勝利によって、ポイントランキングはトップと5点差の4位に上昇しました。

M4 GT3とTeam Studieの今後の活躍が楽しみです!
Posted at 2023/06/16 23:03:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | クルマ
2022年06月14日 イイね!

BMW Mの50周年に捧げる、念願のGT300初優勝!

BMW Mの50周年に捧げる、念願のGT300初優勝!SUPER GTの今シーズンの第3戦が、5月28日(土)・29日(日)に鈴鹿サーキットで行われました。

M4 GT3でGT300クラスに挑むTeam Studieは、第1戦は他車から追突され、第2戦はパワステ系のトラブルでリタイアとなってしまいましたが、今年からタッグを組むミシュランタイヤとのマッチングも向上しつつあり、上位進出の兆しが伺えます。


開幕戦の動画が「大バズり」したオネーサンのダンスは、今や欠かせないチームワークの一つです!)



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予選Q1は"ルマンウィナー"荒 聖治選手が貫禄のトップタイムで通過します!

予選Q2は(ニュルブルクリンク24時間レース参戦の為来日が叶わなかったアウグスト・ファルフス選手に代わり)、第3ドライバーの近藤 翼選手が務め、見事に2番目タイムを叩き出します。


ですがその後、なんと暫定1位のTANAX GAINER GT-Rが、再車検不合格(最低地上高規定違反)による『予選タイム抹消』となり・・・



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2014年のチーム結成以来初の、ポールポジション獲得となりました!!

持ち込まれたタイヤは「決勝重視」のもの』ということもあり、本戦に向けての期待も高まります!



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本戦は、第1スティントを任された荒選手が見事なスタートを切り、予選グリッド通りにRC-FとGT-Rを従えて始まります。

セーフティーカー導入がありつつも圧倒的なペースで後続との距離を広げ、23周目にピットインしてタイヤ4輪交換・ドライバー交代を行います。



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交代した近藤選手は、荒選手やピットからの無線指示を受けつつ、落ち着いた走りを見せます。

そしてタイヤ無交換作戦によってポジションを上げたスープラやMC86を次第に引き離します。

セーフティーカー導入によるマージンのリセットもありながら、冷静にラップを重ね・・・



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トップでチェッカーを受けました! 見事なPole to Winです!

2014年に結成されたチームにとってGT300での初優勝であり、荒選手にとってのGT300初優勝でもあります!



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荒選手は「やっと優勝を(監督に)プレゼントすることができました」

鈴木監督は「ホッとしたのがあまりに大きくて、泣く感情とかないんですよね(笑)。勝ったら号泣するかと想像もしていたんですが、ぜんぜんです。肩に憑いていた霊が8年ぶりにいなくなったような感じ(笑)」

と、喜びと共に安堵の言葉があふれ出します...!



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当ブログでは、2014年のチームの結成以来、たびたび戦績をご紹介してきました。

荒選手・鈴木監督と一緒に写真に納まったことがある私としても、国内レースの最高峰であるSUPER GTでの勝利をお伝えできて、感無量です!



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第1戦・第2戦はトラブルによってノーポイントでしたが、今回のPole to Winによってチームドライバー共にランキング2位に躍り出ました。

更なる栄冠を目指した今シーズンの活躍を期待します!



そして、その栄冠に沸いた同じ週末に、海の向こうのドイツでは・・・



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2019年にBMW Team Studieと共に ブランパンGTワールド チャレンジ・アジア を制した木下”アニキ”隆之選手は、クラウドファンディングによって伝統あるニュルブルクリンク24時間レースに挑戦していました!


そして名門シューベルト・モータースポーツのチームに加わってM2 CS Racingを操り、見事にクラス優勝(Cup 5クラス)を果たしました!



さらに、その次の週末である6月3日(金)~5日(日)には・・・


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Team Studieは、スーパー耐久シリーズ2022 の第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースにスポット参戦しました。

昨年
に引き続き、チームに縁のある5人のドライバー(木下隆之選手、砂子智彦選手、大井貴之選手、山田弘毅選手、東風谷高史選手)が、昼夜を徹した戦いに挑みます。

そして格上のマシンが走るST-1クラスにおいて、最終盤でのガス欠危機も乗り越え、M2 CS Racingを見事3位入賞に導きました!

(木下選手は、何と2週連続での24時間レースの表彰台です!)



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BMW Mの50周年に合わせるかのように、世界中で次々にファンファーレが鳴り響いています!


Posted at 2022/06/14 17:12:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | クルマ
2022年03月01日 イイね!

M4 GT3の始動

M4 GT3の始動BMW Team Studie が、今シーズンのSuper GTに挑む参戦体制が発表になりました。

その驚きの体制からは、BMWの今まで以上の本気が感じられます!




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まずマシンは、2016年から昨シーズンまで使用したM6 GT3に替えて、最新マシンであるM4 GT3を使用します。

同チームが最初に使用したZ4 GT3はV8自然吸気、M6 GT3はV8ターボでしたが、M4 GT3は直列6気筒ターボエンジンを使用するのが大きな違いです。

エンジンが小さくなったこともあってフロントボンネットには大きなエアダクトが設けられ、暑いアジアでも最大限にエンジンを活躍させられるように熱対策は万全です。

6から4へと数字は小さくなりましたが、実はボディサイズは全長・全幅・ホイールベース共にわずかに大型化されているのは意外です。




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ドライバーは昨シーズンまでの"ルマンウィナー"荒 聖治に加え、なんとBMWワークスドライバー アウグスト・ファルフスを迎えます!


ファルフス選手は、2013年のDTM(ドイツツーリングカー選手権)でシリーズ2位、2020年のインターコンチネンタルGTチャレンジでシリーズ優勝を挙げたエース級のBMWワークスドライバーで、M4 GT3の開発ドライバーでもあります。

さらに、コロナ禍でファルフス選手が来日できないケースに備え、サードドライバーには2020年のSUPER GTで1勝、2021年ははスーパー耐久ST-X(GT3)クラスでシリーズチャンピオンに輝いた近藤 翼を据えました。

水も漏らさぬ鉄壁のラインナップです!



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さらに驚きなのが、(昨年までのヨコハマタイヤに替えて)今シーズンはミシュランタイヤを使用します。

世界中で戦うM4 GT3用のタイヤを、SUPER GTで先行開発するという役目も果たします。

BMW本社サイドからは、スーパーGTで勝つために必要なものはすべて提供するという檄が飛んでおり、それを踏まえてのファルフス、ミシュランの参戦であるようです!




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そして、鈴木 康昭 Studie会長が、1年ぶりに監督としてチームに復帰します!

熊谷 亮スポーティングディレクター、高根 裕一郎チーフエンジニアという盤石の体制も取られます。

2011年シーズン以来の、「11年ぶりの王座奪還」を狙う布陣です!




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先日は富士スピードウェイにて、新型BMW M4 GT3のシェイク・ダウン(日本上陸初の試運転)が実施されました。




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SUPER GT本戦用のラッピングが施される前の「おろしたてのニューマシン」は、専属のメカニックによる入念なチェックが行われ、荒 聖治選手がまずは慣らし運転とシステム確認を実施しました。

直列6気筒ならではの快音は、荒選手にとっても心地よく響きます。

その後、本年からチームへ加入した近藤 翼選手と2人でマシンフィーリング確認の為の走行を行いました。




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今回のM4 GT3のサイドドアに貼られたステッカーには、M Performance Partsのロゴと、”50 JAHRE BMW M"という文字も見えます。




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BMW M社(BMW M GmbH)は、2022年5月24日に設立50周年を迎えます!

それに向けて、アニバーサリーモデルや記念イベントの開催も予定されているようで、楽しみです!


Posted at 2022/03/01 22:38:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | クルマ
2020年08月03日 イイね!

SUPER GT 2020 第1戦、M6 GT3の帰還

SUPER GT 2020 第1戦、M6 GT3の帰還今シーズンのSUPER GTの開幕戦が、7/18(土)・19(日)に富士スピードウェイにて開催されました。

コロナ禍の影響で延期されていましたが、3か月遅れでの無観客での開催に漕ぎつけました。



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BMW M6 GT3にとっては2018年11月(ARTAがタイトルに挑んだ最終戦)以来の、
BMW Team Studieと荒選手にとっては2017年11月以来の、SUPER GTの舞台でもあります!

auto sport webの事前の優勝予想ではぶっちぎりでの1位に選ばれるなど、久々の参戦ながらとても高い人気と評価を維持しています。




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【予選】

GT300クラスは参加台数が多く混雑が予想されるため、予選Q1はA・Bの2組に分かれて実施されます。

Q1を担当した"世界の”荒 聖治選手は1:36.898を記録し、Bグループの6番手でQ2進出を決めました。

Q2を担当した山口 智英選手は、決勝を見据えたハード目の難しいタイヤで1:38.019を記録し、15番手ポジションを得ました。




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【決勝】

スタートドライバーの荒選手は着実にポジションを上げ続け、20周目には9番手まで浮上します!

できるだけ荒選手で引っ張る作戦を立て、PITストップに向かうマシンが増える中トラック上に残り続け、ついにラップリーダーとなります!




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ですが、いよいよPIT INのコールを受けた続く35周目に接触・スピンによるセーフティーカーが導入されます。

それによって、運悪くStudie M6は前半で築いたマージンを失ってしまいます。




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荒選手からマシンを受け取った山口選手は14番手でコースに復帰し、無線が通じないトラブルに見舞われながらも、ノントラブルの15位完走を果たしました!




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無事に完走を果たしたチームは、良好なマシンの手応えから、次戦以降のより上位での戦いを確信します。

(ちなみに、GT300の優勝に加えてGT500の1位~5位もToyota Supraが占めましたが、同車の市販車はBMW Z4と基本設計や生産形態を同じくする兄弟車でもあるので、個人的には嬉しいような悔しいような複雑な気分です..。)


コロナ禍の中で、モータースポーツもイレギュラーな開催を余儀なくされていますが・・・

こうして写真動画で熱い戦いや雄姿を見られるだけでも、閉塞的な状況下での良い刺激になると思います!

今後もBMWのサーキットでの戦いに期待します!
Posted at 2020/08/03 16:56:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | クルマ
2019年10月12日 イイね!

ブランパンGTアジア Rd.11-12:中国での有終の美!

ブランパンGTアジア Rd.11-12:中国での有終の美!BMW Team Studieが参戦する ブランパンGTワールド チャレンジ・アジア のRound 10&11が、9/27(金)・28(土)に中国の上海インターナショナル・サーキットで開催されました。

前戦の韓国ラウンドで今シーズンのドライバーズタイトルを確定したチームは、驚きの作戦でこの最終ラウンドに挑みます。

この2年間、鉄壁のコンビを組んで81号車で戦った木下隆之選手・砂子塾長選手が、81号車82号車に別々に乗って戦うことにしたのです!!

(今シーズンは、82号車は富士ラウンド以外は出走せず、81号車の1台体制で戦ってきました)

※ ブランパンGTでは、通常1台のマシンを2人のドライバーがレース中に交代して戦いますが、ピットタイムを7秒延長すれば1人のドライバーで走り切ることもできます。




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韓国ラウンドの後には、ブランパンGTのオフィシャルサイトでも「木下・砂子両ドライバーがドライバーズタイトルを確定した」と発表がありました。

ですが、中国ラウンドを両ドライバーが2台に分かれて戦えば、レース結果によってはどちらか1人がタイトルを失う可能性もあります。

チームランキングは全戦2台体制をとるライバルチームに大きく離されていますが、残りの2レースに2台で参戦して最高の結果を得られれば、大逆転でのチームタイトル獲得の可能性も残されています。

それに加えて、「最終ラウンドを消化試合にしたくない」などの理由から、この大胆な作戦を決定したようです。




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そして2人の話し合いにより、81号車は木下選手、82号車は砂子選手が乗ることになりました。

鉄壁のコンビが雌雄を決するという、過激にエンターテイメントな最終ラウンドが始まりました!




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【 予選 】

非常に厳しいBoP(性能調整:85kgものウエイトハンデと、市販車より低いブースト圧)により、セットアップに苦しみます。


更に81号車は、今までの激戦がより多く車体に刻まれているからか、速さに伸びがありません。

Q1(Rd.11の予選)は木下選手は6番手・砂子選手は2番手と明暗を分け、


Q2(Rd.12の予選)は木下選手は3番手・砂子選手はポールポジション!


という結果となりました。




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【 Round 11 決勝 】

6番手から最高のスタートを決めた木下選手は、一気にトップに立ちます!


その直後に起きたGT3車両のクラッシュの影響で、砂子選手が2番手、木下選手が3番手となります。




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ピットインの際には、プラス7秒のエキストラペナルティも加えた疑似ドライバー交代を経ながらも追い上げを図ります。

ですが、タイヤのグリップダウンにも苦しみ、トップを脅かすまでは至りません。




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そして砂子選手の82号車2位・木下選手の 81号車3位ダブル表彰台でレースを終えました。

果敢に挑んだチームタイトルは取り逃がしましたが...。


サーフィンの師匠の誕生日を祝う旗を持って表彰台に上がるなど、いつものユーモア精神を忘れません!


残すは翌日の1レースのみ、ドライバーズタイトルを決する戦いです!




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【 Round 12 決勝 】

81号車の木下選手はまたも完璧なスタートを決め、3番手からトップへとポジションを上げます!


その半周後には82号車の砂子選手がトップを奪い返し、まさに「頂上決戦」です!


その後、AMGにオーバーテイクを許し、砂子選手が2位・木下選手が3位でピットインの時間を迎えます。




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砂子選手はピットアウト後じりじりと追い上げ、20周目にトップに立ちます!

一方、木下選手はタイヤのグリップダウンに苦しみ、後車に接触されてスピンを喫し5番手までポジションを落としてしまいます。




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厳しいBoPを跳ね除けて砂子選手の82号車優勝し、有終の美を飾りました!

木下選手の81号車は、ファイナルラップで前車を抜き4番手になり一矢報います。



この結果により、今シーズンのドライバーズ・ランキング


1位:砂子 "塾長" 智彦 選手、2位:木下 "アニキ" 隆之 選手に決定しました!

3位以下に大差をつける、ぶっちぎりの1-2フィニッシュです!!




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アニキのいない表彰台 寂し過ぎた


 悲しい優勝ははじめて 優勝なのに涙が出そうになった

と、表彰台での砂子選手は複雑な表情を見せます。



個人的な思いですが...。

双子は生まれた時間の僅かな差で兄弟が定まりますが、世間的には同じ生年月日で対等な存在です。


共にドライバーズチャンピオンの権利を獲得しながら、さらに競った二人のドライバーは、そんな「双子の兄弟」のようなチャンピオンだと思います!




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諸般の事情から、M4 GT4でブランパンGTに挑むプロジェクトは当初から2シーズンの予定で、本戦をもってチームは解散となるようです。


BOB鈴木チーム代表兼監督も、木下選手も、砂子選手も、ファンに対する感謝の言葉を述べられていますが...。

私も初優勝の瞬間に立ち会うことや、タイトルの行方をレポートすることができて、楽しかったです。


またいつか、日本やアジアでのBMWの活躍をレポートできる日がくることを期待しています!
Posted at 2019/10/12 23:43:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | クルマ

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「X5の40d(直6ディーゼル)から50e(直6ガソリンPHEV)に乗り換えました! http://cvw.jp/b/161264/47461583/
何シテル?   01/08 17:44
よく見るとちょっと違う? ...って言うより よく見ないと分からない違いが?(^-^.) 【くるまマイスター検定】の1級に合格しました♪
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