
今日は、久し振りに洗車しました。
昨日の作業で、一応今回のアイドリング不調から始まった顛末は解決しました。
良く考えてみると、今回の顛末は既に夏頃から予兆があり、その後徐々に現象が過大になったと考えられます。
アイドリング不調を調べていた途中で、マスターシリンダーの

フルード漏れが発覚し、サーボとASSYで新品交換しました。
交換時に油圧の継手部分の接続を断っているため、

交換後の漏れがないか良く確認しておきます。
アイドリングが高い状態が続いたデロルトFZD32.28ツインキャブレター、

原因はキャブ側でなく、ヘッドとインマニ間のガスケットからのエア吸いでした。
ウェーバーのような2バレル構造ではなく、完全に独立したツインキャブ、二つの

キャブをリンケージで連動させ、SUよりコンパクトで結構、精巧にできています。
今回のアイドリング不調について、良い経験?をしたので、くどいですがもう一度振り返って内容を残しておきたいと思います。
時期としては、夏迄遡りますが、今年の夏は異常な暑さで、乗るときは常にクーラー全開でした。
何せ小排気量車故、コンプレッサーONすると特にアイドリング時にパワーを食われるため、コンプレッサーONした状態でアイドリングを1100rpm以上に設定していました。
夏場は、アイドリングを下げる必要がないため、むしろ高めで快適に感じていた位です。
8月に車検を迎え、テスター屋でCOとHCの調整をした結果、1600rpmにしないとクリアせず、このときから既にエア吸いが発生していたと考えられます。
8月車検時の内容は
こちら。
その後、9月になってアイドリングを下げようとしましたが、1200rpm以下にならないため、
アイドルジェットの交換をしましたが、改善せず。
この頃以降も、クーラーを使用していましたので、そのまま乗っておりましたが、全くクーラーを使用しなくなって、先月の下旬に
キャブを外して洗浄するも全く改善せず、返って洗浄によって若干回転が上がったような状態でした。
そしてその後もなすすべがなく、持っていた
全く同一のキャブとコンバートしたり、
いよいよ困っていたときに、プロの師匠から二次エアが原因だったら、エンジン始動して怪しいと思われる部分にパーツクリーナーを吹き掛けると回転がガクンと下がるので、場所の特定ができますよと助言いただき、
早速実行してみると見事に回転が下がりました。
場所を特定すると、ヘッドとインマニ間のガスケットの隙間からで、更に分解した結果、
写真の丸いインテーク上側部分が、2ポート両方共、

表面の黒い密着する層が吹き抜けていました。
吹き抜けた原因は不明ですが、通常は負圧が作用する部分なので、ガスケットの老朽により吸い込んだか、逆にキャブが吹き返したときに外に吹き抜けたかと思われますが、吹き返しは、そう頻繫に起こらなかった記憶があります。
原因が分かれば、あとは不具合箇所を交換すれば良いだけなので、先日の交換・修理作業に繋がります。
こんな経験をしたのは初めてなので、究明に時間が掛かり、かなり遠回りをしましたが、無事復旧できて本当に良かったです。
Posted at 2024/12/15 18:57:19 | |
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