
日曜日の悪夢のような出来事から、無事帰還いたしましたが、あれから原因を探るため色々考えておりました。
セルのソレノイドに電源を入れるリレーが怪しいと思ったのですが、配線図を見るとリレーなんてないー。
って事で次の候補に挙がったのが、キーを回す部分のスタータースイッチかな?と考えていたところ、昨日クラブの技術顧問様から日曜日のあの醜態を何処からか聞きつけて戴き、連絡を下さいました。
電話で症状と復旧方法を伝えたところ、一番考えられるのは、インヒビタースイッチですねと教えていただきました。
流石です。
いんひびたーすいっち?
写真がそのスイッチで、エンジンルームの防火壁にあり、ワイヤーでシフトレバーと連動しています。
普段、A/Tに乗り慣れていないため、このスイッチの存在を全く忘れておりました。
エンジン始動できるA/T のシフト位置はPとN、即ち、パーキングとニュートラルポジションです。
この2箇所の位置以外のとき、インターロックを掛けて始動できない状態にするのがこのスイッチの役目です。
中途半端な位置でも、始動できなくなります。
試しに、PとRの途中だとやはり始動せず、丁度、不具合が起きたときと同様な状態になりました。
だとすると、日曜日のあの醜態は、全くもってマヌケな話しです。
各ポジションの位置を確認してみます。

リバースポジション
4速ポジション
3速ポジション
2速ポジション
以上の4状態が、始動できない位置となります。
始動可能な位置は、パーキングポジションと、
ニュートラルポジションの2箇所という事になります。

スイッチ本体に刻印があり、ニュートラル状態でレバーをこの刻印の位置に合わせるようです。
ちなみにスイッチは端子が4極と6極の2種類があるようです。

ウチのは4極でしたが、SLSでは両方共NLAで出ないようです。
一番、陥り易いケースが、信号待ちなどでエンストしたときに始動できない。
実は、ウチのも一回ありました。(そもそもA/Tでエンストすること自体が尋常ではないんですが)
という事で、W113乗りの方、このような事態に陥ったときは、まずこのスイッチを思い出し、落ち着いてシフトレバーをPかNポジションにして再始動して下さい。
ってこんなマヌケな事は、当方以外に、どなたもしていないと思いますが。
ちなみに、スイッチの位置がズレる事もあるようで、このようなときは調整が必要です。
しかし、クラブに入っていて本当に良かったと思います。
今回、教えていただけなかったら、また同じ過ちを犯していたと思います。
Posted at 2016/06/21 22:14:26 | |
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