
先日のことですが、ヤリスくんで
岡山国際サーキットへ練習しに行って
きました。。
今回のミッションは、
a) ハイオクテスト
b) 全体的な走り方のヒントを掴みたい
ハイオクテストは、目的が明快で、
水温なのか吸気温度なのかは、内部的な
仕様については分かりませんが、
ノックセンサがデトネーションの気配を
感知したらリタード補正を掛けるのは
一般的です。つまり、点火時期を遅らせる。
燃焼室内の体積が増大、膨張を始めてから
点火することで馬力が落ちるという訳です。
確かにアトウッド後の後半部分で最高速が
落ちることは過去にありました。
具体的には152 km/hぐらい?!
今回、同じように高温条件下で14ラップを
2セットしましたが、最高速は156 km/h
ぐらいで安定したので、とりあえずハイオクの
テストはOKかなと思っています。
但し、ヤリスくんは燃費が良すぎて、全量の
70%ぐらいしか交換できなかったので、、
本番に向けて、さらに良くなるかも。
ちなみに上位勢は最高速160 km/h以上出ており、
その差は、びわさんのシフトアップ操作が下手、
ブレーキング位置が20-30 m手前が影響している
と解析していますww
さて、どちらかというとメインは、ヤリスくんの
走らせかたについてですね。。
メカニカルな部分としては、スイくんはステンメッシュ
ブレーキホースを導入しており、これはブレーキタッチが
分かりやすく、細かい調整がしやすいです。
しかし、ヤリスくんは、レギュレーション上は使用可能で、
当初は装着予定だったのですが、チャンピオンが試して不要
という判断をしたとのことで、それを踏襲したのですが、
どうしても初期タッチから、あるポイントで急に踏力が強く
なる感覚に適応が難しく。。かなり慣れてきたものの、
けっこうシビアな感じがしています。
特にリボルバーなんかは、急にブレーキが奥に抜ける感じで、
曲がらず最初は驚きました。。下り傾斜なので、弱めに踏もうと
しているのですが、途中からタッチが奥に抜ける感じで・・・
とりあえず、周回を重ねて目印を付けたり、色々試す中で、
改善はされつつありますが、来シーズンは交換をして試して
みたいと思います。
その副産物といっては何ですが、、
赤のスイくんよりも青のヤリスくんの方が
リボルバーのボトム速度が高くなりつつあります。
赤がスイフト、青がヤリスの摩擦円です。
スイフトは縦が強いBSのRE-71RSを使用している
こともあり、縦の制動Gが大きく、本人が思っているよりも
ブレーキを残し気味にターンインをしていました。
ヤリスで使用しているGYの指定タイヤで同じことを
しようとすると、先ずフロントタイヤが潰れすぎて
仕事をしなくなります。そしてリアタイヤがリフトして、、
最初に乗った時、ヘアピン手前で縦に3段飛びをしてから、
少々トラウマです(-_-)
この辺りが、影響してか、
T1、アトウッド、H1のブレーキング開始位置が
100 m基準であり、初期のブレーキ踏力の立ち上がりが
遅くなっています。概算ですが、ブレーキングだけで、
3ヵ所で少なく見積もって1秒はロスしています。
さらに、ブレーキが手前だと持ち込みのボトム速度も
遅くなるので、さらに1秒みたいな大雑把なイメージです。
前半の高速区間の課題は概ねこんな感じで、ここを処置
するだけで2分3秒後半から4秒前半ぐらいにはなってきて、
予選通過が見えてはくるのですが。。
さらに、もう少し、深く考察をすると、単純にブレーキ
開始位置を詰めて、ターンインするではボトム速度が
上がりません。なぜならGY指定タイヤの限界が低い為です。
つまり、スイフトと同じスリップアングルだと、同じようには
走れない訳です。。ここからは、びわさんの私見も大きく入りますが、
スリップアングルを小さくしてタイヤの横Gの限界を上げるには、
リアを飛ばして、瞬間的にドリフト、そしてカウンターで車を
出口に対して縦向きにするのが有効ではないかと気づきました。
特に、ホームストレートに続く最終コーナでは顕著で、
ボトム速度が一気に10 km/hほど上がりました。
但し、ドリフト初心者のびわさん、まだまだ対応が難しくて、
現状だと、下りでリアがブレイクしやすい最終の精度は
そこそこ上がってきましたが、下りだけど速度域が高い
アトウッドなんかはまだ怪しく・・・
T1も、できる時もあれば、できない時もある。
反射速度が必要なリボルバーも、まだまだ。。
しかも、上位勢はリアのタイヤ空気圧を温間で350 kPa以上に
上げていると思われますが、正直そこまで上げるとリアの
ブレイク速度にカウンターが間に合わない為、びわさんは
リア温間300 kPaほどで練習をしています。。
ただ、このドリフト走りが少しできるようになり、
第1戦からは、平均で2秒弱速くなり、気温が低い時の
ベストタイムも更新することができました!
プロや熟練者の指南を素直に聞くことも大事ですが、
一方で、自分のドライビング軸というのをきちんと持っておき、
そこに活かせる形でアレンジしつつ、上級者の動きに繋げて
いくというのが大事な気がします。
いきなりプロみたいな動きはできませんので(-_-;)
まとまりが無くて、申し訳ないですが、今後の為に
もう少しだけポイント解説を追加しておきます。
a) T1はLSD付きならIN付きだがLSD無しなら外に逃がす
b) T2はアクセルオフ曲げでIN付き→ハーフアクセル
→出口CPイメージしてのアクセル全開の3段組み立て
※今後タイムを削るのであれば、序盤を短く
c) アトウッドブレーキング位置100 m看板超えてから
ブレーキリリース早くしてしっかり曲げてドリフト
からのカウンターのイメージでここも外に逃がすライン
d) H1はボトム重視でブレーキング100 m看板超えてから
ロックしそうになったらリリースと同時にフロントタイヤ
早めに曲げ始めてカントにのせてボトム速度を上げる
e) リボルバー進入は右の砂場気持ち数メートル奥から
しっかり曲げて、ハンドル戻して真っすぐに
f) パイパーは奥CPイメージ
g) レッドマンは50 m看板基準で持ち込みボトム上げる
イメージはリリース同時にしっかり切って、制御
入りにくいように逃がす
h) ホッブスはチョンブレでも減速しすぎな気がするので
ノーブレのワイドラインを試してみたい。難しいなら
タッチブレーキ、短い短いするしかない。
i) マイクナイトでアクセルを少し抜いてしまう
タイヤきていたら踏み抜く
j) 最終のチョンブレの短いの精度上がってきた
リア流しからのカウンターで向き変えてIN縁石も
向き変えに使えばCPがどんどん奥の縁石になって◎
どちらかというと絵よりも文章が好きなびわさんですが、
視覚的な動画も置いておきます。
SONYカメラ 2'05"129
GoProカメラ 2'05"494
暑くて、外にずっといると倒れそうでしたので、
しばらく避暑地にもいました(^^♪
びわ