
先週、思いついたフォグランプスイッチの電源回路の変更ですが、車検対策のためであります。
27年間のユーザー車検で指摘されたことは、一度もありませんが、本来フォグランプは単独で点灯してはいけません。
という訳で、今日は電源の線を一本作って電源回路を変更してみました。
フォグランプの保安基準上の規定は、
・前部霧灯は、走行用前照灯及びすれ違い用前照灯の点灯状態にかかわらず、点灯及 び消灯できるものであること。
・前部霧灯は、車幅灯、尾灯、前部上側端灯、後部上側端灯、番号灯及び側方灯が消 灯している場合に点灯できない構造であること。
とあります。
従って、この二つの条件を満たすことが必要となり、車幅灯(スモールランプ)が点灯しているときにフォグランプが点灯できる構造でなくてはなりません。
ウチのミニはフォグランプの電源をIGN電源から取っているので、単独点灯します。

ターミナル工具で電源ターミナルを外します。
このまま、放置するとショート

して、危険なので、
この5極コネクタの使用していない

配列穴に挿入します。
で、専用ターミナルをカシメて作った配線を

スイッチの穴から入れます。
ダッシュ下の配線の嵐の中から、以前に追加したメーター用

イルミネーション電源のギボシ端子に繋ぎます。
ライトスイッチをスモールポジションにして、

電源ONとなることを確認します。
IGN電源が入っていた配列穴に

ターミナルを入れます。
上2つのターミナルが使用するイルミネーション電源とフォグランプに繋がります。

下2つは使用しないターミナルで、今回挿入したIGN電源とリヤフォグ用電源です。
スイッチは単純に2極しかありませんので、先程のイルミネーション電源が、

フォグランプのON電源になり、その先はリレーに繋がります。
コネクタとスイッチを合体、

小さな平型端子はスイッチ自体のイルミネーション電源とアース線です。
スイッチ本体を元の穴に戻します。

このスイッチ自体は、本来リヤフォグ用のスイッチでした。
スイッチON、電源は入りません。

この状態が正常です。
2つ右のライトスイッチをスモールポジションにすると、フォグランプ電源ONとなり、スイッチ本体のイルミネーションも点灯、

実はこのスイッチ本体のイルミネーションも保安基準で必要な規定で、「点灯状態を確認できること」に相当します。
ECE(欧州規格)の規定では、オレンジ色はリヤフォグ、グリーンがフロントフォグと決まっているようです。
ヘッドライトのスモールポジションランプと連動して、

フォグランプが点灯するようになりました。
これで、保安基準適合です。
Posted at 2020/07/08 21:02:09 | |
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