
一昨日に引き続き、落札パーツが着弾しました。
宅配便での発送で、何やらメンバーズというメンバーなので昨日、本日到着のメールが来ました。
良く見ると受取希望時間帯の変更が可能とあったので午前便に変更し、本日11時に着弾、希望時間帯に受領でき、便利な時代になったもんです。
本日、着弾したのは、ヒーターブロアモーターのスイッチ、60年前のクルマでも、

このスイッチでブロアモーターの速度を無段階に調節可能な贅沢な造りです。
固定されていたマスキングテープを剥がすと、

スイッチノブがバラバラに、大丈夫か?
肝心なのは本体の外観と中身、中のスライダック(死語?)と

外観の破損等はなく、銅板のハンダ付けも活きています。
中に接点復活剤を吹き、テスターで可変抵抗の機能を確認すると、おおっ、イケます。

ノブの回転に応じて抵抗値が変化し、エエやないかい。
このスイッチは、ONにすると回転軸先端が発光するギミックが仕込まれています。

勘違いしていて、よくこんな細い電球が存在するなぁと感心していましたが、
通常の電球を側面から挿入する仕組みで、軸先端は電球の光を伝える樹脂?

電球は12V2WのBa9s球のようですが、残念ながら球切れでした。
取説の配線図によると、図の5番がブロアモータースイッチ、12番がブロアモーター、

その電源は可変抵抗回路と、抵抗を通さない最速回路が存在します。
5番のスイッチに4本のターミナルがあり、Ⅰの記号が最速回路、Ⅱが可変抵抗回路、

その下が電源、一番下が電球回路でアースに落ちるようです。
手元にあった280SLの回路図ですが、5番のスイッチに電球は存在しません。

ハーネス色は、Ⅰがgn/rtとあるので緑/赤、Ⅱがgn/geなので緑/黄です。
昨日、クルマ側のコネクタカバーを外して写真を撮っておきました。

緑/赤と、緑/黄のハーネスがあり、電源は黒/ピンク?、茶色が多分アースだな。
スイッチ本体には何とこの識別ペイントがあり、一番上のピンは誤嵌合防止ピン、

その下の右上が緑/黄、対角に緑/赤の識別、この繊細さ、凄いぞメルセデス、
Ba9sの電球を何とかサルベージして仕込み、

安定化電源に接続して電源ON、
少し回すとカチッと電源が入り、ノブの中央が赤く発光しましたが、これ位暗く

しないと視認不可、メルセデスも殺生やな、これで何を確認せえって言うんや?
漏れている光の方が明るいってか?
左が今回の落札品の4本ピン、右が現行の280SL用の3本ピン仕様、

280SL用のスイッチは電球回路がありません。
ウチの250SLは取説とコネクタ側に4本の回路が存在するので、オリジナルはこの照明付きスイッチの筈で、絶対欲しいと願っておりました。
ノブの比較、両方共スモールノブですが、左が落札品で、右がリプロ品、バラバラに

なったノブは、軸を押し込むと、止め輪がクローム部の内溝に嵌って固定できました。
下のネジ部は、落札品はリクローム済のクロームメッキ、リプロ品はアルミ製です。

やはり、落札品のオリジナルの方が圧倒的に外観品質は良いです。
見難いですが軸先端の発光部、使い物になるかどうか?年金生活者には、非常に

リスキーな買い物でしたが、アメリカで販売されている新品価格は何と4.5万円、
今回も新品価格の半額以下で入手できたので、非常に満足でありました。
Posted at 2025/03/08 21:34:19 | |
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